生涯学び続ける力を養うための中高6年間

生涯学び続ける力を養うための中高6年間

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中高の6年間を通した体験学習から人生の糧となる真の教養を身につける学びを実践してきた成立学園中学・高等学校(以下、成立学園)。さまざまな学校行事や少人数制クラスの学校生活で人間性を大きく成長させてきた高校生3名からお話しをうかがいました。

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キャンパスで成長してきた生徒たち

運動部・文化部を問わず、全国大会レベルの実績を数多く残している成立学園では、周囲と協働しながらコミュニケーション能力や発信力を伸ばしていける環境の整備に力を入れています。

林くん、木原くん、稲葉さん
(左から順に)高1・軟式野球部の林くん、高2・ダンス部の木原くん、高1・チアリーディング部の稲葉さん。

中学の3年間から自分自身の成長を感じたことについて教えてください。

林くん:密度の濃い中学生時代を一緒に過ごしたことで、クラスメイトとは特別な信頼感が育まれたと思います。中1・中2で実施したコミュニケーションキャンプのおかげで、話す機会が少なかったクラスメイトの良さに気づくこともできました。部活動だけでなく勉強でもみんなが頑張っている姿から刺激を受けて、自宅でも必ず勉強する時間を持つように工夫をしています。勉強は自分の意思ですることが大切だと知ったおかげで、家族から勉強しろと言われることも少なくなりました。今はレベルの高い講義を受けられる理工学部を目指してじっくりと勉強を頑張っているところです。

木原くん:ぼくの学年は他の学年より少なかったので、一人ひとりの距離が近くて家族同様に接してきました。学校で過ごす毎日の中から仲を深めてきた大切なクラスメイトができたことを誇りに思っています。高校ダンス部ではメンバー数が増え、部活動は踊りだけでなく礼儀などのマナーを守ることで人間としての成長ができる場になっています。演出や映像撮影、照明技術まで手がけるので、新しい挑戦のおかげで視野が大きく広がりました。

稲葉さん:成立祭を訪れた際に、初めて目にしたチアリーディング部の演技が忘れられず、迷うことなく成立学園への入学を決めました。チアリーディング部の仲間と授業から土日の練習まで何をするにも一緒の時間を過ごしてきましたが、個人の目標や性格がとても多様なことに気づきました。高校生になって勉強量が増えて大変な毎日ですが、勉強と部活動の両立を心がけています。放課後のSTSCを活用して、集中しながら自習に取り組んでいます。卒業論文の取り組みの中で看護・医療の仕事に興味を持ったので、担任の先生に相談して進路実現に向けた勉強のスケジュールを一緒に考えてもらいました。

【STSC(Seiritsu school Tomas Study Center)】
個別支援学習支援「スクールTOMAS」の常駐チューターが生徒一人ひとりの学習計画に基づいた放課後の個別指導を行い、大学進学に求められる基礎学力を伸ばしていく校内完結型の学習システムです。

部活動にも熱心に打ち込んでいるそうですね。

稲葉さん:中3までは毎日を部活動中心で過ごしてきました。中学生の時は女子が少ない学年だったので、入学当初からみんなと仲良くなるように話しかけてコミュニケーションを取れるように意識していました。中学生のチアリーディング部は国内でもまだまだ少ないのですが、厳しい練習のおかげで全国大会にも出場することができたんです。高校生になったらメンバーが増えて約30名になり、新型コロナウイルスによる休校期間中も、オンラインでお互いを励まし合いながらトレーニングを続けてきました。

林くん:軟式野球部でも、休校期間中は高1生の新メンバーを含めたグループ分けをして、交流を目的としたオンラインミーティングを重ねてきました。残念ながら今年の全国大会は中止になってしまいましたが、高3生の引退試合をするための特例としてグラウンドでの練習が許可され、トーナメント戦を組むはずだった参加校が集まって試合を実現できたことにとても救われました。

木原くん:中学で唯一のダンス部員だったので、高校生から特別にフォローしていただく機会が多くありました。ぼくが高校生になってからは、コンテンポラリーダンス(自由な身体表現による前衛的なダンス)にも挑戦しています。今年はグループ単位で参加していたダンスコンテストが中止となってしまったので、メンバーが個別でオンラインで大会に出場することになりました。練習を続けてきたからこそ、目標になる夢を見つけることができたと考えているので、勉強はもちろん大切ですが、今はまず引退前の公演を成功させることを優先して残り半年の部活動に精いっぱい打ち込むつもりです。

学校生活に欠かせない部活動の数々 ≫

知識と教養を身につけるための体験学習

成立学園独自の取り組みである「アース・プロジェクト」は、本物の思考力や理解力を育むための実体験や校外フィールドワークから、教科書では学べない発見・驚き・感動を共有しながら知識と教養を身につけることができる体験学習です。

水田学習
水田学習
中学の3年間で田植えから脱穀まで、手作業による農業体験をすることで、食の安全や農業に関わる人への感謝の心など、幅広く関心を広げていきます。

印象に残っているアース・プロジェクトでの出来事を教えてください。

稲葉さん:水田学習で初めて体験した田植えでは、機械を使わずに手作業で農作業することの大変さを実感しました。しかも、自分で植えたお米のおいしさに感動しました。中3のアース・ツアーでは自分たちで育てた古代米のルーツに触れることができただけでなく、みんなで長い時間を過ごせる宿泊行事の楽しさも満喫できました。

