inter-edu’s eye

神田女学園中学校高等学校では「思いやりの心」「やわらかな智恵」「自己を展(ひろ)げる行動力」を持った女性を育てるための教育を行っています。世の中に必要とされる人間になるため、また「なりたい自分」になるための独自の教育についてうかがいました。

社会の役に立つ人になりたい

神田女学園で積極的に取り組んでいるボランティア活動で気が付いたことを、3人の生徒にうかがいました。

大谷さん(中3)

大谷さん(中3)
みんなに頼られるリーダー的存在!
吹奏楽部で活躍中

インターエデュ(以下、エデュ):どんなボランティア活動に参加しましたか?

大谷さん(中3):学校の周りを一斉清掃しました。地域の人たちが「がんばっていて偉いね」と言ってくれたのが印象に残っています。清掃をしてみると、思ったよりもゴミが多いことに気づきました。それからは、ゴミが落ちていたら拾うようになりました。

田村さん(中3):児童養護施設の心泉学園に行き、学校で考えた遊びで子どもと一緒に楽しみました。昔から子どもと遊ぶのが好きだったのでとても楽しかったです。元々人のために何かするのが好きだったのですが、ボランティア活動を通し、もっと人の役に立てる人になりたいと思いました。

田村さん(中3)

田村さん(中3)
生徒会副会長を務める
なんと親子三世代で神田女学園生!

篠原さん(高2):地元町会の花を植える会に参加して、普段交流のない人たちと話ができたのが印象に残っています。部活の話しなどをしてコミュニケーションをとりました。ボランティアを通し、お互いに笑顔になることができたのがとても嬉しかったです。

エデュ:将来の夢はありますか?

篠原さん:薬剤師になりたいです。小さい頃体が弱くて病院通いをしていたときに、優しくしてもらったので憧れています。薬剤師は患者とのコミュニケーションが大切なので、ボランティア活動を通し、気持ちがより強まりました。

篠原さん(高2)

篠原さん(高2)
1月~3月 ニュージーランドに留学
妹も同校に在学中

田村さん:憧れの先輩から向いていると言ってもらえたこともあって、教師になりたいと考えています。今でもテスト前にクラスメイトに勉強を教えています。人の役に立てる仕事は、自分に向いていると思っています。

大谷さん:火山・地震の研究をする仕事に就きたいです。以前、夏休みの課題で地震の研究をしたところ、KANDAカルチェ(※)で表彰されたことでより興味を持つようになりました。地震がいつ発生するのか予測し、人の役に立ちたいです。

KANDAカルチェ

※KANDAカルチェとは
教科学習やクラブ活動の枠にとらわれず、多彩な活動の場から研究成果や作品等にあらわれた才能や個性の輝き、頑張る姿勢を取り上げて表彰し、全校生徒に向けて発表する生徒集会。

<生徒作品一例>
アンネ=フランクと彼女を取り巻く時代背景をまとめた作品。写真を効果的に使用して、視覚的にもわかりやすいものになっています。

先生と生徒のコミュニケーション

生徒が「なりたい自分」になれるように、先生方はどのように接しているのかお聞きしました。

吉岡先生

吉岡先生(進路指導)

エデュ:生徒は生活記録ノートで自己管理をしていますが、ノートを活用してどのようなコミュニケーションをとっていますか?

吉岡先生:生活面でアドバイスをしています。例えばクラブ活動で忙しい生徒が、勉強する時間をとれない場合はどのように時間を作るのかを一緒に考えたりしています。

今村先生:入学したての時期はフランクにコミュニケーションを取るようにしています。

今村先生

今村先生
(国際教育センター副部長)

そのせいか、今ではあまりにも正直すぎる生活の様子を書いてくれる生徒もいて、その素直さに驚いています。ですが、そうすることでちょっとした変化にも気づいて、声をかけやすくなります。

エデュ:生徒がライフプランを描けるように、どのようなことをしていますか?

吉岡先生:OGガイダンスもありますし、卒業生が部活指導などでよく来ているので、身近な先輩にも相談しやすい環境だと思います。少人数なので、一人ひとりに「学習コーチ」がついてフォローしているので、生徒一人ひとりを丁寧にフォローできる教育があります。

井守先生

伊守先生(英語科主任)
学習コーチも担当

伊守先生:海外でのボランティアが、社会で自分にできる役割が何なのかを考えるきっかけになることがあります。たとえば、千代田区主催のプログラムで東南アジアに行った生徒は、発展途上国のことを勉強したいと思うようになり、それまでの志望進路を変更し、大学の社会学部に入学しました。
将来について悩んでいる生徒がいたら、「こうしたら?」と提案するよりは、生徒の話をよく聞くようにしています。話をしながら考えを整理していくと、実は将来やりたいことのタネが自分自身の中にちゃんとあることに気づくんですよね。

未来の後輩へメッセージ

エデュ:受験を考えるお母さま、お子さまにメッセージをお願いします。

生徒三人

生徒一同:神田女学園は先生の面倒見がよく、先輩後輩の結びつきも強いです。
また、いろいろなことにチャレンジができるので、きっとやりたいことが見つけられると思います!

先生三人

先生一同:本校は、生徒一人ひとりが主役になれるシーンがあるのが魅力です。
また、学校での国際交流だけでなく、留学制度もありますので、いろいろな文化を知ることができます。ぜひそんな体験が盛りだくさんのグローバルクラスのトライアルレッスンにも来てみてくださいね!

編集者が見たポイント

先輩後輩の結びつきが強い神田女学園

取材が終わると、生徒の方3人が楽しそうにおしゃべりしていました。学年は違っても、姉妹でのつながりや部活での交流もあり、普段から仲が良いそうです。卒業生との交流も多いということでしたが、先輩の姿を見ながら成長していく文化が、伝統的に受け継がれていることを実感できる一幕でした。

学校説明会・イベント一覧

説明会・イベント 日時
Global Class トライアルレッスン ※要予約 9月5日(土) 14:00~16:00
姫竹祭(文化祭)※入試相談コーナーあり 10月3日(土)・4日(日) 10:00~15:00
学校説明会 10月24日(土) 14:00~15:00