inter-edu’s eye

丁寧な学習指導と進学指導により、9割以上の現役大学進学率が毎年恒例となった桜丘中学・高等学校(以下、桜丘)。今回は、進学実績と関わりのある取り組みやCREATIVE LEADERS CLASS(以下、CLクラス)、そして卒業生に焦点を当てて、学校の特長・魅力を紹介します。

現役合格への取り組み

2016年春の進学実績

中堅私立大学だけでなく、国公立大学や上位私立大学への合格率も近年伸びてきている桜丘の進学実績を、過去の数値と比較してみました。

現役卒業生に対する合格率の伸び

2016年春の卒業生総数に対しての現役大学進学率内訳は、国公立12%(38名)、早慶上理7%(23名)、GMARCH37%(121名)となっています。2010年の同大学進学率26%と比較して、2016年は56%に倍増しています。この上昇傾向は更に続いていくものと思われます。
また、その他の進学先を合算すると、94.4%が四年制大学に現役進学しています。

基礎・基本の重視と学習習慣の定着

中学1年から高校3年になるまで継続して使用する「SSノート」と、自宅で取り組む「家庭学習帳」を組み合わせて使うことで、“与えられた課題にしっかり取り組む”ことと、“自分で必要なものを判断して取り込む”ことの両面を強化します。この二つの取り組みが、受動的になりやすい生徒にも、能動的に学習へ向き合う姿勢を作り出すことに役立っています。

SSノート

SSノート

毎時間の学習内容や課題・宿題などを記録し、週に1度保護者と担任がチェック。
・生徒が与えられた課題をきちんと実行する習慣を身につける。
・保護者には学校と協力しての指導を意識していただく。
・毎日、必ず机に向かう環境を作り出し、学習習慣を定着させる。

家庭学習帳

家庭学習帳

自分で今何が必要かを考え、通常の宿題以外に毎日2ページ以上の家庭学習を実施。ノートは毎日担任が回収して内容をチェックし、コメントを記入して返却。保護者にも見ていただき、家庭との連携を強化する。

グローバルリーダーの育成

桜丘の中学3年間でしっかり築いた基礎をさらに伸ばすCLクラスでは、心に働きかけ、人を動かせる能力を持ったグローバルリーダーの育成を目標にしています。

特色1CL英語特別プログラム

[コミュニケーション英語I]
担当はNET(Native English Teacher)教員。iPadも活用し、アクティブに英語を学びます。

[英語表現I]
英語で理解し発信できるよう、文法基礎をしっかり固めます。

[TOEFL対策講座]
TOEFL Junior® Comprehensiveなどに対応した対策講座です。CEFRのB1(英検2級)以上のレベル到達を目指します。

特色2グローバルイシューズ(週2~4時間)

[高校1年次]社会:2020オリンピック・パラリンピック/日本の今
[高校2年次]文化:食/世界の中の日本
[高校3年次]環境・起業

大きなテーマの中から自分たちで研究テーマを考え、グループで情報を収集、分析。テーマに関連して、大学の先生、弁護士の先生、企業の方をお招きして、インプットからアウトプットの手段まで学びます。まとめたことは、学園祭や海外研修先で発表。プレゼンテーションは日本語でも英語でも自由自在に行います。

グローバルリーダーに相応しい教育を

CLクラスでは上記二つの特色以外にも、アメリカやオーストラリアへの留学制度(希望者対象)、セブ島での英語研修(高校2年次)といった海外研修、英語圏以外の言語や文化に触れる「多言語・多文化学習プログラム」など、さまざまな語学強化プログラムによって、グローバルリーダーに相応しい、新しい価値を創造できる能力を育てます。

卒業生メッセージ

M.Kさん

桜丘は特に英語に力を入れていて、ネイティブの先生方の授業もあり、英語や海外に興味がある方にはぴったりの学校です。中学3年では全員でオーストラリアに行きました。僕は高校1年で留学生に選ばれ、ケアンズの姉妹校へ3ヵ月の短期留学も経験。異なる文化での生活はとても刺激的で、いい経験ができました。
学校生活で僕が大切にしていたのは勉強と部活の両立です。中学1年から6年間所属したサッカー部は、ほぼ毎日練習があり、高校では上位クラスに在籍していたので大変でした。でも、おかげでとても充実した学校生活を送ることができました。桜丘で1度しかない学校生活をぜひ楽しんでください!

R.Aさん

私が桜丘を受検したきっかけは、面白くて個性的な先生方と、堂々と活動しているキャンパスナビゲーターの姿に惹かれたからです。桜丘は、授業内外問わず、先生方と生徒との距離が近く、いつでも気軽に質問でき、自然とコミュニケーションをとることができました。
また、行事も活発で、中学校の合唱コンクールやスポーツ大会はとても盛り上がります。他にもスピーチコンテストやオーストラリアでのホームステイ、高校では短期の語学研修旅行など、英語に触れる機会もたくさんあります。行事や部活動が充実している桜丘での学校生活はとても楽しいです。桜丘でいい仲間を作って学校生活を楽しみましょう!

編集者が見たポイント

いかがでしたか? 連載の第1回となる今回の内容は、好調な進学実績を支える地道な取り組みの数々を紹介しました。今後は、CLクラスからの海外大学進学など、新たな進路選択にも期待が高まりますね。
次回の連載では、桜丘生の普段の授業風景や先生とのつながり、先進的な学習法による桜丘の独自性を取り上げる予定です。ぜひともお楽しみに!