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【4317458】帰国子女並みの英語力

投稿者: 中2女子   (ID:644jOixb5mc) 投稿日時:2016年 11月 10日 16:32

帰国子女は大学受験に有利との書き込みをよく見かけます。この有利といわれるレベルを客観的にはかることはできますか?

大学受験までに、このレベルに匹敵する英語力をつけさせたいと思っているのですが、指標がよくわからず。

よろしくお願いします!

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  1. 【4326936】 投稿者: 東大理系OB  (ID:VzoAeHdSr/Q) 投稿日時:2016年 11月 18日 07:57

    国立は問題文が高度だから速読が役に立たない、バイリンガルが有利にならない、なんてこと、あるわけないです。

    東大、京大をはじめとする国公立の入試、早慶をはじめとする私立の入試、それぞれ傾向があることは認識します。
    また、昔から、東大入試の英語は、「半分国語の入試」と言われるように、日本語能力を問う、というか、内容そのものが高度でした。
    (純粋な英語力という観点では、それほどすさまじく難しくはないと思います)。

    しかし、だから帰国子女の方が不利になる、ということはなく、国語力の問題、というより、どれだけ高度な(というより、教養あるNativeと同じものが読み書きできるかという観点の)英語力が試されているように思います。

    たとえば、東大の問題は、伝統的に長文が多いのですが、ダイレクトな英文和訳はあまり出題されず、長文の日本語への要約問題が伝統です。
    また、和文英訳もあまり出題されず、文章の中の1段落をまるまる英文で書く(内容は前後の英文から判断)内容にが多いかな。
    また、長文の英作文が曲者で、不思議な絵や写真を見て内容を組み立てるようなものが出ます。

    #今年は、寝そべる猫を指でつまんでいるような写真が出題されました。

    これに比較して、京大は、伝統的な和文英訳と英文和訳が多いです。しかし、べつに難解な英語はなく、あたりまえの論述をあたりまえに訳せばいい。
    英訳のほうは、こなれた口語体が出る場合があり、こちらは、帰国子女の独壇場のような感じがします。


    早慶はじめ、私立大学は、受験者数が多いので、どうしても記述式の部分は少なくなり、穴埋めや選択問題が多くなります。
    しかし、一流の私立に限って言えば、内容がやさしいとはとても思えない。英文のレベルが国公立とそんなに変わるとは思えないです。日本語を書く部分は確かに少ないです。

    東大もそうですが、長文の自由英作文が、ひとつのキーになると思います。
    例を挙げると、
    ・指で猫をつまんだような写真に対する論評(東大、60~80語)
    ・喫煙全面禁止の是非(1段落、早大政経)
    ・ロボットに期待する新しい機能や役割(100語、慶應医)
    ・化粧品開発のために動物実験を行うことの是非(おおむね350語以上、順天堂医)
    という感じで、日本語力、というか、きっちりとした論説力や表現力が問われます(順天堂が圧倒的な難問かつ良問ですね)

    正しい日本語を書ける能力は、東大京大なと難関で必要になりますが、例えは東大の国語で足を引っ張らないくらい得点できれば、東大英語を解く国語力としては十分すぎます。

    たま、難解な英語をわかりやすい英語に書き換えてから日本語に訳す、など、あまりに無駄の多い受験戦略で、まったく足しになりません。
    現地小学生の英語で進歩が止まり、日本語や日本文化などの理解が追い付かない人は、バイリンガルとは言いません。いわゆるセミリンガル問題。国立私立問わず、セミリンガルで乗り切れるほど、難関の入試は甘くありません。センターややさしい私立の入試なら何とかなるんでしょうか。
    一方、小6や中1で1級に合格するレベルでその後も英語をブラッシュアップする努力をしてある人は、本物のバイリンガルと言ってもよく、少なくとも日本の入試英語で遅れをとることはありません。

  2. 【4329813】 投稿者: 青  (ID:0CLCL4O5Qlw) 投稿日時:2016年 11月 20日 12:31

    東大理系OBさんの言われる事その通りだと思います。
    子供の勉強をはたで見ていた限りでしか
    分かっていませんが。

    あえていうと東大理系さんの言われる日本語力ですね。
    帰国子女が、何歳で帰るかにもよりますが、
    日本の勉強は日本語を理解していなくては始まりません。
    (バカみたいと思われるかもしれないけれど、
    社会や理科数学だって、教科書、問題文は日本語です。
    帰国はここでつまずく子もいます。
    呆れるでしょうが)。


    極端な話、遅めに帰ってきて、現地で日本語を通した学習が遅れていると
    (遅れがちです。現地の学校も学年が上がると忙しいし、
    習い事やスポーツもあるので)
    そうすると、帰国後、受験に困ることになります。
    特に中学で帰ると大学受験で、国公立はかなり目指しにくくなります。
    帰国枠も使えないし。
    ましてや、医学部など夢のまた夢です。
    (海外の医学部は、学部を済んだあとのメディカルスクールだから
    多額の費用がかかり、生活費も含めたら、日本の私立医学部以上かかるのでは)。
    あ、でも全くいないことはありません。
    中学帰国で国公立医学部進学した人はいるにはいます。


