志願者数が増加! 今年度の中学入試を総括

志願者数が増加! 今年度の中学入試を総括

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2019年度に日本大学の準付属校となり、注目度が高まり続けている目黒日本大学中学校・高等学校(以下、目黒日大)。今回は昨年度以上に志願者数が増えた中学入試について、広報部長の天野正貴先生や受験生の保護者の声を交えて詳しくお伝えします。

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出願者数が29%、実受験者数が1.5倍も増加

インタビューに応じてくださった天野先生。
インタビューに応じてくださった天野先生。

インターエデュ(以下、エデュ):2021年度中学入試の出願者数や受験者数について教えてください。

天野先生:昨年797人だった出願者数が今年度は1027人と29%増加し、実受験者数も昨年の約1.5倍増えました。また、4科入試の出願者数が昨年と比べて65%増加したことも印象的です。このような結果が出た要因は、コロナ禍でも感染対策を講じて来校型の学校説明会を実施し、さらに、説明会をYouTubeでライブ配信したことで、学校の魅力がしっかり伝わったからだと考えています。

エデュ:コロナ禍での試験はイレギュラーなことも多かったと思いますが、試験当日の様子はいかがでしたか?

天野先生:マスクの着用や除菌はもちろん、健康確認表の記入や換気の徹底など、万全の対策を講じました。入試会場にやってきた受験生たちは緊張した面持ちでしたが、例年と異なり保護者の控室がないことや、試験後に保護者と受験生が待ち合わせできる場所などについて早い段階から丁寧にアナウンスを行っていたため、試験当日の進行は非常にスムーズでした。

エデュ:2021年度の入試を振り返って、受験生の合否を分けたポイントを教えてください。

天野先生:合格者平均点は昨年と変わらず約6割でした。合格点をとるためには、どの教科も大問1・2で取りこぼさないことが大切だと思います。例えば国語だったら、漢字や慣用句などの知識問題をしっかり正解したうえで、他の問題で得点を積み重ねる意識を持って取り組んでください。

エデュ:目黒日大ならではの試験や問題があれば教えてください。

天野先生:メッセージ性があるのは適性検査型入試と算理入試です。適性検査型入試は読解問題や図表の読み解きなど、本校が測りたい力を重視して問題を作成しています。
算理入試は理科の分野を題材にした、計算を必要とする文章問題を出題しています。在校生の中には算理入試の問題がワクワクする内容だったため、通常授業もおもしろそうだと期待して入学を決めた生徒がいるほどです。算理入試で入学した生徒については、持っている理系の能力を大切に磨き上げ、さらに他教科もボトムアップできるよう、サポートしていきたいと考えています。

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受験の際に気を付けるべきポイント

エデュ:来年度入試に向けて、勉強のポイントを教えてください。

天野先生:4教科しっかり勉強してほしいです。2教科でも受験はできますが、中学に入学したら社会・理科は必修ですし、中学受験の社会・理科は今後の学力の土台になるので、最後まで諦めないでほしいと願っています。
また、保護者の方には、家庭でのコミュニケーションに注意していただきたいです。コロナ禍で頑張る受験生に「どうして偏差値が上がらないの?」「志望校変えたら?」といった言葉をかけていませんか? 成績が上がらないとき、一番焦っているのはお子さんですから、大らかにサポートしてあげてほしいと思います。

エデュ:併願校を選ぶポイントを教えてください。

天野先生:日大付属校を目指している場合は、他の付属校の理念や教育方針をチェックしていただきたいです。
目黒日大は中高6年間の教育を通じて医歯薬獣系や国公立大学、難関私立大学への進学を目指す学校で、立地やアクセスにおいても優れています。実際、日吉の日大と本校に合格し、「目黒日大の校風が自分にあっている」と、本校を選んでくれた生徒もいます。偏差値に惑わされることなく、受験生目線に立って、志望校を選んでいただきたいです。

エデュ:学校説明会など、今後のイベントの予定を教えてください。

天野先生:5月に入試報告会を開催し、過去問の傾向や対策についてもお伝えできればと思っています。また、7・8月には大学のオープンキャンパスのようなイベントを開催し、自由に授業見学や部活体験ができるようにしたいと考えています。
他にも、本校では予約すればいつでも学校見学が可能なので、気になる方はぜひ来校していただきたいです。

学校見学は教員一人が付き添ってくれ、授業の様子などをじっくり見ることができる。
学校見学は教員一人が付き添ってくれ、授業の様子などをじっくり見ることができる。
図書館など、清潔感があり充実した校舎の様子も必見。
図書館など、清潔感があり充実した校舎の様子も必見。
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入学を決めた保護者が語る中学受験や目黒日大の魅力

今年4月から目黒日大へ入学するお子さんの保護者にアンケートを実施し、中学受験や目黒日大に期待することについてうかがいました。

目黒日大を受験した入試形態は?

まず、受験した入試形態とその理由を紹介します。

・2科目→苦手を克服し、得意を伸ばすことに集中して勉強がしやすかったため。
・4科目→バランスよく学んでほしいと思っていたから。
・適性検査→適性検査に絞って勉強を続けてきたため。
・算理入試→特に成績がよい2教科だったから。

受験を通して感じたお子さんの成長は?

次に、お子さんが中学受験を通して「成長した」と実感したエピソードを紹介します。

「絶対に目黒日大に通いたい」という強い意志を持ってから、勉強への取り組み方が変わりました。特に冬休みに入ってからは重点的に復習する単元や過去問の見直しなどスケジュールを綿密に立てて自宅学習を行っていて、頼もしく感じました。

コロナの影響で塾の授業がオンラインになり、なかなか環境に慣れず、成績が下がった時期もありましたが、徐々に集中力やメンタルをコントロールする力を身につけ、乗り越えることができたようです。精神的に強くなったと感じます。

目黒日大について自らインターネットで調べて、大学までのことを考えたうえで「目黒日大を志望したい」と言い出したとき、成長を感じました。自分の将来を見据えて、目標に向けて何をすべきか考え、行動できるようになったと思います。

学習面と精神面の成長を期待

最後に、目黒日大に期待することについて、保護者の皆さんにうかがいました。

少人数で目が届きやすく、先生との距離が近い環境に魅力を感じて入学を決めました。放課後学習や補習など、塾に頼らず学校内で学力向上と苦手克服ができるよう、手厚い学習サポートを期待しています。

『常に生徒ファーストで、夢の実現に向けて6年かけてダイヤモンドに磨き上げる』という学校の方針に感銘を受けました。得意分野を磨いて伸び伸びと成長できるよう、また、苦手分野も興味を持って取り組めるよう、導いてほしいです。

勉強はもちろん大事ですが、思いやりや感謝の気持ちを育み、友達に恵まれた楽しい学校生活を送れるよう、サポートしていただきたいです。多感な時期なのでつまづいたりすることもあると思いますが、どんどん新しい世界を知って視野を広げて、人生の選択肢の幅も広がることを期待しています。

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編集者から見たポイント

びっしりと書かれたアンケート結果から、保護者の学校に対する期待の高さを感じました。また、入試直後にもかかわらず即座にアンケートを実施し、保護者の方々の気持ちを汲み取って期待に応えようと尽力する天野先生の熱い気持ちも非常に印象的でした。目黒日大では随時学校見学を行っていますので、気になる方はぜひ予約して、足を運んでみてください。

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