
希望する進路を実現させた卒業生に聞く「中高6年間のふり返り」
inter-edu’s eye
交通アクセスに優れた立地、東大駒場キャンパス近接の自然環境に恵まれた日本工業大学駒場中学・高等学校(以下、日駒)には、さまざまな個性を持った生徒たちが集い、各々が掲げる目標の達成に向けて日々の学校生活を送っています。この学び舎での6年間を通して大きく成長した卒業生の皆さんのコメントから、日駒の魅力についてご紹介します。
可能性と視野を広げてくれた部活動
「この部活があるから入学したい」という受験生の声をよく聞くほど、中高生にとって6年間の部活動に取り組む意義はとても大きなものになっています。はじめに、部活動への取り組みや学校生活を通した自らの成長についてふり返っていただきました。
在校時に取り組んでいた部活動のエピソードを教えてください。
加藤さん中学の頃に所属していたアーチェリー部では、先輩・後輩との関係から礼儀を学ぶことができました。練習自体も個人で行うことが多いため、自らが向上心を持って行動しないと上達することができない競技です。アーチェリーを通して鍛えられたメンタルの強さが、高2からの受験期にも活かされたと考えています。


茂木さんダンス部に所属しており、メンバーのみんなと一緒にスキルを磨き上げていました。校内発表だけでなく校外でのダンス大会にも出演し、ここぞという場面で観客を沸かせるアクロバティックな技を決められた瞬間は、今でも最高の思い出になっています。


清廣さん私は部長としてダンス部を盛り立てたいという思いから、メンバーとの話し合いを重ねて練習を続けていました。ときには感情をぶつけ合うことになり、顧問の先生から支えていただいたこともありました。そういった体験の積み重ねが、自分自身を成長させてくれたと思っています。


濱田さんレスリング部での活躍を夢見て受験校を選んだだけあって、中学入学式の翌日から毎日のように練習を続けていました。中1の頃は1回戦で負けてばかりで悔しい思いをしましたが、中2で初めて全国大会の表彰台に乗り、中3・高2では全国大会で優勝できるほどに強くなりました。


中高6年間の学校生活を通して、自らの成長を実感している点を教えてください。
加藤さん中学の時点で進路を決めていたので、高校後半までには大学進学時のポイントになる「生物」を得意科目にすることができました。この科目は暗記中心の勉強が必要だと思われがちですが、実際にはそれほど暗記する要素は多くなく、基礎知識や仕組みを学びながら、本質的な理解を深めるように心がけていました。
茂木さん校内で友人と楽しく語り合ったり、新作ダンスの練習に没頭する時間を大切にしていたので、通塾せずに大学受験にチャレンジしようと決めていました。結果的に、希望する大学への進学が叶ったので、自分で道筋を立てて行動したり勉強に取り組む能力を伸ばしたりすることができました。
清廣さん自分を最も成長させてくれたのは、やはりダンス部の部長としての経験です。自分の練習をしながら周りを見てサポートしたり、練習メニューや発表内容を考えたりするのは本当に大変でした。おかげで人をまとめる力や発言力、さらには広い視野に立った行動の大切さにも気づくことができるようになりました。
濱田さん授業の時間内で勉強を完結させようと考え、集中しながら板書するようにしていた結果、自然と理解力や思考力が高まってきました。高2以降は理系クラスを選択し、学年1位の成績を何度も取れるようになりました。努力を続けてきたおかげだと感じています。
動画で見る中学校説明会 ≫進路実現に向けた努力とその成果
実際に苦労を乗り越えてきたからこそ、みんなに伝えることができる受験期の勉強法や、最終的に進路を決めるきっかけとなったエピソードについても語っていただきました。
大学受験のために取り組んできた勉強法を教えてください。
加藤さん暗記系の勉強は、自分の部屋で声に出して音読しながら覚えていました。また、頭の中にインプットした要素は、紙に書いてアウトプットするなどして定着するようにしていました。中でも英単語には苦手意識があったからこそ、毎日の通学時間には単語帳を必ず開くように決めていました。
茂木さんひと通り学んだ内容を「思い出す」ことに特化した勉強法に取り組んでいました。思うように結果が出せず、この勉強法が功を奏するまで気持ちだけが焦っている辛い時期を乗り越えるのにとても苦労しました。

