思想しつつ 生活しつつ 祈りつつ

思想しつつ 生活しつつ 祈りつつ

自由学園の校名は、新約聖書の『ヨハネによる福音書』8章32節の「真理はあなたたちを自由にする」からとられています。自由学園の自由は、神によって与えられる自由です。それは自分の好きなことを自分勝手にする自由ではなく、責任を伴う自由です。

自由学園の教育理念は「思想しつつ 生活しつつ 祈りつつ」と「生活即教育」という言葉で表わされます。創立者の羽仁もと子は「よく教育することはよく生活させることである」と述べていますが、私たちは、教室の中でする学科の勉強だけではなく、一日24時間すべてが勉強であると考えています。実生活のあらゆることが学びの機会となります。自分で考えることを大切にし、実物に即し、本物に触れ、よく身につく勉強を目指します。年齢に応じて、自分たちのことは自分たちでする生活を、教師や生徒みなで協力して行なっています。

よく考えることのできる賢い頭、丈夫で健康でよく働くことのできる身体、神のため、人のために尽くすことのできる心は、別々に育つのではなく、一日24時間の生活を通して、「思想しつつ 生活しつつ 祈りつつ」育まれていきます。