    >現地小学生の英語で進歩が止まり、日本語や日本文化などの理解が追い付かない人は、バイリンガルとは言いません。いわゆるセミリンガル問題。国立私立問わず、セミリンガルで乗り切れるほど、難関の入試は甘くありません。

    そうです。これが一番の帰国家族の懸念です。
    帰国後英語を伸ばし、遅れた日本語とその勉強を追いつくのは
    大変だろうと思います。
    これに対しての塾等は、首都圏にはあるのでしょうか。
    でも、地方都市にはほとんどありませんでした。
    (特にうちの子供が帰国した時は)

    帰国子女は、英語を続けていれば
    多読長文を苦にしないので、大学の長文問題は気にしないようです。
    しかし、帰国もその後勉強しなければただの
    いい加減な英語を操るなんちゃってバイリンガルです。
    (これは本人の所為ですが悲惨です。その後居場所がないから)

    しかし、帰国子女が英語を伸ばしつつ、
    日本の受験を勝ち抜いていくのは、かなりの勉強量がいります。
    これをみていると、決して帰国が得ではないなあと思います。

    私的には、トータルでみたら
    日本の大学受験は、日本で勉強に励んできたもの勝ちでは
    ないかと思います。

  3. 【4331783】 投稿者: わかります。  (ID:R3oFdfjesjU) 投稿日時:2016年 11月 21日 22:35

    上の子供は、東大理系OBさんの仰る通りの道を進みました。
    暇さえあれば、英語と日本語の本をどらちらでも構わずひたすら読んでいるような子供でした。
    帰国後も、入学した学校のお蔭で、英語も日本語も特に苦労すること無く、親からみても至極順調に大学受験をこなしていきました。
    現在、下の子供が海外滞在中です。
    こちらは、うって変わって本嫌い。全く読みません。前回の駐在時と比べてネット環境が大幅に変わったせいもあるかもしれません。絶えず日本語に触れられ、日本の友達とも連絡が取れるので、海外にいるという孤独感を全く感じでいない様子。(学校に日本人はいませんが。)
    当然ながら、英語力が伸び悩んでいます。帰国後の大学受験が非常に心配です。
    現地の学校の宿題が大変で、日本の勉強をする時間はいっさいありません。
    かといって、学年相当(ハイスクール)の英語力にはまだ遠く。。
    本を読まない場合、どうやって語彙を伸ばせばいいんでしょうね。単語帳を憶える作業も嫌いで・・学校からの課題図書も本人にとってはかなり難しいみたいです。それでも、頑張って読み通せば、本人の身になるのでしょうか・・
    上があまりにも順調だったため、こちらもどうしてよいかわからず、困っています。
    帰国子女も本当に様々だとまさに実感している最中です・・・

  4. 【4333035】 投稿者: 東大理系OB  (ID:DKrH8JUjfFE) 投稿日時:2016年 11月 22日 22:41

    わかります。さま

    私は、ちょっと偏執的な読書マニア、洋書マニアですので、割り引いて聞いてください。しかし、読書の話を質問されていたので、我慢ができなくなり、レスさせていただきます。
    私は、英語はそれなりに使えるつもりですが、海外在住経験はありません。
    洋書は、年に20~30冊のペースで読んでいます。

    アメリカで、10~12年生の課題図書は、けっこうタフと思います。
    軽い小説を自在に読めるくらいでないと難しいかと。

    たとえば、ハックルベリー フィンとか、怒りの葡萄とか、華麗なるギャツビーとか、20世紀前半の名作、アメリカ文学の骨格となる作品が選ばれていたりします。

    これ、日本に延長して考えると、高校時代に、鴎外の舞姫とか、藤村の夜明け前とか、漱石の虞美人草とかが課題図書になるのと似ています。平均的学力の日本人がこれらを(表層的にしろ)理解したとは思えないし、読み通したとも思えない、というのと一緒です。

    日本では、東大京大に入学するレベルの国語力を身に着けたいなら、こららの作品を読んでいたいほうがいい、アメリカでは、Ivyリーグを志望するなら、これらの作品を読んでおいたほうがいい、というレベルかと思います。

    ちなみに、上にあげたアメリカの課題図書は、本当にアメリカ文学のベースになっていて、Stephen Kingの作品の中にはスタインベックが出てきたし、最近人気の彩子スリラーGone Girlは、奇妙な形でハックルベリーを下敷きにいます。

    私は、あるレベル以上になると、読書量は英語力にダイレクトに比例すると考えています。
    しかし、たぶん、ご子息様の実力で、いきなり1930年頃の傑作純文学はきついでしょう。ぜひ、軽い作品から、読むようにすすめてみてください。

