前回は「受験における母の支え」をご紹介しました。
うちの母の子育ての仕方について皆様からたくさんのご質問をいただき、ありがとうございました。
そこで今回は、我が母に「子育てルール」について直接、聞いてみました。
美紀：今となって振り返って、お母さんの考えてきた「子育てルール」について聞いてみたいのだけど。
母：うーん、そうだな、とにかく、自主性を育てることが大切だって思ってきたかな。とにかく自立した強い人間になってほしいと思って子育てをしてきたと思う。
例えば、朝は親が子どもを起こすことはしない。自分で努力して朝起きるようにならなければならない。洗濯や掃除なども、自分でやる。失敗してもいいから、なるべく親は手を出さないなどね。人を頼らず、自分で解決できるようにって―。
親が強制的に何かをしろ、といっても子どもは伸びないわけだし、子どもが本当に何かをしたいと強く願えば、それは絶対にかなうと信じさせてあげたいからね。何をしたいかを親が一緒にみつけてさえあげればいいかなって。壁があったとしても、その自主性と可能性が伸ばせるなら、応援し続けたいって思ってきたの。
と言う母はさらに続けます。
母：親としては「カーテン」のような存在でいられればいいかなって。
子どもをいつも見守っていて、口出しや手出しはせず、子どもが道にそれそうになったり、親に助けを求めたりした時にだけ、子どもを正しい方向に導けるようにしていきたいと思って子育てをしてきたつもり。