次世代の“高大連携”を目指す神田女学園

次世代の“高大連携”を目指す神田女学園

inter-edu’s eye

革新的な女子教育校として知られる神田女学園中学校高等学校(以下、神田女学園)が多言語教育とともに注力しているのが“高大連携”です。多くの学校が推進している高大連携ですが、神田女学園では独自の方針を基に「広域高大教育連携」を掲げています。その内容について、校長の宗像諭先生に詳しくうかがいました。

神田女学園公式サイト ≫

高大連携の目的は、「指定校推薦枠の拡大」ではない

神田女学園では、神田外語大学、順天堂大学、オーストラリアのマッコーリ大学など、海外を含めて10大学との高大連携協定を結んでいます。革新的な多言語教育などに積極的に取り組む神田女学園には、全国の大学から高大連携の誘いがありますが、やみくもに協定は結ばずに親和性の高い学校に絞り、各大学と深い関係性を結ぶことを大切にしています。

神田女学園が取り組む「広域高大教育連携」とは

高大連携はイコールで指定校推薦枠の拡大というイメージがありますが、神田女学園ではこれはイコールではありません。「本校の教育方針と親和性が高いか、また、各ジャンルでトップの学習環境が備わっているかを重視しています。また、首都圏以外の大学も視野に入れることで、本物の教育環境を求めた“広域高大教育連携”を実現しています」(宗像先生)
知名度よりも各分野でナンバーワンの教育環境がある大学を選び、高大連携を結ぶのが神田女学園の目指す「広域高大教育連携」なのです。グローバル化が叫ばれている現代社会で、国内のグローバル化として日本各地の素晴らしい大学と連携をして生徒の学びを広げていきます。

なぜ“広域”が重要なのか

「生徒の多くは、首都圏在住者です。地方にある各ジャンルのトップ大学でじっくりと4年間学び、高い知識と技術を身につけた後で、“地元の優良企業に就職する”もしくは“都心で就職して大学の学びを活かす”という選択肢がありますが、もともと首都圏在住者であれば、東京に戻ってきて就職をしやすいという選択肢を得られます」(宗像先生)
広域の高大連携を結ぶことは、都心にない充実した施設やキャンパス環境で生徒たちが学ぶ選択肢を与えることにつながるのです。

広域高大教育連携によって深まるキャリア教育 ≫

優れた学びの環境を誇る“広域高大教育連携校”の数々

神田女学園の広域高大教育連携校にはどのような大学があり、どんな学びがあるのでしょうか。特徴ある教育連携校をご紹介します。

女子栄養大学

■大学の特徴
1933年の開設以来、88年の歴史と実績のある、多彩な食のスペシャリストを育成する大学です。管理栄養士の国家試験合格者は全国第1位(2021年3月卒業生)。栄養士資格を持つ臨床検査技師や家庭科教諭、スポーツ栄養の専門家の養成など、栄養に関する分野において充実した学びが得られます。
■教育連携校での学び
・教育実習の受け入れやオープンキャンパスの参加など身近なロールモデルを知る
・保健医療分野を目指す学生への模擬講義の実施(大学訪問・高校生向けの講義の実施)
・栄養学のイマージョン講義のサポートを通じて本物の「栄養学」や「食」に関する学び
・運動部の保護者と生徒を対象にした「スポーツ栄養学講座」の実施
など

女子栄養大学との連携の経緯をもっと詳しく見る! ≫

大阪女学院大学

■大学の特徴
「THE(タイムズハイヤーエデュケーション)世界大学ランキング 日本版」で、国際性部門において、全国4位のハイレベルな英語教育を実施している国際色豊かな大学です。留学生の受け入れは学年で約1割。ネイティブスピーカーの教員も多く、英語を使った授業数が多いのも特徴のひとつです。
■教育連携校での学び
・オープンキャンパスや相互交流を通した国内での多様性の理解
・SDGsのテーマをベースとした共同研究やアドバイス
・第二外国語(中国・韓国・フランス)を学ぶ生徒と学生間のワークショップ
など

神田女学園と大阪女学院が高大教育連携を結んだときの様子。大阪女学院は、グローバル視点に立った言語教育や、ICTによる先進的な取り組みに力を入れている大学として注目されています
神田女学園と大阪女学院が高大教育連携を結んだときの様子。大阪女学院は、グローバル視点に立った言語教育や、ICTによる先進的な取り組みに力を入れている大学として注目されています
大阪女学院大学との連携の経緯をもっと詳しく見る! ≫

北海道医療大学

■大学の特徴
広大なキャンパスと最先端の医療施設を有する全国屈指の総合医療系大学。看護・薬学・歯学・医療技師関係と、医療系の学部の種類が豊富です。保健と医療と福祉の連携・統合を目指す創造的な教育を推進し、国家資格取得のための指導だけではなく、真の国際医療従事者になるための教育も行っています。
■教育連携校での学び
・高校の「高度教養コース・メデイカルテクノロジークラス」との教育提携
・医療、看護の現場で行うワークショップ
・国内グローバルを知るための相互訪問
など

北海道医療大学は、道内で重要な医療拠点の1つ。神田女学園の「高度教養コース・メデイカルテクノロジークラス」のキャリア教育や医療系大学への進学の面で大きな意味を持つ高大教育連携校です
北海道医療大学は、道内で重要な医療拠点の1つ。神田女学園の「高度教養コース・メデイカルテクノロジークラス」のキャリア教育や医療系大学への進学の面で大きな意味を持つ高大教育連携校です
北海道医療大学との連携の経緯をもっと詳しく見る! ≫

編集者から見たポイント

国際教養コースや高度教養コースなど、高校に新しいコースが誕生した神田女学園では、医療、栄養、語学で実績を出している大学との教育提携により、キャリア教育がさらに充実し、生徒の進路の幅も広がっていくでしょう。神田女学園と親和性の高い、“次世代の教育”を実施している大学で学ぶことは、生徒が社会に出たとき、実力に直結すると思いました。

神田女学園公式サイトはこちら ≫

このページをシェアする

連載コンテンツ

神田女学園×大妻中野 “多言語教育”でグローバルな視野を広げる次世代の女子教育校

先進的な多言語教育を実践する神田女学園と大妻中野。神田女学園の校長・宗像諭先生と大妻中野の校長・野﨑裕二先生の対談をお届けします。記事を読む≫

ダブルディプロマプログラム1期生が語る充実の留学生活

昨年度、取材をしたDDP1期生のアンナさんに2年間の留学を終えての思いをうかがいました。更なる1年間の留学で得た経験や英語力に迫ります。記事を読む≫

次世代の留学制度・DDPで人生の可能性を広げる

独自の留学制度「ダブルディプロマプログラム」に参加する生徒11名にインタビューを行い、留学を決めたきっかけや目的などについてじっくりお話をうかがいました。記事を読む≫

留学制度も充実! ジブンのドラマをデザインする“革新的女子教育”

革新的女子教育を実践し、注目度を高めている神田女学園。今回はよりブラッシュアップした教育プログラムの内容やコロナ禍の学校生活について、校長の宗像諭先生にじっくりお話をうかがいました。記事を読む≫

スペシャル動画

  • 女子校の探究授業に密着!
    3:00

    女子校の探究授業に密着!

    先生と生徒のインタビューも紹介

    2023年1月4日

    授業紹介

  • 少人数制の英語の授業
    3:02

    少人数制の英語の授業

    気になる授業の内容について生徒がご紹介

    2022年8月23日

    授業紹介