自然あふれる神奈川の学校特集

横浜市、川崎市、大和市を中心に神奈川県から、そして町田市を主とする東京都内からも生徒が集まる聖セシリア女子中学校・高等学校は、カトリックの精神に基づく、80年以上の歴史を誇る伝統校。建学以来、生きる意味と学ぶ意義を考え、お互いを尊重し合い、人間らしく生きる心の成長を教育理念としています。

心の教育では、オリジナル教材を使い平和学習、外国事情、女性史、自然科学史といった本校ならではの教養を学ぶほか、信頼関係を築くコミュニケーション学習として、自己表現の中で互いを認め合う「エンカウンター」体験も取り入れています。

学習面では、1クラス32名の細かな指導を実施。その結果、国公立・早慶上理・GMARCHなどの難関大学への多数合格を、生徒の希望に沿った医学部、薬学部、工学部、音大、美大、体育大、女子大などの「一人ひとりのための進路」も実現し続けています。英検取得やGMARCH以上の合格に向けた“英語ゼミ”や“土曜講座”などの英語教育も、このような進学実績に結びついていると言えるでしょう。また本校の魅力のひとつに、創立80周年を記念し開講した希望制の校内バレエ教室があります。生徒はいつでも入会が可能で、外部より講師を招いて本格的なレッスンを実施しています。人格の礎となる6年間に、幸せな女性を目指す豊かな人間を輩出する本校。2014年3月の卒業生アンケートでも、ほぼ全員が「入学して良かった」と答えるほどの高い満足度が自慢です。

桜と銀杏の並木道、芝生の中庭と校内に緑があふれる横浜翠陵中学・高等学校。横浜市内を中心に、川崎市、東京都内からも多くの生徒が通います。2011年に共学となってからは、“考える力”と“挑戦する心”を育てる「Think&Challenge!」をテーマに掲げた教育を始めました。そして、高校1期生は国公立大学やGMARCHなどの難関大学への合格者が、それまでの約８倍になるなど、大学合格実績が飛躍的に伸びています。

本校では、確かな学力を身につけるために、「Desire(興味喚起)」「Understand(理解)」「Trainning(訓練)」の3つの学びのプロセスを実施。今年度から理系プロジェクトを立ち上げ、セミナーや実験、研究室訪問など、理系に対する学習意欲や理解力を高める教育を行っています。また、朝は脳のウォーミングアップのために、10分間の計算演習や朝読書も実施しています。

そして、高校では、高1から国公立大学や難関大学の受験対策を取り入れた特進コース、30単位履修する英語と第2外国語や世界各国の留学生と英語で授業を受けるイギリス海外教育研修など実践的な英語力が身に付く国際コース、多彩な選択科目から志望大学の入試形態に合わせた科目を集中的に学べる文理コースの3コースを展開。お子さまの希望する進路をサポートできるカリキュラムが揃っているのも、本校の魅力です。

今年、創立71年目を迎えた鎌倉女子大学中等部・高等部は、伝統と落ち着いた雰囲気があります。礼儀・礼節を学ぶ「立居振舞講座」や茶道部の活動が行われる56畳の和室、規律正しい振る舞いも培われ精神鍛錬の場にもなる弓道場など、日本文化を感じられる施設の他、昇降式室内温水プールや人工芝のグラウンドなどの先進的な設備が整っています。

伝統を重んじ、「ぬくもりのある心の教育」を大切にしながらも、生徒一人ひとりの「なりたい自分探し」を実現するために、現在、様々な学校改革を進めています。その1つとして、授業の質をより高めるために、今年から新たに「世代間主導体制」を導入し、鎌倉女子大学中等部・高等部の教育が大きく進化しました。

「世代間主導体制」とは、ベテランの先生のノウハウを若手の先生に伝え、先生による授業内容のレベルの差をなくし、どの生徒にも質の高い安定した授業を展開するための体制です。経験豊かなベテランの先生と若手の教科主任がペアとなり、担当教科の指導法をリードして、授業プランを考えていきます。この「世代間主導体制」は、重点科目と位置づける、国語、英語、数学、理科で導入し、国語では読解力、判断力、表現力、英語ではコミュニケーション能力、数学では、論理的に考察し、表現する能力、理科は観察力、思考力、応用力の育成を目指します。

高度情報化、グローバル化など激しく変化する現代社会を生き抜くためには、「確かな学力」を身につけることが大切です。本校では「チェンジ・チャレンジ」を合言葉に、伝統を守りつつも、新たな挑戦を試み、社会の第一線で活躍する女性を育てていきます。

横浜駅から最寄り駅まで約7分という、神奈川県でも通いやすい立地にある横浜創英中学・高等学校。本校では、「考えて行動できる人」を建学の精神とし、英語と数学に力を入れたカリキュラムを実施しています。

中学では、数学は習熟度別に合わせた授業を行い、中3の3学期からは高校の内容も学んでいきます。英語は、習熟度別授業だけでなく、中1では週3日、ネイティブの先生による20分間の英会話プログラムを取り入れ、楽しく英語に触れ合う時間も確保。また、総合学習や体験プログラム、学校行事などを通して体験したことを文章にして記録していき、中学3年間で一番印象に残ったことを発表して、プレゼンテーション能力を高める卒業発表も行っています。

高校では、志望大学別に3つのコースに分かれ、受験対策をします。国公立大学や難関私立大学を目指す特進コースでは、高1から5教科7科目のセンター試験に対応。週3日の7時間授業、週2日の放課後講習と、基礎学力の定着から実践的な応用力までを身につけます。難関大学を目指す文理コースは、高2年から文系理系に分かれ、生徒一人ひとりの進路に合わせたカリキュラムを学ぶことができます。普通コースは、さらに多様化する進路に合わせ、音楽系、美術系、体育系、幼児・保育系、介護・福祉系、看護系、情報系などの進学先にも対応できるコースです。

