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【4345467】なぜ東大合格者数上位校は「男子校」「女子校」が多いのか

投稿者: 筑駒   (ID:O322/KsWPYQ) 投稿日時:2016年 12月 02日 21:26

2015年の高校別東大合格者数ランキングを見ると、トップ10のうち実に8校が男女別学校である。20位までを見ても7割が男女別学校だ。

しかし実は全国の高校に占める男女別学校の割合は非常に少ない。平成26年度文部科学省学校基本調査によれば、全国に高校は約5000ある。そのうち女子校は320校で全体に占める割合としては6.4%、男子校は125校で2.5%。男女別学校出身者は絶滅危惧種といってもいいくらいなのだ。

それなのになぜ、東大合格者数ランキング上位校には、圧倒的に男女別学校が多いのか。考えられる理由は大きく分けて2つ。

1つは名門進学校には、戦前から続く伝統校が多く、それらが戦前から続く男女別学校の文化を継承しているから。もう1つは、男女別学という教育スタイルに一定の効果があるから。


戦前から続く伝統校といえば、たとえば開成、麻布、武蔵、灘、桜蔭などが挙げられる。これらの学校がランキングの上位に来ることは、男子校だから、女子校だからということよりも、開成だから、灘だからという理由のほうが大きいように感じられるだろう。

しかし、成績上位校に男女別学校が多いのは日本だけの傾向ではない。イギリスでも韓国でもオーストラリアでも、男女別学校の生徒のほうが共学校の生徒よりも総じて学力が高いことがわかっている。

イギリスの国立教育調査財団は2002年に行った調査結果から、「学力差などもともとの背景要素をなくしたとしても、明らかに共学よりも別学の学校のほうが男女ともに成績が良い」と発表している。

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  1. 【4349990】 投稿者: 論破  (ID:p./OZU2Mos6) 投稿日時:2016年 12月 05日 23:01

    別学有利派は、何も言い返せなくなりましたね。
    起死回生の一手としては、同じ入口偏差値での別学対共学出口比較しかないでしょう。
    さあ、頑張ってデータ集めだ!

  2. 【4358514】 投稿者: 別学派ではありません  (ID:tsy3mMrzKcU) 投稿日時:2016年 12月 12日 18:33

    ちゃんとデータ見ましょうよ。
    関西は京大志向、地方は医学部志向が強いので、進学実績は東大+京大+国公立医で見るのが適当でしょう。

    1灘 2筑駒 3東大寺 4ラサール 5甲陽
    6開成 7大阪星光 8久留米附設 9栄光 10広島学院

    共学は久留米だけ。関東だけでなく、全国的に別学が優位ですね。
    これは「率」のランキングですが、人数でも別学優位は変わらないはず。
    学校数では共学校が圧倒的に多い中で、この実績を見ると別学に行かせたい親が多いのはわかります。

  3. 【4358516】 投稿者: 違いますよ  (ID:Hvlsity286Q) 投稿日時:2016年 12月 12日 18:38

    男子校優位です。
    SS筑駒>α2>SS桜蔭

  4. 【4358553】 投稿者: だから  (ID:wrSfgFxgqHU) 投稿日時:2016年 12月 12日 19:12

    まぜこぜじゃなく、関西の学校の京大ランキングを見るんだって。
    東大ランキングで関西系は灘だけでしょう?
    関東からわざわざ京大を受けにいく生徒が少ないのと同じ理屈なんだってば。

    極端なことを言えば、東大とハーバードの合格者数を足した日米の高校ランキングを出すようなものですよ。
    アタマ大丈夫?

  5. 【4358586】 投稿者: うぷぷ  (ID:xR3WImEZVlA) 投稿日時:2016年 12月 12日 19:57

    二番手大学の実績で、二線級ばかりの共学校上げする手法ね。
    なかなかせこくて、ス・テ・キ(ハート)

  6. 【4358675】 投稿者: 筑駒  (ID:bs74Hb/LqiY) 投稿日時:2016年 12月 12日 21:08

    アメリカのバージニア大学は2003年、「男女別学は性別による固定概念を打ち崩しやすいが、共学はそれを強化する」と発表している。一見逆説的だが、よく考えてみれば理由は単純。

    共学校においては、「男性は男性らしく、女性は女性らしくあれ」という、既存社会からの暗黙のメッセージが教室に入り込みやすい。現在の社会にある「男女不平等な既成概念」すなわち「ジェンダー・バイアス」の影響を受けやすいのだ。

    しかし、男女別学校にはジェンダー・バイアスが入り込む余地がない。無理に男らしく振る舞う必要も、無理に女らしく振る舞う必要もない。

    このことは、卒業後の進路にも影響を与える。イギリスの国立教育調査財団の調査によれば、「女子校では、女性らしい教科や男性らしい教科という固定概念にとらわれにくい」とのこと。日本でも、多くの女子校で、理系に進む生徒の割合が、世間一般のリケジョの割合よりも多い。

    男女別学校においては、男女ともに成績が向上しやすいだけでなく、「ジェンダー・バイアス・フリー」でもあるのだ。

    男女別学か共学かの議論は、ジェンダー論だととらえられがちが、実はこの議論を突き詰めていくと「学校にどこまでの機能を求めるのか」という話に行き着く。もともとは大家族や地域社会が担ってきた、異性とのコミュニケーション能力育成の場としての役割を、学校がそっくりそのまま引き受けるべきなのかどうか。これは社会が学校に求める機能に関する問題であり、本来ジェンダー論とは別次元の議論されるべき事柄だ。

    また、「これからは多様性の時代。同性だけの集団で学ぶことは時代に即さない」という表層的な論理を盾に、男女別学校の存在を否定するような風潮こそ「教育の多様性を損なう」という矛盾も指摘しておきたい。

    おおた としまさ
    教育ジャーナリスト
    麻布高校卒業、東京外国語大学中退、上智大学卒業。リクルートから独立後、数々の教育誌の企画・監修に携わる。中高の教員免許、小学校での教員経 験、心理カウンセラーの資格もある。著書は『名門校とは何か? 人生を変える学舎の条件』『男子校という選択』『女子校という選択』『進学塾という選択』など多数。

  7. 【4360072】 投稿者: でもさ  (ID:94OS0JBwoTQ) 投稿日時:2016年 12月 13日 20:16

    家庭科やってなかった男子校たくさんあったよね。

  8. 【4360143】 投稿者: ありましたね  (ID:4JNjzE3k3F.) 投稿日時:2016年 12月 13日 21:20

    >家庭科やってなかった男子校たくさんあったよね。

    家庭科があっても料理とか裁縫といった実習はなくて、申し訳程度に家庭理論みたいな?ものしかやっていない学校がありました。
    その男子校の文化祭で貰った前年の募集要項を見て、記載されていた指導内容に軽く失望したのを覚えています。
    別に実習することがすべてとは思いませんが、その学校の男性の家事への参加に対する考え方を垣間見た気がして。
    (その他はパーフェクトな学校です。)
    今子供が行っている学校はその点ばっちりやらせてくれます。
    あ、こちらも男子校です。

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