生徒一人ひとりの個性を、担任だけでなく中学校教員全員で理解し指導する。これが武蔵野中学高等学校の基本的教育姿勢です。中学生という時期はまだ得意不得意がはっきりとしていて、能力的に差が生じてしまうこともあります。一人ひとりにあった指導を本人が理解するまで徹底する、これはなにも学習面ばかりではなく、生活面全般を通して全教員が心掛けていることです。気になることがあれば担任だけでなく、全ての教員がその子に対して声を掛ける。状況を把握したら他の教員全員でそれを共有する。そうすることで生徒たちに常にたくさんの先生たちに見守られていることを意識させ生活面全般にも活かしてもらっています。
また、秋の林間学校では生徒一人ひとりの「いいところ」を表彰する「いいとこ大賞」を実施し、他を意識し認め、思いやる心を育みます。これらは全て、本校校訓である「他者理解」の精神に基づいたものであることはいうまでもありません。

國學院高校には多くの生徒が通っていますが、その一人ひとりの進路希望を実現するための、きめ細やかな学習指導体制が整っています。基礎から応用まで、生徒の学力に合わせた各種の講習や補習はもちろん、担当教員の丁寧な面談や進路指導で、学習のモチベーションを向上させます。また、主要教科を中心に小・中テストをこまめにテンポ良く実施することで、目標をもって効率的に学習が進められるよう指導しています。生徒のつまずきにも速やかに対応し、生徒が苦手意識を克服できるまで粘り強く寄り添います。また、受験を控えた3年生になると、平日の6時限目（文系は火曜5時限目も）は1コマ50分の選択講座になっており、生徒はそれぞれ強化する必要がある科目を選んで受講できます。さらに、生徒が職員室で気軽に質問できる雰囲気があるのも、教員と生徒の距離が近く、家庭的な校風をもった本校ならではの特徴です。

希望制、指名制、エクストラスタディ、講習会、入試対策講座など、基礎学力の定着から受験対策まで、たくさんの学習サポートを生徒が利用しています。今年からは、さらなる基礎学力の定着と英語力の向上を目指し、公文の教材を取り入れた講習や、英単語学習システムのDIGを導入させました。様々な取り組みとともに、自ら考え行動する力（考動力）を行事を含めた学校生活の場で、生徒主体を大切に未来を切り拓く力を育てていきます。３月に高校を卒業した生徒は、その学校改革が始まった一期生。取り組みが実を結び、大学進学実績を飛躍的に向上させる結果を残してくれました。「あなたの夢」を手塩にかける教育でサポートしていきます。

「いかにより善く生きるか」一人ひとりがその答えを明確に意欲的に見つけられるよう、教育プログラムの一つである「ライフ・プランニングプログラム」では社会を知り、自然を知り、自らの人生観や幸福観を創造し、社会で必要となるスキルを身につけ、ビジョンに向かう強い精神力を養います。専門のキャリアコンサルタントとの面談など、より具体的に将来を見据えることができます。大学受験サポートとしての「校内予備校」は受験プランや日々の学習、受験生ならではの悩みにも対応し、受験が終わる最後の日まで徹底的にバックアップをし、生徒一人ひとりの目標大学の合格へと導きます。

男女共学で120名。東京都でも最も小さな学校の一つです。中学1、2年生は30名4クラス。高校2、3年生も文理コースに分かれて2クラスずつとなります。中学3年、高校1年生は3クラスになりますが、ここから英語と数学の習熟度別4クラスに分けた授業(各6時間)が始まります。また、中学1年生では昼食はお弁当が基本ですが，担任の先生も教室で一緒に食べ、一緒に語らいながら過ごし、何かあったらすぐに相談できる雰囲気をつくっています。そして一日の終わりは、Self Study time。ここで学習のまとめをし、家庭学習をつなぐ時間です。「卒業しても聖に来ると、一番落ち着くね」と言っています。それが聖ヶ丘です。

淑徳巣鴨には、満足度の高い授業や講座に加えて、勉強に前向きに取り組む仕組みがたくさんあります。
例えば、サタデーサンデークラブ(SSC)です。SSCとは土・日曜日を利用した自学自習教室です。友人たちと集中して勉強に打ち込むことができ、試験でも力を発揮することができるため、「やればできる、できるから楽しい」という良いサイクルが生まれます。
また、生徒達はチャレンジノートを毎日提出します。これは、1日の生活記録と家庭学習を行うもので、担任は全員のノートにコメントを記し、学習の理解度を把握します。勉強面だけでなく、心の変化にも気付くことができ、担任と生徒の良いコミュニケーションツールとなっています。