年齢の異なる男子が集まる本校は、先輩が後輩の面倒をみることで成長し、後輩が先輩の姿を見て成長します。とりわけ部活動や行事にはリーダー教育のエッセンスが詰まっています。1925年開設の臨海学校で中1の世話をするのは、各クラブから泳力と指導力の評価で選抜された高2の補助員。責任感と誇りをもって後輩の指導に当たる彼らの姿は中1の見本となり、4年後の補助員を育みます。1万人を集める文化祭では、高2の文化祭実行委員長が、全校生徒1700名を束ねて運営します。人気のウォーターボーイズも、学年・クラブを越えた混成チームを上級生がまとめ、毎年、多くの感動を生んでいます。

また、昨年スタートした「エンパワーメント・プログラム」はグローバル時代のリーダー育成を目的とした校内研修。カリフォルニア大学の学生を招き、議論・企画・発表を英語で行うこのプログラムは、中3から高2の希望者対象の、一貫校ならではの研修です。

緑あふれる広大なキャンパスと充実した施設の中で、「さわやか・はつらつ・ひたむき」をモットーにスクールライフを送っています。クラブ活動では自分たち専用の施設でのびのびと活動し、多くのクラブが県大会や関東大会、全国大会などで活躍しています。

学習面では英国数理社の5教科で習熟度別授業が行われ、2年次には高等学校の学習内容を先取りするコースも設置しています。また、学力補充とは別に、自分の興味関心に応じて選択できる「松陰セミナー」を多くの生徒が受講しています。

さらに、コミュニケーションを重視しながら豊かな人間性を育むESPの授業や海外姉妹校との交流をなどを通して、21世紀にふさわしい青少年を育てます。