ダブルディプロマプログラム1期生が語る充実の留学生活

ダブルディプロマプログラム1期生が語る充実の留学生活

inter-edu’s eye

海外の学校で約2年間学ぶことで、現地校のディプロマ(卒業資格)も取得できる「ダブルディプロマプログラム」(以下DDP)を導入している神田女学園中学校高等学校(以下、神田女学園)。昨年度、取材をしたDDP1期生のアンナさんが2年間の留学を終えて、今年7月にアイルランドより帰国しました。更なる1年間の留学で得た経験や英語力に迫ります。

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海外生活で得たかけがえのない友達と確かな英語力

アイルランド屈指の私立共学校・Rockwell collegeでの授業についてや、ホームステイ先でのエピソードなど、2年間の思い出をうかがいました。

「アイルランドの家庭科の授業は、生物の授業と内容がリンクしていて、細胞の話や食物繊維の話が出てきたりと、日本での家庭科のイメージとはだいぶ違っていました」と話すアンナさん
「アイルランドの家庭科の授業は、生物の授業と内容がリンクしていて、細胞の話や食物繊維の話が出てきたりと、日本での家庭科のイメージとはだいぶ違っていました」と話すアンナさん

インターエデュ(以下、エデュ):アイルランドでの2年間の留学は、アンナさんにとってどのような時間でしたか。

アンナさん:本当にあっという間の2年でした。英語力が身についたのはもちろんですが、かけがえのない親友ができたり、ホストファミリーとの絆が深まったりと、たくさんの人と出会いに恵まれた日々でした。

エデュ:昨年度の取材では、難しい英語が頻出する授業での苦労話をうかがいましたが、留学後半の1年間、現地校の授業はいかがでしたか。

アンナさん:後半は理解度がかなり上がって、スムーズに授業を受けられました。授業後の18時~20時は毎日自習時間になっていて、友達同士で分からないところを教え合ったりしながら予習復習をしていたので、どんどん力がついたのだと思います。

エデュ:留学後半の1年間で、勉強面において苦労したことはありますか。

アンナさん:今年の6月に大きな試験があって、私は7教科のテストを受けたのですが、この試験勉強が本当に大変でした。覚えることが山積みで先が見えないと感じてしまい、精神的にもつらかったです。

エデュ:2年間の留学で自分が成長したと感じることを教えてください。

アンナさん:初めの頃は友達と話していても頭で考えながら英語を話す癖があったのですが、留学後半にかけては、日本語を話すように自然と会話ができるようになりました。友達からも「アンナは受け答えが速くなったね!」と言ってもらえて、自信もつきましたね。また、6月の試験前に英語の先生から「アンナは絶対にクラスで一番良い成績を取るよ」と言ってもらえたので、自分でもこの2年で大きく成長できたなと感じました。

クラスメイトたちとカヌーにも挑戦。自然豊かなアイルランドで学生生活を満喫したアンナさん(右から2人目)
クラスメイトたちとカヌーにも挑戦。自然豊かなアイルランドで学生生活を満喫したアンナさん(右から2人目)

エデュ:思い出に残っているホストファミリーとのエピソードを教えてください。

アンナさん:ホストファザーはイタリアの方だったので、家にピザ窯があって、よく手作りのピザを振舞ってくれました。一緒に生地をこねたりしながらお手伝いをすることもありましたね。ホストブラザーとは同じ学校に通っていたので、一緒に登校しながらよく先生の話をしていました。ホストファミリーは私のことを家族の一員として大切にしてくれて、コロナの影響で4月に一時帰国をした時も、「アンナの部屋はそのままにしてあるから」とずっと帰りを待っていてくれたのが本当にうれしかったです。

エデュ:ホームステイ先にはルームメイトがいたとうかがったのですが、ルームメイトとのエピソードも教えてください。

アンナさん:ルームメイトは女の子3人で、みんな歳が近かったのですぐに仲良くなりました。一番の思い出は、お互いの誕生日会を開いたことです。ルームメイトの1人が18歳の誕生日を迎えたときには、成人祝いに誕生石の指輪を3人からプレゼントしました。部屋をパーティー仕様に飾り付けたり、ケーキを食べたりしながら過ごした時間は忘れられません。