    個人的趣味で恐縮ですが、スリラーがおもしろくて読みやすいです。John Grisham、Michael Connelly、Patricia Cornwellなど、いかがでしょう。
    ホラーの大家Stephen Kingは、日本人にはちょっと難しいのですが、アメリカに住んでおられるので、かえって読みやすいかも知れません。

    (日本でいうと、赤川次郎や池井戸潤に相当するかと)

    私は、Grishamが好きです。おかげで、アメリカの司法制度については、なまなかなアメリカ人より知識をつけることができました。

  5. 【4333162】 投稿者: わかります。  (ID:uBL0FLqetDY) 投稿日時:2016年 11月 23日 00:30

    東大理系OBさま

    読書に関するアドバイス、どうもありがとうございます。

    仰る通り、ハイスクールの課題図書は、所謂名作から選ばれているものが多いと感じています。日本でいうと鴎外や漱石の作品ですか・・なるほどと思いながら読ませていただきました。
    軽い小説ですら自在に読めるとは言い難い我が子にとって、これらの本が難しいのは当たり前ですね。はたで見ていても、字面を追っているだけで全く頭に入っていない様子でしたので・・・

    もう少し簡単なレベルで、ということでいくつかご紹介いただきありがとうございます。恥ずかしながら、私も子供同様、読書家とは程遠い人間で(子供のことを責められませんね・・)挙げていただいた作者の方々、イメージはあるものの、実際に読んでみたことはありません。ただ、自分に置き換えて考えてみても、スリラーやサスペンス物はとりあえずなんとか筋がわかれば、続きが気になって読み進めることができるかもしれません。その点は所謂古典名作ものとは、読むモチベーションについてかなり違ってくるのでは、と思います。子供は、日本語の本に関しては、続きが気になるものについては集中して一気に読んでしまうこともあるので、英語の本でもそのような状況になれるかもしれませんね。とりわけ、ちょっと退屈に感じる課題図書をなんとか頑張って読み終えた後であれば、こちらが勧めた本を少し読みやすく感じて、読書に対し前向きに捉えてくれるかもしれません。

    語彙を増やすために読書が最適なのであれば、子供にとって出来る限り楽しく、また効率的に向き合える方法を模索していこうと思います。
    下の性格をよくわかっている上の子供にも相談して、挙げていただいた作者の本の中からまずは一番読みやすく、興味を持ちそうなものから勧めてみようと思います。

    どうもありがとうございました。

  6. 【4423040】 投稿者: 通りすがりの帰国子女  (ID:1847mfinreE) 投稿日時:2017年 01月 30日 14:50

    わかります。さんへ(スレ主さんの趣旨とは違うかもしれないですが、すみません!)

    我が家は英語圏に2年半滞在し帰国しました。現地校でしたが、下の子(やんちゃな理系好きのスポーツボーイ、Y7,8)が英語を普通に話せるものの、本を全く読めなかったため悩み、思い切って、近くのネイティブの友人に本のreadingをお願いしました。放課後、週に2日(2〜3時間/週)を1年以上続けていただいたところ、最初はゆっくり、最後の方は1日10ページくらいのペースで読み、今では一人で分厚い本が読めるようになりました。今、The load of the Ringsの2冊目が終わりそうです。英文がスラスラ読めることで他の教科の成績も上がり全てが変わり本当に感謝しています。親ではとても指導できない内容&スピードでreadingはネイティブにお願いするのが一番!と強く思いました。
    わかります。さんのご子息さんと年齢が違うので有用かどうかは分かりませんが、readingのチューター、オススメです!教育熱心な地域だったのでネイティブの方も各教科でチューターを使われている方は多かったようです。
    息子は日本で中学受験を帰国枠で合格し、今は日本語の本&漢字にチャレンジ中です....。向こうでは生まれ月の関係で日本より2学年上の学年に在籍していたのでたくさん勉強しました。スポーツもたくさんやっていたので日本人補習校にも行きませんでした。
    苦労がとても多い帰国生ですが、いろいろ経験してよかった、頑張った、と思える将来にしてあげたいです。

  7. 【4425073】 投稿者: バラード  (ID:eKGjQ/bL9Rw) 投稿日時:2017年 01月 31日 18:00

    受験のため、というなら無理というか無駄だと思います。

    普通帰国子女で、英語圏なので英語が堪能というなら、おおむね3年以上英語で(家では日本語としても)学校生活送ってきた生徒。
    発音など多少違っても、読み書き話す聞くはすべて英語で学年に応じた他科目の勉強も出来ることが一般的。

    これは日本ではインターナショナルスクールとかでないとなかなか難しいのではと思います。
    帰国子女並み、というのは英語の中で何年も生活する、という意味としたら、どんな目的(将来 海外で活躍したい等)なのかでしょう。

  8. 【4426741】 投稿者: 帰国  (ID:uaiSVG7IP7A) 投稿日時:2017年 02月 01日 19:24

    そこまでのレベルでなくても、早慶までなら合格出来ます。
    国立の帰国入試ですと、また違ってくると思いが。
    ただどちらにしても、ある程度の時頭の良さは必要かと思われます。

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