生徒に自信と目標を持たせ、「新しい夢へのチャレンジを」応援していきます。

湘南から未来へ ～社会に生きる人々から学ぶ「豊かな体験と交流」～
風光明媚な湘南・鵠沼に誕生して80年、快適な通学・校舎環境を得た湘南学園は、創立以来教職員と父母の手で運営されている「家族的な雰囲気に包まれた明るく和やかな男女共学校」です。昨年12月に「ユネスコスクール」への加盟。四半世紀に渡って実践してきた総合学習の成果を土台にして、社会に生きる人々から直接学ぶ機会を大切に、「湘南学園ESD(持続可能な開発のための教育）」の充実をはかっています。また、「グローバル市民の育成」を積極的にめざし、何度でも参加可能型の海外セミナーを拡充しも「学内国際交流体験」も柔軟に実施。生徒主体の学校行事も軸に、沢山の出会い・ふれ合いを通じて主体的に考え行動できる豊かな人間力を育みます。

相模大野駅より徒歩10分の立地ながら、東京ドーム４個分のキャンパスでは、桜並木、梅林の下を生徒が登校し、紫陽花・金木犀・水仙と、四季の花々に囲まれて学校生活を送ります。春は「百年桜」の前でクラス写真を撮影。文化祭は黄金色の銀杏並木を背景にパレードが行われます。また敷地内では、近年減りつつあるカントウタンポポ(在来種)が生息し、理科では外来種との比較を観察。また科学部は敷地内のタンポポのDNAを解析し、在来種・外来種の生息分布マップを作成するなど、キャンパスそのものが学びの場です。散歩道のビオトープには、カエルやカルガモが姿を見せるなど、自然の息吹に囲まれた学園で、心豊かな6年間を過ごします。

神奈川は都心からもほど近く交通便利ですが、海や山などの自然が豊かなところです。本校も緑豊かなキャンパスが自慢です。図書館の大きなガラス張りの窓からは、学校の裏手から金沢や鎌倉まで連なる山々の四季の光景が一望できます。本校のキャンパスも66,000平方キロメートルの敷地の中に、HR教室の入る本校舎や美術室、音楽室、理科実験教室などの入る特別教室等など、各種施設がゆったりと配置されています。 山手学院では自然豊かな環境の中、男女共学で自由な校風、開校以来の伝統をもつ体験型の国際交流プログラム、種類豊富で活発な部活動など充実した学校生活を送ることができます。ぜひ一度ご来校ください。

日本の近代を開いた神奈川の進取の気風と国際社会とのつながりという伝統を受け継いで、橘学苑中学校・高等学校では「大地に足をつけ、世界につながる創造的な人間の育成」をめざす教育を行っています。中学では「世界との出会い」や「自学自修の時間」を通して身につけた好奇心や自主自律の心が、はつらつとした中学生を育てます。高校には1年間ニュージーランドへ留学する国際コース、特進と総合進学クラスがある文理コース、豊かな感性を磨くデザイン美術コースがあります。全員が受験する英検やコースに分かれて行う海外研修旅行を通じて、グローバル社会で活躍し未来を担う個性豊かな人材を育てます。

東京ドーム3.8個分の広さを有する本校では、隣接する日本大学の生物資源科学部の特色を活かした教育が実践されています。農場実習で育てた作物が食卓に並んだり、食肉加工を通して「命」をいただくことを学んだりと、教室での授業とはまた違った発見ができます。大学生とふれ合ったり、大学の雰囲気を先取りできたりする環境は生徒たちにもプラスとなっており、豊かな人間性を育んでいます。キャンパスは最寄り駅からも近く、大学を通って登校できる、安心の通学路です。多くの生徒が1時間近くかけて登校しており、いろいろな地域に友達ができるのも魅力の一つです。また学習面でも長年培ってきた高校の特進クラスの実績もあります。

本校は1947年に横須賀市に設立された中高一貫のミッションスクール。1963年に鎌倉市城廻に移転し、現在、中高6学年24クラスが「神の み前に 清く 正しく 愛深く」のモットーのもと、緑豊かな小高い丘の上、玉縄城の跡地に建つ校舎で学んでいる。中学1年で行う学校敷地内での理科の野外学習や、屋上で地形を確認する地理の授業はこの立地条件の賜物。
200ｍトラックのある第一グラウンド、ソフトボールができる第二グラウンド、テニスコート(ハード系サーフェスコート3面と人工芝2面)等の施設も充実。湘南の海風、箱根の山々から富士山までを一望できる恵まれた環境は明るく伸びやかな校風を育み、生徒達は充実した学校生活を送っている。

○理科におけるフィールドワークの実践「Tamalogy(タマロジー)」
多摩川、多摩丘陵はカリタスのフィールドです。理科では、これらの自然に触れ、学ぶことをTamalogy(タマロジー)と名付け、総合的に取り組んでいます。
中学1年では河原の植物観察、中学2年では水生昆虫の観察、そして、中学3年では生田緑地での地層観察を実施しています。

○奉仕活動でも…
また、これらの豊かな自然は、教科活動以外にも生かされています。例えば、奉仕活動の一環として、河原の清掃活動、里山の整備活動などを実施しています。昨年度は、麻生多摩美(あそうたまみ)の森にて、木の間伐、草刈り等を体験しました。