エデュ:昨年度の取材では、アイルランドの滞在でスペイン語やロシア語に興味を持って勉強をしているとお話しされていましが、今でも勉強をされていますか。

アンナさん:もちろんです! 今はロシア語をメインに、スペイン語、あとはルームメイトがイタリア人だったのがきっかけで、イタリア語の勉強も始めました。私は言語が大好きなので、学校の友達やルームメイトに教わりながら、勉強をしていましたね。

友達に囲まれて学校生活を楽しむアンナさん。友達と互いの言語を教え合うことで、自然と多言語に興味がわくそう。「すべての言語に違った響きがあって、母語で話すと距離がぐっと縮まるのも魅力です」と語ります
友達に囲まれて学校生活を楽しむアンナさん。友達と互いの言語を教え合うことで、自然と多言語に興味がわくそう。「すべての言語に違った響きがあって、母語で話すと距離がぐっと縮まるのも魅力です」と語ります

エデュ:アイルランドという国に留学して良かったと感じることは何ですか。

アンナさん:日本人が少ないことですね。クラスに1人だけ日本人の男の子の留学生がいましたが、話すときは英語でしたし、常に英語を話す環境があったことが成長につながったと思います。あと、アイルランドの人たちはとてもフレンドリーで、知らない人にも陽気に話しかけるような方が多いので、馴染みやすいと思います。

エデュ:学校のサポートで良かったことはありますか。

アンナさん:一時帰国をしたときに、英語を話すことを忘れないようにと学校のネイティブの先生とたくさん話す時間を設けてもらいました。また、現地校で差別にあったときに、学校に報告をしたら、いち早く現地校に確認を取ってもらえて、状況の改善を図ってくれました。こうした迅速な対応は安心につながりましたね

昨年度のアンナさんインタビュー記事はこちら
アンナさんの留学体験が綴られた【リュウガク物語】Anna’sDiaryはこちら ≫

帰国後の進学も後押しするDDPの魅力

体験したからこそ分かるDDPの魅力や、後輩に伝えたいことをうかがいました。

「帰国後も留学中にできた友達と毎日メールをしたり、毎週テレビ電話をしています。DDPに参加すると世界中に友達ができる楽しさがありますよ!」と語るアンナさん
「帰国後も留学中にできた友達と毎日メールをしたり、毎週テレビ電話をしています。DDPに参加すると世界中に友達ができる楽しさがありますよ!」と語るアンナさん

エデュ:DDPに参加をして良かったと思うことは何ですか。

アンナさん:やはり現地校のディプロマ(卒業資格)を取得できることです。DDPで海外の高校卒業資格を得ることで、日本の大学を帰国生として受験できるので、私は一般入試ではなく、このDDPの制度を活用して国内大学に進学しようと考えています。

エデュ:今考えている進路や夢について教えてください。

アンナさん:海外大学にも留学をしたいと考えているので、留学制度の整っている学校が良いと思っています。アイルランドへの留学もまたしたいですし、ロシアにも留学したいです。将来は6か国語を話せるようになるのが夢ですね。

エデュ:2学期にある神田女学園の在校生への報告会ではどんなことを伝えたいですか。

アンナさん:誰かを頼らずに自分で何でもやるという気概が大切ということと、自分から積極的に誰にでも話しかけることが英語力向上につながることも伝えたいです。ホストファミリーの手伝いを進んで行い距離を縮めたり、友達にも自分から恐れずに話しかけにいくこと。この積極性が最終的には自分の成長に大きく影響します。

エデュ:受験生の皆さんにメッセージをお願いします。

アンナさん:神田女学園は言語の学びにとても力を入れている学校です。英語だけではなく、フランス語、中国語、韓国語などたくさんの言語を学べます。私は留学中に何度挫折しても諦めずに頑張り、今の自分にたどり着いたと思っているので、皆さんも何事も諦めず、最後まで目標に向かって頑張ってください。

編集者から見たポイント

長期留学で得られる英語力や多様な経験に加え、現地の高校卒業資格を取得できるDDPは、とても魅力的な制度だと感じました。国境を越えた友情やホストファミリーとの絆は、アンナさんにとってかけがえのない宝物になったと思います。神田女学園では留学を手厚くサポートしてもらえるため、「留学をして英語力を磨きたい」「海外大学へ進学したい」と考えているなら、ぜひ説明会に足を運んでもらいたいです。

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イベント日程

イベント名 日時
授業体験会 2021年9月25日(土) 10:00~
教育内容説明会 2021年10月10日(土) 9:00~
授業見学会 2021年10月30日(土) 10:00~
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