八王子の人気女子校が目指す「咲き誇る未来」

八王子の人気女子校が目指す「咲き誇る未来」

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2022年度大学入試でも国公立大・早慶上理をはじめとした難関大への合格者を多数輩出した共立女子第二中学校高等学校(以下、共立女子第二)。さらなる躍進に向けて新たに制定されたスクールポリシーや進路実現に直結するキャリア教育・進路指導体制についての詳細をご紹介します。

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新時代に向けた教育理念

共立女子学園は全体での建学の精神として「女性の社会的自立」「誠実・勤勉・友愛」を掲げています。2022年度、共立女子第二では今後の教育理念となる独自のスクールポリシーが制定されました。

進路指導部主任・英語科の萩原有紀先生(左)と進路指導部・国語科の宮崎麻由先生(右)
進路指導部主任・英語科の萩原有紀先生(左)と進路指導部・国語科の宮崎麻由先生(右)

新たに制定されたスクールポリシーについて教えてください。

萩原先生多くの先生方の思いを集約し、「誰もがセルフリーダーシップを発揮し、自分らしい物語を紡げる学校」というスクールポリシーを打ち出すことになりました。このリーダーシップが意味するところは、誰かが他者を統率するという意味ではなく、自分の人生を自身がリードしていくというものです。
人生100年と言われる現代では女性のライフステージを見つめ直す必要があり、進学や就職に限らずどのように生き、老後の過ごし方さえも見据えた将来のキャリアを強く意識してほしい、しっかりとした軸を持って生き方を選択できる女性になってほしいという思いが込められています。

指導上の工夫や特徴的な取り組みを教えてください。

萩原先生英語教諭でもあるので言葉の力を大事にしています。中学の3年間でノートを一冊作ったり、オリジナル教材を通して感情や心中の気づきを書き留めているのですが、それは授業だけでなく行事に関しても感情の湧き起こりを自分自身の言葉で紡ぐというものです。その結果として、表現力が目に見えて向上するうえに、成長の証にもなっています。「共立手帳」には1週間ごとのスケジュールに加えてふり返りも記入するので、自然とPDCAサイクルが身についてくるんですよ。

3年間の毎日を記録する共立手帳(左)と進路指導にも使われるMyバトンノート(右)
3年間の毎日を記録する共立手帳(左)と進路指導にも使われるMyバトンノート(右)

宮崎先生私の担当は古文なので、題材の本質を理解するためにも自然のうつろいを感じ取れる感性を大切にしています。本校の自然環境の中を散策をしながら和歌を詠んだり、八王子市の史跡を探索してまわるといったフィールドワークで体験した物事を表現する作業がとても好評です。そのほかにも、授業中に校則に対する疑問を考えてみたり、ディベートを行うこともあります。しかしながら、さまざまな個性の生徒が出会い、仲間と一緒に過ごす環境自体が本校の一番の特徴ではないでしょうか。

フィールドワークの様子
八王子について学ぶ生徒たち
共立女子第二の教育の特長 ≫

中学3年間のキャリア教育について教えてください。

萩原先生本校では中3の秋に実施する職場体験をキャリア教育の中軸に据えています。中1には周囲の大人にインタビューを行い、各自が持ち寄った情報を分類・共有しながら社会を構成する職業への認識を深めていきます。さらに中2は校外に飛び出し、職場で働いている方々を訪問してのインタビューから「どういった思いをもって働くのか」を深く調べていきます。キャリア教育の最終形となる職場体験は、マナー研修の後に生徒自身がアポイントを取ることから始まり、事後の御礼文をお送りしたり研究成果を壁新聞で発表しています。生徒たちは高1の秋から始まるコース制に向けて進路の選択をしなければいけないのですが、この職場体験で学んだ知識を用いて自らのキャリアを考えていくことができるように成長しています。
本校では内進生でも高校受験を体験させており、受験生と同じ感覚でコース選択を検討しています。中学の3年間を終える段階で、学習面・生活面で今以上にできることがないか、やり残したことはないかを自覚する貴重な機会にもなっています。常に自らの価値観を問い続ける習慣が、高校になってから取り組むポートフォリオに活かされている様子が見受けられます。

