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受験を控えた大事な時期こそ話しておきたい「生理」の話。受験当日に来てしまったら? 生理痛はどうしたらいいの? 不安を「安心」に変えて大事な日に臨むため、今回は「法政大学中学高等学校」(男女共学)で、中学校の女子生徒のみなさんを対象に「生理痛」に関する特別授業を開催。
一緒に参加したお母さまたちに、中学受験をした当時のお話をうかがいました。
確かな知識! 有名校での特別授業
特別授業では、生理の仕組みや痛みの原因、体や心への影響についてレクチャー。生理痛にまつわるクイズでは、「生理中、湯船につかっていい?」など解答に迷うものも。それでも6問中、すべて正解する生徒も見られ、生理に対する意識の高さがうかがえました。参加したお母さまたちも「女性の先輩」として積極的に参加していました。
後半では、生理痛をやわらげる小中学生用の痛み止め(鎮痛薬)について解説。「バファリンルナJ」の箱を手に取った生徒たちは、「かわいい」と興味深く成分表などを確認していました。
これも運命? 受験母娘のリアルエピソード
「まだ初潮を迎えていないから」と、準備を先延ばしにしていませんか?
実は、「受験当日に生理が来てあわててしまった」という経験談は数多く存在しているのです。参加したお母さまからも、驚きのお話が飛び出しました。
先輩ママのエピソード
受験のちょうど1週間前、娘がインフルエンザにかかりました。これまで一度もかかったことがなかったのに。かかってしまったことは仕方ないと割り切って静養させたところ、受験前日には無事快復。よし!と思ったところで、今度は生理がきてしまったのです。
娘も不安顔でしたので、痛み止めのお薬をおまじないのように持たせました。「もしものときも大丈夫」という安心感につながったと思います。
安心! 今するべき母娘の会話
生理痛がいつ来てもあわてないために、備えておきたいことを紹介します。
母娘で気軽に話そう「生理の話」
まずは、お母さまとお嬢さまで生理痛が来た場合の具体的な対応方法を話しておきましょう。まだ初潮を迎えていないお嬢さまに対しては、「話すことで逆に不安にさせてしまうのではないか」と思われるかもしれませんが、当日に急に来る可能性もあるわけですから、パニックにならないためにもお母さまの言葉で安心させてください。
生理対策グッズで心も体もぽっかぽか
生理用品や痛み止めのお薬、使い捨てカイロなどは、受験日前から持ち歩くようにしておくと安心ですね。生理対策グッズを持っておくだけで心の準備にもつながります。生徒たちから聞いたアンケートでも、「生理用品・生理用の下着・使い捨てカイロなどのあったかグッズを持って受験会場へ行った」との回答がありました。
合格への近道は「安心」
大切な受験でただでさえ緊張しているお嬢さまを、安心させられるのはお母さま。安心できる環境の中での勉強は、合格へ近づくポイントです。話しにくいと思っていても、まずは一歩踏み出してみてください。お母さまからの言葉を、お嬢さまは待っているかもしれません。
お薬えらびQ&A ≪応用編≫
最後に、お母さま方から寄せられた薬えらびに関する質問にお答えします!
- 1回にのむ量は、体の大きさと年齢のどちらを優先すればいい?
- 年齢を優先してください。身長が高くても内臓が育ってない場合もあります。
- 「水なし」でのめるお薬を、
お水で飲んでいい? - 特に問題はありません。一回かんで細かくしてのむなど工夫をしてくださいね。