中3 アース・ツアー
中3 アース・ツアー
屋久島で自然の雄大さを感じ、種子島のJAXA宇宙センターで最先端の科学技術に触れることで、既存の価値観を超えた広い価値観を育みます。

林くん:中3のアース・ツアーに参加することで、初めて西日本エリアに行くことができました。屋久島の屋久杉を見た時には、都会には無い自然の雄大さに感動しました。中1のチャレンジキャンプで富士山登山も体験しましたが、一番の思い出と聞かれると、やっぱりアース・ツアーでのトレッキングが最高です。

中1 チャレンジキャンプ
中1 チャレンジキャンプ
富士山の歴史や地質、動植物について学びながら、樹海を探索したり5合目から6合目まで登山しながら仲間との絆を深める宿泊行事です。

木原くん:中2で実施した海のフィールドワークが思い出になっています。宿泊行事ならではの楽しさもありました、泳げないにもかかわらず初めて海に入ってみたんです!大学生のサポートを受けながら、海の魅力や生物の多様性を調べる活動はとても面白かったですよ。

中2 海のフィールドワーク
中2 海のフィールドワーク
房総半島の館山にある東京海洋大学の研究施設を利用して、海洋生物の観察や調査をしながら海の生態系について学ぶ貴重な機会です。
本物に触れる貴重な体験「アース・プロジェクト」 ≫

3年間の集大成となる中学卒業論文について教えてください。

林くん:今ある技術から新しく生み出せるイノベーションをテーマに調べたのですが、数ある関心事の中から「ナノマシーンを活用した医療革命」を選びました。医学にとってどんな価値があるのかを検討しつつ、社会を一変する可能性がある技術を深堀りした研究内容として、卒業論文にまとめることができました。

稲葉さん:予防接種のメリットと健康被害について調べました。どうすれば副作用による被害が無くせるのかを考えた結果、予防接種は避けられないけれども、自分で免疫力を高める努力をしたりストレスを抱え込まない生活をすることが大事だと考えました。問題を解決するために本気で取り組むことができたことが嬉しいです。

木原くん:尊敬している英語の先生がいるので、その先生を研究対象として生徒に言語を教えるための4技能(読む・書く・聞く・話す)について調べました。偏りができないように、苦手な技能を無くしていく勉強法が一番だという結論を出すことができました。論文作成で得た知識を実際の英語の学習でも活かしているんですよ。

【中3 卒業論文作成】
中学3年間での学びや体験の総仕上げとして、興味・関心のある社会問題について調べた論文をまとめ、将来の職業観に繋がるヒントを探り出す成立学園ならではの学習活動です。

木原さんは成立祭(文化祭)実行委員として尽力したそうですね。

木原くん:楽しみにしていた鷲宮祭(体育祭)が無くなり、成立祭の実施も危うい状況だったんです。実行委員として企画を考え始め、ぼくを合わせた4名のメンバーと会議を重ねてオンラインで実施することになりました。1日目はYoutubeライブで生配信を行い、2日目はクラス単位で作成した動画をアップロードする形としました。ぼくは1日目の担当でしたが、カメラマンへの指示や配信時間の調整に苦労したことで、事前のリハーサルに時間をかける大切さを思い知りました。PCスキルが必要な作業があったり、卒業生の皆さんから協力していただく大掛かりなイベントをやり遂げたことで、動画配信や撮影演出の仕事に関わっていくイメージを持てました。コンテンツクリエイターとして将来に繋がる貴重な体験をすることができて良かったと思います。

オンライン成立祭
全校のみんなが一致団結して実現させた、初めてのオンライン成立祭。
オンライン成立祭2020 ≫

最後に、受験生に向けた応援メッセージをお願いします。

林くん:先の見えない時代に受験勉強を続けることは辛いと思います。ぼくは趣味やスポーツを続けることで気持ちを切り替えて乗り越えてきました。また、挫けそうな時にも周りの仲間や家族に励まされてきました。みんなの意見を聞いて目標をはっきりさせることができた経験があるので、身近な家族に悩みを相談することをためらわないでください。

稲葉さん:成立学園に入学したら、多くの仲間や楽しい行事が待っています。私の場合はスポーツへの苦手意識が無くなり、活動的な性格になることができました。新しい自分を発見できる成立学園で一緒に過ごせることを楽しみにしています。

木原くん:中学は少人数制のクラス編成なので、まるで家族のように接することが当たり前の環境になっています。成立学園は「成立ファミリー」というスローガンを掲げていますが、本当にそうなることができるんですよ。先生方も生徒一人ひとりに向き合って話に耳を傾けてくれます。人間として成長できる学校なので安心して受験してください。ダンス部でみんなを待っています!

編集者から見たポイント

部活動や学校行事に大きな制限のあった1年でしたが、成立学園で聞かせていただいた生徒のコメントからは、弱音どころか力強ささえ感じさせる言葉がたくさんありました。学校生活で培ってきた「見えない学力」が、生徒自身も気づかないうちに逞しい人間性を育んでいるようにも感じられました。他校とは一線を画す体験学習はもちろんのこと、生徒たちの今後の進路にも注目していただきたいと思います。

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