ティームティーチングの英語授業が充実 女子聖の中1英語

ティームティーチングの英語授業が充実 女子聖の中1英語

inter-edu’s eye

女子聖学院中学校高等学校(以下、女子聖)の英語教育は、生徒が語るべき言葉を持ち、その言葉を英語で表現できる力を養うことを目的としています。今年度より中1の英語授業が変わると聞きつけ、授業見学と先生インタビューを敢行。新しくなった英語教育をご紹介します。

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ネイティブ教員との授業が増加

英語科の山﨑洋子先生にお話をうかがいます。

英語科の山﨑先生
英語科の山﨑先生。中1のクラス担任を務めています

インターエデュ(以下、エデュ):今年度からの変更点を教えてください。

山﨑先生:生徒が生の英語に触れる機会を増やそうと、日本人教員とネイティブ教員とのティームティーチングの授業を週2コマ増やしました。同時に、習熟度別の英会話の授業も、ネイティブ教員2名によるティームティーチングへと変わりました。

エデュ:どんなときティームティーチングの良さを実感しますか。

山﨑先生:本校では、英語を耳で聞いて声に出す、音を優先した英語教育を昔から行っています。ネイティブ教員との自然な会話の中で、より実践的に耳を使い、声に出す学びを深めることができます。先生が示す異文化に対しても興味関心を寄せているようです。また、生徒が発表したとき、日本人だと気がつかない細かい部分までチェックしてもらえますね。生徒はネイティブ教員からフィードバックをもらえると、自分のチャレンジを受け止めてもらって、とてもうれしそうです。

エデュ:そのほかに変わった点はありますか。

山﨑先生:3つあります。1つ目は、生徒が1人1台タブレットを所有し、英語学習でも活用するようになったことです。自宅でダブレットを開き、電子教科書で予習・復習、音読練習ができるようになりました。また、e-booksで読んだ絵本や本の読書感想もアプリ上で記録しています。
2つ目は、「英語」と「英会話」の授業を連動させたことです。具体的には、「英語」の授業で練習した表現を使って、「英会話」でネイティブ教員と1対1でやり取りをします。先日は、生徒が好きなものや人を撮影し、タブレットに保存した画像をネイティブ教員に見せながら英語で紹介しました。ネイティブ教員が紹介するものや人に対しても、即興でリアクション、質問をして会話を広げます。
3つ目は、検定教科書に加えてZ会「New Treasure」という教科書の導入です。文法を体系的に学び、よりスムーズに高校英語につなげることを狙いとしました。

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Face to Faceで楽しくペアワーク

エデュ:山﨑先生は英語指導にあたり、どのようなことを意識していますか。

山﨑先生:私は長いこと高3生を教えてきて、今年度から久しぶりに中1生を担当することになりました。高校で指導していると、中学の英語がいかに大切かを実感します。だからこそ、英語を使って人とつながることが楽しいと思ってほしい。英語を好きになってほしい。そのうえで、少しずつできることを増やしていけるように気を配っています。もっとこうなりたい、という生徒の努力に伴走していきたいです。

エデュ:生徒が英語を好きになるために、どのような工夫をしていますか。

山﨑先生:英語が苦手な生徒はいても、みんな友達と話すことは大好きなんです。友達をたくさん作りたいし、自分のことを知ってもらいたいと思っているので、その気持ちを大切にして、「あなたの好きなものを、すてきな言葉を使って表現してみよう!」と、英語の学びに活かしています。質問文カードを作成してクラスメイトに質問したり、ペアで音読練習をした後、相手の良いところを伝え合う”褒め褒めタイム“を実施したり。教室をポジティブな雰囲気に満たして、楽しく発言できるように努めています。

ペアワークでにぎわう教室~授業見学レポート

山﨑先生とALTのサラ先生
山﨑先生とALTのサラ先生。一般動詞について学びます

見学したのは、山﨑先生とサラ・トレバートン先生による「英語」の授業。何度もペアワークを行い、「英会話」の授業かと思うほど口頭練習を繰り返していました。

授業の様子
授業の様子
授業の様子
授業の様子
授業の様子
授業の様子

サラ先生に女子聖の授業について聞きました。

I love team teaching at JSG! Everybody here is so kind, organized, and easy to work with. I love helping in Miss Yamasaki’s classes because she always makes the students laugh and smile and it is such a positive experience. Of course, the students are the best part.
It is great for me as a teacher to see how other, more experienced teachers manage their classrooms. I always get so many ideas and I feel like I have so much to learn from everybody here. Miss Yamasaki is an amazing teacher and I feel very lucky to be able to help.

山﨑先生とALTのサラ先生
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活躍する自学ノート

エデュ:学びがブラッシュアップされる一方で、変わらずに続く取り組みはありますか。

山﨑先生:生徒の自主性を伸ばすことを目的に、英語用の自学ノートを作り、生徒が毎日1ページ以上取り組んで週に1回提出しています。学年によって名称が異なり、今の中1生のものは「レインボーノート」と名付けました。中学生のうちはスペルをきちんと覚えるためにノートとペンを使うことも大切なので、レインボーノートを活用しています。

エデュ:生徒はどのようなことを書き込むのでしょうか。

山﨑先生:最初に、学習レベルと学習内容は示しましたが、基本的には生徒自身が狙いを定め、何をやるか決めています。テスト対策をする生徒もいれば、ネイティブの先生に質問したいことを事前に書いて練習する生徒もいます。自分自身に対する励ましや注意コメントをイラスト付きで書いたり、そのときの気持ちを英語で書いてみたり、さまざまな工夫が見られます。中には、6月にアジサイは英語で何と言うのか調べ、それをきっかけに英語の花言葉を調べて書く生徒もいました。
生徒の表現の豊かさや創造力に感心することが多く、毎週提出されるたび、一冊一冊読み込んでしまいますね。ノートから生徒の様子が垣間見え、ここぞというときに私もメッセージを書き込めるので、私にとって生徒との関係性を築く良いツールになっています。

授業の様子

エデュ:今後、授業に取り入れたいものはありますか。

山﨑先生:生徒が先生役を務める「スチューデントティーチャー」です。本校では、礼拝係など生徒が前に出て進行する機会が多いので、親和性が高いと思います。また、オンラインで海外の中学生との交流もしたいですね。生徒には、街で困っている外国の方がいたら自ら声を掛けてあげたり、さまざまな文化背景を持つ方とも仲良くできる、優しさを伴うコミュニケーションができる人になってほしいです。

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編集者から見たポイント

“聞く”“話す”が詰まった中1の英語授業。身振り手振りを加え、表情豊かに会話文のペアワークを楽しんでいた生徒と、生徒の声に耳を傾ける山﨑先生とサラ先生の姿が印象的でした。
これから毎月開催される「Jr.Workshop」は、サラ先生をはじめ、女子聖のネイティブ教員が参加する体験型のイベントです。女子聖の英語教育に触れる機会ですので、興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。

イベント日程

イベント名 開催日 時間
Jr.Workshop&ミニ説明会 2021年9月18日(土)、10月23日(土)、11月27日(土) 10:30~11:45
申し込みはこちら ≫

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