明星中学校の新たなる一貫教育の幕開け

明星中学校の新たなる一貫教育の幕開け

inter-edu’s eye

明星中学校・高等学校(以下、明星)では、今年度より大きなクラス改編が実施されました。その理由は、これまで以上に6年間を通した一貫教育を強固なものにするため。今回は新しく誕生した一貫クラスの先生と生徒たちにインタビューを行いました。明星が挑戦する新たな一貫教育に迫ります。

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学びをより自由に! 実践的な内容を授業に取り入れる

これまで「MGS(明星グローバルサイエンス)」と「本科」の2クラス制で、どのクラスも高校2年次より、高入生との混合になっていました。今年度、中学校では前述のクラスを廃止し、「特別選抜」と「総合」の2クラスを新設しました。中学1年の学年主任を務める佐藤誠司先生に一貫クラスの詳細をうかがいました。

「中学1年生は総勢150名です。クラスに関係なくお互いをリスペクトすること、仲間を思いやる気持ちを持つことを大切にしようとよく話をします」と語る佐藤誠司先生
「中学1年生は総勢150名です。クラスに関係なくお互いをリスペクトすること、仲間を思いやる気持ちを持つことを大切にしようとよく話をします」と語る佐藤誠司先生

インターエデュ(以下、エデュ):一貫クラスを新設した経緯を教えてください。

佐藤先生:明星は2023年に創立100周年を迎えます。大きな節目を迎え、そして新たな100年を見据えたときに、より力を注いでいきたい課題として挙がったのが一貫教育でした。今回新設された一貫クラスは、「特別選抜クラス」と「総合クラス」です。特別選抜クラスは中学から高校にかけての6年間、総合クラスは高校1年生までの4年間、クラス替えがありません。子どもたちに寄り添い、長いスパンでじっくりと育てていきたいという思いが込められています。

エデュ:新しい一貫教育を実施するにあたって、取り入れたことはありますか。

佐藤先生:学習面では中間テストの廃止が大きいですね。中間テストがなくなったことで、授業の自由度が上がり、授業数も多く確保できるようになりました。各教員が今までできなかった、教科書から一歩踏み出した授業が可能になったのです。例えば理科なら実験数を増やしたり、社会科なら世界の食べ物を取り上げる時間をつくったり、より教科の内容を深く楽しく学ぶ授業になっています。その代わり、小テストを増やして予習復習を定着させる指導も行っていますよ。

エデュ:特別選抜クラスの特長を教えてください。

佐藤先生:中学1年は4クラスあるのですが、そのうち、1クラスが特別選抜クラスです。このクラスでは、早い段階から一流のものに触れる経験を重ね、社会に出たときにリーダーとして活躍できる人材の育成を目指しています。学習面においては予習型の指導を行い、インプットだけではなくアウトプットの場を多く設けています。

エデュ:総合クラスの特長を教えてください。

佐藤先生:総合クラスは勉強だけでなく部活動に打ち込むなど、視野を広く持って自分の可能性を広げていけるクラスです。学習は復習型の指導で、単元ごとに確認テストを実施するなど、丁寧に学習サポートを行っています。

エデュ:一貫クラスではどのようなグループワークや探究学習が行われているのでしょうか。

佐藤先生:すでに行ったのは、府中地域の穴場スポットを調査するグループワークと体験型英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)」での英語プログラムですね。また、特別選抜クラスでは、7月末に鎌倉で留学生との交流会を予定しています。生徒5名に1名の留学生がついて、一緒に鎌倉の街を散策しながら生きた英語を学んでもらいます。

海外生活を疑似体験できるTGGでは、さまざまなシチュエーションでネイティブスピーカーとの英会話に挑戦します
海外生活を疑似体験できるTGGでは、さまざまなシチュエーションでネイティブスピーカーとの英会話に挑戦します

エデュ:各クラスで目標としている指標はありますか。

佐藤先生:ベネッセ模試のランクでいうならば、特別選抜クラスは中学校卒業時にS~Aゾーンに、総合クラスは高校1年生の時点で全員がBゾーンに入れるように徹底的にバックアップしていきたいと思っております。また英検の目標は、特別選抜クラスは準2級、総合クラスは3級を中学3年までに取得できるレベルまで引き上げたいですね。

特別選抜クラスと総合クラスの6年間 ≫

個性豊かな先生たちの授業はどれも楽しい!

