ママが変われば日本が変わる!子育ても仕事も楽しみたい方へ

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第22回では、「子どもを勉強好きに育てたい!」という思いで活動されている、岩田かおりさんにインタビュー。3人の子どもを持ち、幼児教室に通わせずに、2人のお子さまを国立小学校に合格させた経験を活かし編み出した、「かおりメソッド」とは? そして子育てにおいて重要なことについてなどうかがってきました。

分かっているけどついわが子にガミガミ…

戦略的教えない教育とは?

岩田さん1

エデュ:まず「かおりメソッド」とは何でしょうか?

岩田さん:教育熱心で、仕事も子育ても両立しているけど、思ったように子どもが勉強してくれず、ガミガミ言ってしまう…。そんなお母さま向けに、ガミガミ言わなくても勉強する子に育てることができるように体系化したのが「かおりメソッド」です。

エデュ:「かおりメソッド」はどのようにして生まれたのでしょうか?

岩田さん:きっかけは長男、長女が国立小学校に幼児教室に通うことなく合格したことです。ご存じの方もおられると思いますが、通常国立・私立小学校受験合格には、幼児教室に通うのが近道と言われています。でも、私は志望校の過去問を見た時、感覚的に「うちの子は幼児教室に通わなくても大丈夫!」と思いました。

無事受験した小学校に合格し入学。次の目標は中学校受験という時に、周りの教育熱心な友達が中学受験に、苦戦しているのを見て自分が大切だと思ったことは間違いないと確信しました。それと同時に、お母さまは教育熱心なのに、子どもが勉強に対してやる気がでないことほどつらいことはない、ここを変えたいと思って「かおりメソッド」を作り、セミナーを開いています。

「かおりメソッド」の目標は寝ている時間以外勉強する子?

エデュ:「かおりメソッド」の特徴を教えてください。

岩田さん:子どもには大きく分けて3つのタイプがあります。
1つ目は、授業を受けても勉強しない子。
2つ目は、授業を受けている時だけ勉強する子。
3つ目が、寝ている時間以外勉強する子です。

この中で3つ目の子にするのが「かおりメソッド」の特徴でもあり、目標です。 ただ誤解していただきたくないのは、ここでいう勉強とは机に向かってするものではなく、日常のふとしたことからでも学ぶことができる子のことを指します。

エデュ:どういうことでしょうか?

岩田さん:例えば自動販売機があって、「あっちは130円だけど、こっちは100円、何でだろう?」とか、ふとした日常からでも学ぶことはたくさんあります。10歳までの子どもは好奇心の塊で、何でも遊びにしてしまい、勉強との垣根がある意味ありません。この時期までに親御さんが、自ら学ぶように刺激してあげれば、子どもは自分で学んでいきます。これが、「かおりメソッド~戦略的教えない教育~」です。

習い事も塾通いも「自分事」じゃないと意味がない

幼児教室に通わず小学校受験

岩田さん2

エデュ:好奇心を刺激するもののひとつに習い事がありますが、いつ頃からさせるのがいいのでしょうか?

岩田さん:早期教育がクローズアップされ、幼稚園から習い事をさせる方も増えてきましたが、私は幼稚園の頃は習い事に通う必要はないと思っています。

エデュ:それはなぜでしょうか?

岩田さん:幼稚園に入ると周りはほとんどが何らかの習い事に行き、その話を聞くと子どもは憧れを持ちます。その気持ちを持ったまま、小学校に入るとすごい勢いで周りの子を抜いていきます。なぜなら「本当に自分でやりたいと思ってやっているから」です。幼稚園の頃だと、自分の意志ではなく、親の意向で何となく通わされている…こういう子も多いと思います。

この気持ちは実は中学受験も同じです。「塾に通わされている」と一度子どもが思ってしまうとやる気もあがりません。「塾に行かせていただいている」という気持ちを持つようになれば学力もあがると思います。

子育てはきついものではなく楽しいこと

お母さまの日常も充実させるために

岩田さん3

エデュ:これからの時代を生きる子どもたちが身につけておくべき能力は何でしょうか?

岩田さん:「コミュニケーション能力」と「ユーモア力」ですね。AIの発達により知識とか計算のスピードではどうしても負けてしまいます。AIをこういう風に使うんだよとか、活用してこういうことができるんだと思っても、それを伝えられなかったら意味がありません。その時に必要になるのがコミュニケーション能力、そしてユーモア力です。自分の意志を伝えるだけでなく、ユーモアで人を温かくさせる。こんな能力を身につけている人は魅力的だと思います。

エデュ:岩田さんがこれからやってみたいことは何でしょうか?

岩田さん:数年内にやりたいことは、「お母さん研修・お父さん研修」です。

エデュ:それはどういったものでしょうか?

岩田さん: 子どもを育てるためにはビジネスと同じでコツがあります。そこを薄くてもいいから知ってもらえれば、働く女性の仕事の効率もアップしていきます。これを仕事の時間内に福利厚生のひとつとしてやっていきたいなと思っています。

エデュ:最後に、子育てで悩まれているお母さまへ向けてメッセージをお願いします。

岩田さん:私の子ども2人を国立小学校に通わせたのは実は、学費にあまりお金をかけたくないという思いもありました。その分習い事に通わせたり、海外旅行に行ったり、おいしいものを食べに行ったりして、子どもだけでなく自分も楽しむ。これが子育ての理想像だと思います。ぜひ「かおりメソッド~戦略的教えない教育~」を通し、お母さまご自身の生活も充実させてほしいですね。

編集者から見たポイント

実は取材中に岩田さんの娘さんが来て、荷物を渡すシーンがありました。「どうしたんですか?」と聞くと、「アスリートの娘に手作りの栄養面を考えたお弁当を、待ち合わせして渡しているんです。私の仕事のスタイルと合っているので楽しいですよ」と。子育てと仕事をうまく両立しているなと感じました。普段の生活の何気ない瞬間にちょっとした楽しみを入れてみてはいかがでしょうか?
「かおりメソッド」についてもっと知りたいという方は、
「かおりメソッドhttp://kaorimethod.com/kaorimethod/」のサイトをご覧ください。