共立女子第二中学校高等学校

2020年の大学入試改革に向けて、考える力が問われるようになった昨今。その力を問う試験として、「適性検査型」を入試に取り入れる中学校も多くなりました。そうした中、共立女子第二中学校高等学校の中学入試では、2010年度（平成22年度）入試から適性検査型入試を導入しています。
今回は、お子さまの可能性が広がる、共立女子第二中学校高等学校の適性検査型入試に注目しました。

従来の科目ごとに知識を問う「学力検査」とは異なり、教科を横断した問題を自ら考えて解決できる力を問う「適性検査」。都立中高一貫校など公立の中高一貫校で実施されている適性検査では、問題の系統によって文系と理系に分かれた「適性検査1」と「適性検査2」の2種類の試験が主に行われます。

共立女子第二でも思考力や表現力を、読解力や作文力などから問う「適性検査1」と、理科や算数などの理系の力から問う「適性検査2」で測っています。この適性検査型入試を通し、共立女子第二ではどのような受験生を求めているのでしょうか。入試広報部主任の戸口先生にうかがいました。

「適性検査型入試では、教科の枠にとらわれない融合問題を出題しています。小学校で学んだことを総合的に活用する力を判定し、従来の科目別入試では測ることのできない潜在的な力を持った受験生と出会えることを楽しみにしています。」

適性検査型入試の導入初年度となった2010年度（平成22年度）入試で入学した生徒は、今年、高校3年生になりました。
例年、適性検査型入試で入学した生徒たちは、物事への関心が高く、独自の視点を持った伸びしろがある生徒が多いといいます。また、学校行事や部活動ではリーダーシップを発揮する生徒も目立つそうです。

こうした子どもたちの独特な感性、思考力や学力は、従来の科目ごとの知識を問う入試では、きちんと評価してあげることが難しい背景がありました。
しかし、適性検査型入試であれば、子どもが持つ能力を適切に評価ができるため、より多くの子どもたちにチャンスが増えたのです。子どもの可能性を広げるのが、適性検査型入試といえるでしょう。

早い時期から適性検査型入試を実施している共立女子第二。そのため、東京都立南多摩中等教育学校や東京都立立川国際中等教育学校とも多く併願されています。
今回、特別に戸口先生から平成28年度の入試問題のヒントを教えてもらいました！

「共立女子第二では都立中高一貫校との併願も多いため、都立中高一貫校の共通問題の傾向を意識して問題を作っており、今年も例年と同様の出題傾向を予定しています。本校のサイトでは、2011年度（平成23年度）入試からの過去問題も掲載されていますが、共立女子第二の過去問題の他に、都立中高一貫校の過去問題もチェックしておくと、試験対策になるでしょう。」

戸口先生から、共立女子第二を目指す受験生のみなさん、そしてご家族のみなさんに応援メッセージをいただきました！

受験生へ

今の努力は必ずや「将来の肥やし」になります！あなたができる精一杯の努力をしてみてください！

ご家族の方へ

私立学校ならではのよさ、女子校ならではのよさは必ずあります。共感いただけるようでしたら、本校では給付奨学金（特待）制度も整っていますので、ぜひ学校見学、受験をご検討ください。