第81回　世帯年収はどれくらいですか？

エデュママの世帯年収はいくらくらいか、ずばり聞いてみたところ、驚きの結果が。

アンケートの選択肢は2000万円までを100万円刻みに、最後は2000万円以上としたのですが、その結果最も回答数が多かったのは「2000万円以上」で18.2％もありました。次いで「1200万円～1400万円」（13.8%）、「1000万円～1100万円」（10.9%）と、1000万円以上が続きました。

回答結果をまとめた左のグラフを見ていただくとわかるように、全体の63％以上の人が1000万円以上と回答し、1000万円未満は40％にも達しません。厚生労働省の年「国民生活基礎調査」による児童のいる世帯の平均年収は697万円。エデュママアンケートでは、この平均年収以下の回答はわずか14％で、ほぼ10人のうち8～9人が平均年収以上ということになります。

このように、エデュママアンケート回答者の世帯年収は、全国平均をはるかに上回っています。子どもの教育に高い関心を持ち、複数の塾に通わせている世帯が多いので、当然と言えば当然なのでしょうが、逆に見れば、これくらいの年収がないと、子どもに希望通りの教育を受けさせるのは困難が伴う、ということなのかもしれません。

参考までに、下に厚生労働省の国民生活基礎調査による児童のいる世帯の世帯年収分布を紹介しておきます。調査年次が平成22年と少し古いですが、今回のアンケート結果とはうらはらに、子どもを塾に通わせるなど、公教育以外の何らかの教育を施すのは経済的に難しい家庭も多いように思われます。