萩原先生

宮崎先生自分自身をしっかりと見つめ直すことに慣れていなければ、人生における大きなイベントや困難に直面した際に自己肯定感が揺らぐことになります。元卒業生の私も教員になる前には、就職活動の苦労に打ちのめされるといった経験をしてきました。学生が大人になるまでの短く多忙な期間では、キャリア教育のようなきっかけがなければ自らをふり返る暇もありません。
「共立探究」の授業では、生まれてから現在までに至る「自分史」を作成するのですが、その際には中1から続けてきた「共立手帳」を用いることになります。初めは面倒に感じるかもしれませんが、本校を卒業して大学生になったときにもノートを読めば原点に立ち返ることのできる宝物になると思いますよ。

宮崎先生
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外部大学への進学も好調な理由とは

四年制大学への進学率が88%、現役進学率も96%を超える進路指導の背景についてもお話しいただきました。

学校の授業のみで国公立大学受験まで対応できるカリキュラムが好評だそうですね。

萩原先生授業を通して基礎・基本を丁寧かつ面白く理解できる授業を心がけ、各教科ごとに作成した独自のプリントを使用しています。サマーゼミやスプリングゼミなど、長期休暇期間を利用した演習の機会も多数設けており、大学でも困ることのない学力を身につけられます。もちろん、学ぶのは生徒自身なので、私たちは指導体制を整えて精神面をバックアップしています。広大なキャンパスの至る所に用意したオープンスペースや自習室など、あらゆる場所で自習する生徒たちの姿を見ることができますよ。
従来は外部講師のゼミを行ってきましたが、今後は生徒の学力や進度に合わせて学び方をカスタマイズできる新しい学習システムを検討中です。また、下校時間を延長して自習室を開放する「アフターシックス」と呼んでいる制度もあり、受験生の多くが活用しています。いずれにしても、生徒自身のやる気を尊重する環境を大切にしています。

タブレットを用いた学習の様子
パソコンを用いた授業の様子

宮崎先生特進コース生でも塾に通いたいと相談に来る生徒がいますが、本校は宿題が多いのでどちらもしっかりこなせるようでなければ通塾の必要性が薄れるのではないかとアドバイスしています。なぜなら、時間に縛られるようになると勉強が嫌になったり本当にやりたいことができないようにもなるからです。
萩原先生が先述したようにオリジナル教材を使用したり、それが物足りないのであれば補助教材をおすすめすることもできますが、最後はやはり演習の積み重ねがものを言うようになります。実際に、志望大学別に傾向・対策を自分なりに考える「セルフリーダーシップ」の精神が現在の実績に結びついてきました。受験とはライバルだけでなく自分との闘いでもありますから、さらに上を目指すためにも折れない心を持てるように人間性を鍛えることが大事ですね。

談笑する生徒の様子
主な外部大学の合格実績 ≫

受験生を支える保護者に向けた応援メッセージをお願いいたします。

萩原先生もはや偏差値やネームバリューだけで大学や就職先を選ぶ時代ではありませんから、お子さんの興味や特性を保護者が見定め、伸ばしてあげたい点に合わせて受験校を決めることをおすすめします。お子さん自身が学校を選ぶというプロセス自体が将来に影響しますから、学校の魅力を知るためにも現地へ足を運んでいただき空気を感じ取ってください。

宮崎先生私自身も文化祭などの学校行事に参加して楽しかった思い出があります。受験校選びでは偏差値などで両親と喧嘩までしましたが、最終的には自分で選んだからこそ今の私があると考えています。中学受験で学んだことは大人になっても役に立ちますから、学ぶ楽しみを感じながら中学受験に挑戦してくださいね。

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編集後記

たくさんの生徒を送り出してきた進路指導部の先生による温かい見守り方を感じることのできる取材となりました。学力だけでなく人間性までも大きく伸ばすことのできる女子一貫校の魅力を、親子ご一緒に確かめてみてはいかがでしょうか。

イベント日程

イベント名 日時
中学校説明会 2022年6月25日(土) 10:00~11:30
中学オープンキャンパス 2022年7月24日(日) 9:00~12:10
キャンパス見学会(中学のみ) 2022年7月26日(火)・28日(木) 10:00~11:30
理科体験授業+入試相談会 2022年8月9日(火) 14:00〜15:30
キャンパス見学会(中学のみ) 2022年8月24日(水)・26日(金) 10:00~11:30
白亜祭・ミニ説明会 2022年9月18日(日)・19日(月・祝)
2022年度の中学校説明会・公開行事 ≫

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