清廣さん周りのみんなが他教科に時間をかけているのに、苦手な英語だけに勉強時間を費やしていたことを覚えています。すぐに結果が出にくい科目なので、「こんなに頑張っているのに」と不安な気持ちにもなりました。そんなときこそ、担任の先生からは対面での相談に乗っていただいたり、オンライン上でClassiを使ってアドバイスをいただいたりしたおかげで、なんとか入試本番まで頑張ることができました。
濱田さんレスリングの現役選手として活躍するためには入試本番直前まで練習を続ける必要があり、推薦対策として面接と小論文に集中して取り組んでいました。一般受験組のみんなとは異なりますが、僕自身も緊張感を持って高3の冬を迎えていました。
進路決定のきっかけや、先生から受けたサポートについて教えてください。
加藤さん姉が医療系の大学に進んだことで、以前から何となくイメージしていた看護職に興味が湧き、患者さんのお世話やケアを手伝う看護師に憧れを持つようになりました。誰でも入試が近づくにつれて不安になるものですが、そんなときは先生方や友人に話を聞いてもらったことで随分と気持ちが楽になりました。
茂木さん人間のアイデアから生まれた経営手腕だけは、未来のロボットやAIに代替されないと思い、青山学院大学の経営学部を目指しました。自分自身で選んだ進路を尊重してもらいつつ、全力で勉強に打ち込めた環境に感謝したいです。

清廣さん憧れやイメージだけで大学進学を考えていましたが、将来の夢を「キャビンアテンダントになる」と決めた高2の冬から本気で勉強に取り組むようになりました。目標が定まっていれば毎日の勉強も苦ではなくなりますので、早い段階で考えてみることをおすすめします。
濱田さんレスリングに力を入れたかったのですが、将来の就職など卒業後のことを考えると、自分で納得できるレベルの大学に進学しておきたいと考えていました。推薦をいただいた大学の中でも、レスリング部の活動と勉学の両方が優れた中央大学への進学を決めた際には、面接と小論文の対策、そして志望理由書の作成で多くの先生方から助けていただきました。
大学合格実績と進路指導 ≫未来の日駒生へのメッセージ
卒業生の皆さんから、受験生への応援メッセージをお願いします。
加藤さん日駒は生徒と先生との距離がとても心地よく、気軽に先生方と交流できるので小学校時代とは違った生活を送れます。中学入試は努力した分だけ楽しいことが待っているので、入学後の新生活をイメージしながら日々努力を続けてください。
茂木さん皆さんがこれまで重ねてきた苦労は、そっと支えてくれるような自信につながります。受験当日にはリラックスして、これまでの努力を信じて入試に挑んでください。中学受験への挑戦は、その先の受験にも役立つはずですよ。
清廣さん親身になって相談に乗ってくださる先生からは、定期考査の前に分からないところを教えていただきました。大学受験に向けた英作文をオンライン上で添削していただいたこともあります。生徒思いの先生方が受験生のみんなを待っています!
濱田さん希望制のカナダ短期留学は、今でも最高の思い出として僕の心に刻まれています。今の頑張りが未来の楽しみにつながりますので、くじけることなく努力してください。そして、僕と同様に後悔のない受験にしてください。


編集後記
目標を持って中学受験にチャレンジし、見事日駒に入学してきた先輩たちは、とても充実した6年間を過ごしました。そして、学校生活の中から新たな夢を見出し、大学への進学という形でそれを実現させました。受験生の皆さんも、日駒で自分だけの夢を追いかけてみてはいかがでしょうか。
イベント日程
イベント名 | 実施日時 |
---|---|
中学校説明会 | 2022年8月27日(土) 10:00~11:00 |
日駒祭(文化祭) | 2022年9月10日(土)・11日(日) |
放課後見学会 | 2022年9月26日(月) 16:30~ |
オープンフェスタ | 2022年10月9日(日) 9:00~ |
中学校説明会・授業見学会 | 2022年10月29日(土) 9:30~ |
中学校説明会 | 2022年11月5日(土) 14:00~15:00 |
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