速報!目黒日大1期生の高い日大進学率と他大学への挑戦
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目黒日本大学中学校・高等学校(以下、目黒日大)が日本大学の準付属校としてのスタートを切った2019年。その年に高校へ入学した1期生は、現在高校3年生として受験勉強に励んでいます。日本大学への進学も続々と決定しつつある今、1期生の実績を進路指導主任の深瀬航先生にうかがいました。
日大進学率は付属校の中でもトップクラス!
日大付属校だからこそのメリットである内部進学。高校1期生(2021年度の高校3年生)の現状をうかがいました。
インターエデュ(以下、エデュ):先日、日本大学からの合格通知が届いたばかりとうかがいました。高校1期生の日大進学率はいかがでしょうか。
深瀬先生:学年の68%(220名)が日本大学への進学を決めました。本校では内部進学70%、外部進学30%を目標にしていましたので、おおむね目標どおりの進学率を生徒たちが叶えてくれたといえます。この数字は、全付属校の中でも上位の進学率なのですよ。
エデュ:日本大学へ進学するには、主に基礎学力選抜と付属特別選抜という2つの選抜方式があります。それぞれの特徴と、高校1期生の実績を教えてください。
深瀬先生:基礎学力選抜は、各付属校で行われる基礎学力到達度テスト(計4回実施)の得点による選抜方式です。付属特別選抜は、基礎学力到達度テストの受験者を対象に、在学中の成績や課外活動への取り組みを評価します。高校1期生は、日大進学者220名のうち約170名が基礎学力選抜、約50名が付属特別選抜を利用しました。昨年度に比べて基礎学力選抜での進学が大幅に増え、生徒全体の学力が底上げされていると感じます。
エデュ:上記の選抜方式に加えて利用できる国公立併願方式とは、どのような制度なのでしょうか。
深瀬先生:基礎学力選抜と同様に基礎学力到達度テストの得点による選抜ですが、国公立大学のみ併願が可能です。国公立大学に不合格だった場合は、推薦された日大の学部に進学が決定します。ほかの私立大学などは受験できませんが、日大進学を基盤に安心して国公立大学を受験できる一つの選択肢となっています。
エデュ:面接やプレゼンなどが行われる総合型選抜に対しては、どのようなサポートが受けられますか。
深瀬先生:夏休みの時期に面接やプレゼン練習を行います。総合型選抜を受験する生徒は多くありませんが、外部受験をする生徒が志望校合格のチャンスを増やすために受けることが多いです。
それぞれのゴールへ最短距離を目指せるクラス制
生徒一人ひとりの夢を実現する、独自のクラス編成についてご紹介します。
エデュ:目黒日大のクラス編成と、各クラスの進学目標を教えてください。
深瀬先生:現在の高校生は「特進クラス」「N進学クラス」からなる進学コースと、「スポーツクラス」「芸能クラス」からなるスポーツ・芸能コースの2コース4クラスに分かれており、特進クラスは国公立大学や難関私立大学、N進学クラスは日大進学を目指します。2022年度からは進学コースのクラス編成を一新し、中学からの内部進学者で構成する「中高一貫クラス」、高入生が外部大学を目指す「選抜クラス」、高入生が日大進学を目指す「N進学クラス」に分かれます。
エデュ:進学コースの学習内容においては、各クラスでどのような違いがありますか。
深瀬先生:中高一貫クラスと選抜クラスは進度が速く、高2の授業で高3模試の問題に取り組んでみるなど、各教科で受験を意識した仕掛けをしています。模試受験の機会も多く、成績上位者には放課後の課外授業も用意しています。N進学クラスでは、基礎学力到達度テストで確実に点数を取るために基本を徹底的に固め、高3では模試も付属校用のものに絞って受験します。
エデュ:2022年度からの中高一貫クラス・選抜クラスの進路目標をお聞かせください。また、2021年度の特進クラスの生徒はどのような大学を志望していますか。
深瀬先生:生徒が行きたい大学に進学させてあげたい、という気持ちが一番ですが、国公立大学なら東京大学、横浜国立大学、千葉大学、埼玉大学など、私立大学なら早慶上理やGMARCHを志望する生徒が多いです。自分が納得できる志望先に進める学力を身につけてほしいです。
学力向上の確かな手ごたえと今後の展望
高校1期生の実績が集まるなかで、深瀬先生が感じる手ごたえと今後の展望をうかがいました。
エデュ:現在、深瀬先生はどのような手ごたえを感じていますか。
深瀬先生:12月の時点で国公立大学の受験を決心している生徒が多くいることを誇らしく感じています。どの生徒もたくさん悩んできたと思いますが、最後までブレずに志望校に挑戦してくれて頼もしいですね。中には東京大学に十分勝負できる学力の生徒もおり、期待が膨らみます。
エデュ:進路指導主任として考える、今後の展望をお聞かせください。
深瀬先生:日大進学については十分に成果を上げてくれたので、この実績を今後いかに続けていくかが課題です。そして、残りの30%の生徒たちがどの大学に合格できるかがこれからの勝負。国公立大学や難関私立大学への進学が当たり前の学校にしていきたいです。
エデュ:大学受験に向けて、進路指導部ではどのようなサポートを行っていますか。
深瀬先生:LHRの時間を入試ガイダンスとして活用しています。「今年は浪人生が少ないから有利」など、教員たちで収集・分析した最新の入試情報を生徒たちに伝えることで、受験期を乗り越える強い気持ちを作ってあげたいと思っています。
エデュ:2022年度には、2019年度に中学校に入学した中高一貫1期生たちが高校生になります。中高一貫生の高校での位置づけや、進学目標について教えてください。
深瀬先生:中学3年生で高校1年生の学習内容を一部先取りしているので、高校では中高一貫生のみでクラスを構成します。高校は中学に比べて模試など学力を測る機会が増えるので、生徒たちの学力がどれくらい跳ね上がるか楽しみでなりません。学年のトップ集団としてみんなを引っ張っていく存在になると思います。
エデュ:最後に、受験生の皆さんにメッセージをお願いします。
深瀬先生:同じ目標を持った仲間と過ごすことは、自分の力を伸ばすうえで大切です。私が中高一貫校に通っていた学生時代、学力のある友達と一緒に勉強していたら、いつの間にか成績が伸びていた経験があります。本校では早い段階から目標ごとにクラスを編成しているので、仲間と切磋琢磨できる環境が整っていますよ。皆さんの入学を心待ちにしています!
編集者から見たポイント
生徒たちにとって、大学受験は夢への第一歩です。目黒日大では普段の授業で得た学力が受験勉強に直結し、自分の夢に向かって最短距離で近づくことができます。切磋琢磨できるクラスメイトや、学習面だけでなく精神面までバックアップしてくれる先生方と、とことん夢を追いかけられる場所なのだと感じました。
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