これで納得! 現役大学進学率96%の理由

これで納得! 現役大学進学率96%の理由

inter-edu’s eye

中学受験を経験したご家庭であれば、「日本大学」が校名にある中・高を必ず目にしていることでしょう。いわゆる日大付属校は全国に26校存在しますが、そのなかでも唯一の男子校として異彩を放つのが日本大学豊山高等学校・中学校(以下、日大豊山)です。水泳・アメフト・野球などのスポーツ強豪校として知られているだけなく、文化部にも力を入れていながら、実は現役大学進学率が96%という実績を残しています。このユニークな男子校の気になる「勉強面」に焦点を当て、先生方の学習指導を中心にお伝えします。

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日大進学に必要となる基礎学力の伸ばし方

同じ日大付属校と言っても、各校で大学進学率に違いがあるのはどうしてなのでしょうか。この点に注目しながら、日大豊山の先生お二人からお話をうかがいました。

真利久ファルハン先生
英語科教諭・高校1年生のクラス担任

中妻弘樹先生
数学科教諭・高校2年生のクラス担任

先生がお考えになる「日大進学に必要な学力」とはどんなものでしょうか。

真利久先生:日本大学では付属生の推薦入試として、付属全26校の生徒を対象に「日本大学基礎学力到達度テスト」を実施しています。大学入試でありながら、出題される問題はどれも基礎学力を問うものです。これは大学そして社会が求める人材が、基礎学力の定着している生徒であることに他なりません。

中妻先生:数学で必要なのは公式を素早く使いこなす力です。多くの公式がありますが、それを思い出すことに時間がかかっては成績につながらないですし、正確に扱えなければ意味がありません。時には公式の成り立ちを知っておく必要があります。基礎学力の土台を強固なものにすることで、未来に続く道は拓けていきます。

教室のようす

その基礎学力を伸ばすための具体的な学び方について教えてください。

真利久先生:英語科では英語4技能を意識した英語学習を行います。特に英会話の授業では1クラスを2名以上の教員で教えるTT(チームティーチング)授業を実施し、きめ細やかな指導をしています。私の授業では、インプットとアウトプットのバランスを重視しています。文法指導も大切ですし、音声活動もアクティブに「英語を使う楽しさ」を感じさせるよう意識しています。

中妻先生:例えば、小学校高学年であれば「14×14」という計算の手順は学習していますが、その手順を一つずつ丁寧に確認しながら計算をしていると、テストでは時間が足りなくなってしまうかもしれません。脊髄反射のように解き方を思いついて解くことができるようになるまで演習を繰り返すことが、何よりも重要です。

(緊急事態宣言による)長期休校期間中のオンライン授業や今後の授業計画はどうなっていますか。

真利久先生:高いセキュリティで守られた日本大学独自の環境が構築されていますので、生徒にアカウントを配布し、Google Classroomによる双方向の授業Google Meetを利用したホームルームを行っています。社会全体が先の見えない不安と戦う中で、学級の一体感が、より前向きな学習の一助となることでしょう。

中妻先生:私が担当するクラスでは、教科書の徹底理解を目的として、Google Classroomで授業動画と課題を配信しています。教科書をしっかりと理解することは基礎固めの第1歩ですし、数学力向上には問題演習を数多くこなして、さまざまなタイプの問題と出会うことが重要です。長期休校の期間をうまく利用して、「自律した学習習慣」の定着を図ります。

中学校での各教科の特色 ≫

学年横断の学力向上プロジェクト

日大豊山の英語科では、他の教科に先駆けて、学年を横断した習熟度別学習を展開しています。この「学力向上プロジェクト」について、真利久先生からお話を詳しくうかがいました。

プロジェクト発足の経緯や特長について教えてください。

真利久先生:「英語のつまづきのほとんどが学習初期の反復不足によるもの」という共通理解がプロジェクト発足のスタートラインになっています。日大豊山では多くの先生方が多数のクラスで授業をしているため、教え方が少し異なったり、生徒の理解の幅が大きくなったりすることがあります。そういったことが理由で、市販されている問題集ではなく独自に編集された同じテキストを使って、全学年の生徒が反復練習する学び方を導入しました。このテキストでは使われている単語が実に分かりやすいだけでなく、圧倒的な量の問題も用意しています。また、解答をダウンロードでき、自宅学習に最適です。

