第75回 子どもの英語教育に関するアンケート
子どもの英語教育、どうしてますか?2014年3月14日
昨年、文部科学省が小学校での英語教育の開始時期について、現在の小学5年生から小学3年生に前倒しする方針を固めました。また、現在は「外国語活動」として英語教育は行われていますが、小5からは教科に格上げし、検定教科書の使用や成績評価も導入する方向で検討を続けています。
この流れを受けるようにして、子ども英語塾の人気も高まっているようですが、インターエデュ読者のみなさまの家庭では、英語の早期教育をどの程度実践しているのでしょうか。子どもの英語教育に関して、アンケートをとってみました。
その結果、5歳までに英語教育を始めた家庭が5割を超え、小学生のときに英検に挑戦する子どもがなんと65%! 英語の早期教育に取り組む家庭が相当に多いことがわかりました。
英語教育を始めた時期は?
まず、英語教育をいつから始めたのかうかがってみました。その結果が上のグラフ。3歳で始めた人が約17.3%と最も多いのですが、驚くべきは1歳で12.2%、2歳で10.1%と、軒並み二桁を超えており、全体の半数以上が5歳までに英語教育を開始しています。小学生の段階で英語教育を行っていないと回答した人は、わずか23.8%でした。
記述式回答もいくつかご紹介しましょう。
◆教育というよりコミュニケーションツールの一つという考えから1歳半~行っています。 ◆英語保育園。現在はネイティブスピーカーの家庭教師を週に3回。 ◆家庭でのレッスンをお願いしました。最初はカードを使ったり、音楽に合わせて踊ったり。12歳の現在まで、9年間週1でお世話になっています。 ◆小学校2年生から公文教室の英語を学びました。2年生の終わりに英検5級に受かりました。
これを読んでもわかるとおり、みなさま、相当に積極的に取り組んでいる様子がうかがえます。
小学生で英検を受けるのは当たり前?
子どもが英検何級を持っているかもきいてみました。最も多いのは英検4級で13.2%。次いで3級が12.0%、2級と準2級、5級がいずれも9.5%、児童英検が4.6%という順。驚くべきは大学上級程度の実力が必要な1級が約2%、その下の準1級保持者が3.7%いたことでしょう。全体の65%は英検を受けていることがわかりました。エデュママアンケート回答者の中では、小学生の段階で英検を受けることが、ほぼ定着しているとみて良さそうです。
英語の早期教育には賛否両論はあるものの、エデュママのみなさまは、相当に時代を先取りしていると言っていいのではないでしょうか。
最後に、貴重な体験から導き出されたご意見をご紹介して、今回のレポートを終わります。
◆海外赴任になって日英バイリンガル幼稚園に入れた。6歳で日本に戻った後3ヶ月できれいに消失。その後再び海外赴任。日本人学校で週4で4時間の英語の授業を受ける。周囲が日本人なので発音は今ひとつ正確ではないし、話すのは苦手。でもリスニングとリーディングはすこぶるよい。個人的には英語は中1からでも十分間に合うと思ってる。その代わり毎日1時間くらい集中してやるべき。
■参照サイト
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