特別選抜クラスに所属する渡辺匠くんと、総合クラスに所属する原島咲蘭さんにお話をうかがいました。

エデュ:入学のきっかけと、所属クラスの志望理由を教えてください。

渡辺くん:学校を調べていたときに、“明星の先生たちは面白い”“生徒と先生の距離が近い”という評判を聞いて興味を持ちました。大学進学実績が良かったのも志望理由の一つです。特別選抜クラスを希望したのは、自分の限界を試したいと思ったからです。

原島さん:私には姉と兄がいるのですが、姉は高校から、兄は中学から明星に通っています。家で学校の話をよく聞いていたので、自分も明星に行きたいと思いました。また、私は小学生の頃から剣道をやっていて、中学では部活動を一生懸命やりたかったので、総合クラスを選択しました。

「明星の剣道部は中学生と高校生が一緒に活動をしているので、たくさんの先輩たちに教えてもらえるのがうれしいです」と話す原島さん
「明星の剣道部は中学生と高校生が一緒に活動をしているので、たくさんの先輩たちに教えてもらえるのがうれしいです」と話す原島さん

エデュ:クラスにはなじめましたか。友だちと仲良くなるきっかけになった出来事があれば教えてください。

渡辺くん:明星小学校から上がってきたメンバーが中心になって、クラスの輪を広げてくれたので、すぐにみんなと仲良くなれました。入学初日からたくさん友だちができたのでうれしかったです。

原島さん:クラス対抗のドッジボール大会があって、そのときにクラスの団結力が高まったと思います。私のクラスはみんなで力を合わせて、優勝することができました。

エデュ:授業のスピードや難しさはいかがでしょうか。

渡辺くん:難しいと思うこともありますが先生たちが面白いので、どの授業もすごく楽しいです。ただ、小テストが多いので、放課後に図書館で勉強したり、自宅での予習はしっかりとしています。

原島さん:先生たちが私たちの理解度に合わせてスピードを調整してくれていると感じます。総合クラスでは確認テストという授業の復習テストがあるので、授業の内容が頭に入りやすいです。

「好きな科目は数学です。特別選抜クラスの数学は幾何と代数に分かれていて、より深く学べるのでやりがいがあります」と話す渡辺くん
「好きな科目は数学です。特別選抜クラスの数学は幾何と代数に分かれていて、より深く学べるのでやりがいがあります」と話す渡辺くん

明星の次の100年をつくる受験生たちへ

佐藤先生と生徒のお二人に受験生へメッセージをいただきました。

佐藤先生も実は明星の卒業生。明星が大好きな先生と生徒たちが集う学校は、笑顔にあふれていました
佐藤先生も実は明星の卒業生。明星が大好きな先生と生徒たちが集う学校は、笑顔にあふれていました

エデュ:受験生にメッセージをお願いします。

佐藤先生:明星では6年間という長いスパンで学習面でも精神面でものびのびと生徒たちを育てます。明星を卒業した5年後、10年後を見据えた教育は確実に生徒たちの力になると確信しております。一緒に明星の次の100年の歴史を作り上げていきましょう。

渡辺くん:明星は先生がおもしろくて、友だちも優しいので過ごしやすい学校です。入試では計算問題や漢字などで確実に点を取っていくと良いと思います。受験勉強を頑張ってください。

原島さん:入試は自分の得意なところから問題を解いていくのがおすすめです。明星は施設がきれいで充実しているのが魅力的ですよ。

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編集者から見たポイント

新しく誕生した一貫クラスでは、今の時代に求められている実践的な学びを多く取り入れています。中間テストの廃止など、校長の福本眞也先生を筆頭に新しい挑戦を続ける明星は、まさに最先端の学校です。中学1年生の彼らがこれからどのように成長していくのか期待が高まります。

イベント日程

イベント名 日時
第5回 中学校説明会 2021年9月11日(土) 14:00~15:00
第6回 中学校説明会 2021年10月9日(土) 14:00~15:00
詳細とお申し込みはこちら ≫

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