授業を受ける生徒たち

真利久先生:問題を繰り返し解くことは着実な成長を生みますが、単調な作業ほど飽きやすいのも事実です。自学習であればそれはなおさら顕著になります。目標を細分化しスモールステップとすることで、その点を克服しています。

中学校の教育課程表 ≫

苦手意識を無くす初年度の数学指導

文系・理系の進学先を選択するうえで重要な教科である数学について、中妻先生からお話をうかがいました。

数学科全体での指導目標や具体的な取り組みについて教えてください。

中妻先生:希望する学部学科へ確実に進学できる学力を身につけることを目標としています。特に理系を中心に、大学での学問の基礎となる数学力や数学的思考力を定着させるために、長期休暇や基礎学力到達度テスト直前での講習や、習熟度別の演習授業を実施しています。

テストを受ける生徒

数学に苦手意識を持っている生徒への指導や、中1でのつまづきをなくすアドバイスをお願いします。

中妻先生:足し算や引き算、掛け算、割り算。できるようになるまで大変な思いをした人もいるかもしれません。しかし、たとえ小学生であっても高校生であっても、初めて学習するものを身につけるためには時間もかかるものです。そして、諦めずに頑張った分だけできることも増えていくのです。つらくなることもあるでしょうが、そんな時は「問題を解けた喜び」を素直に感じてみてください。前向きな気持ちで勉強に取り組めたほうが、得られるものが多いはずです。
日大豊山ではHR開始前の時間を利用して、10分間の朝テストを実施しています。数学だけでなく主要教科の授業内容を出題しており、理解度を確認できるようになっています。学期ごとに結果を集計して個人に配布するので、緊張感をもって授業に取り組むことにつながっています。

日本大学の学部を確認する ≫

中学受験にチャレンジする皆さんへのメッセージ

真利久先生:小学校とは異なり、中学・高校は1人の教員が専門教科を受け持ち、複数学級で教える教科担任制です。生徒に個性があるように、私たち教員にも個性があります。個性を持った専門家が、好奇心を持った個性に教えるから学校は楽しいのです。
日大豊山の先生方はあらゆる方法で日々努力し生徒に還元しています。「国語の先生の話が面白い!」や「社会の先生は何でも知っているんだよ!」など、生徒が保護者の方に授業の様子を伝えていると聞くと嬉しく思います。受験生の皆さんは、そんな中学・高校で勉強している自分を想像してみてください。きっとその期待が、日々の受験勉強の原動力となるはずです。
社会は常に変わり続けていますが、私たちは今まで以上に熱意をもって、生徒をサポートする気持ちを新たにしています。まずは、WEB説明会でこの熱意を感じてください。

編集者から見たポイント

2020年度の連載1回目は、日大直系の付属校としての立ち位置に甘んじない日大豊山の先生方から、熱い思いを届けてもらいました。次回は、長期休校期間中でも家庭学習のサポートに奮闘した先生方からの貴重な報告を予定しています。現在進行形で生徒たちと正面から向き合う日大豊山の教育指導にこれからもご注目ください。

2021年度版 学校案内パンフレット ≫

イベント日程

イベント名 日時
イブニング説明会(WEB説明会)
※要予約
2020年7月9日(木) 17:30~19:00
クラブフェア 2020年8月29日(土) 受付9:30~、10:00~12:00
第1回 学校説明会 2020年10月11日(日) 受付13:00~、13:30~15:30
第2回 学校説明会 2020年11月15日(日) 受付13:00~、13:30~15:30
第1回 入試説明会 2020年11月28日(土) 受付13:30~、14:00~16:00
第2回 入試説明会 2020年12月19日(土) 受付13:30~、14:00~16:00