生徒が語る!林間学校での学びを深める探究活動

生徒が語る!林間学校での学びを深める探究活動

inter-edu’s eye

3年ぶりに中学1年次の林間学校が開催された日本大学高等学校・中学校(以下、日大中高)では、その事後学習として林間学校に関する探究活動が行われました。そこで今回は、中1生6名と引率の大橋康平先生にお話をうかがい、体験に重きをおいた探究活動の魅力に迫ります。

学校公式サイト ≫

大自然の中で得た気づきを事後学習で深める

まずは、林間学校や探究活動について話したい! と手を挙げてくれた柿本さん、外山さん、中村さん、川島さん、福井さん、平野さんの6名に、林間学校と事後学習の内容についてうかがいました。

林間学校で初めて体験したことはありましたか。

福井さん班ごとに地図とコンパスを使ってチェックポイントを通り、点数を競う「スコアオリエンテーリング」に初めて挑戦しました。学校とは異なる環境で友達と協力し合い、より仲良くなるきっかけになったと思います。

柿本さん牧場でのトラクター乗車や乳搾り体験です。初めてだったので上手にできるか心配でしたが、分かりやすく教えてもらえて安心しました。

外山さん大人数で料理をしたことがなかったので、飯盒炊さんが大変でした。でも、火起こしや火の調整など普段は経験できないことができて新鮮でしたし、料理する楽しさを知りました。

平野さん私は登山が初体験でしたが、結構本格的で足場も悪かったので、友達と励まし合いながら登りました。山頂ではあいにくの曇り空でしたが、楽しく登れたので素敵な思い出になりました。

最初は乳搾りに苦戦していた生徒も、何度かやるうちにコツを掴んだようです
最初は乳搾りに苦戦していた生徒も、何度かやるうちにコツを掴んだようです
大変な登山も、隣で歩く友だちと楽しく話しながら頂上を目指しました
大変な登山も、隣で歩く友だちと楽しく話しながら頂上を目指しました

林間学校で学んだことや、気づいたことを教えてください。

柿本さん陶芸体験でのカップ作りがとても難しかったので、普段何となく使っている身の回りのものをより大切に感じるようになりました。また、今回はスマートフォンが持ち込み禁止だったのですが、友達と話したりトランプで遊んだりしていたらあっという間に時間が過ぎ、日々の過ごし方を見直すきっかけにもなりました。

中村さん飯盒炊さんで、食事の有難さと料理の楽しさに改めて気づきました。最近は勉強のために料理は母に任せっきりだったのですが、林間学校の後は積極的に手伝うようにしています。

福井さんSDGsに関する講演では、日本オオカミが絶滅してしまった影響で霧ヶ峰の鹿が増殖しているという話を聞きました。食物連鎖の大切さを知りましたし、そういった問題に向き合っている人たちがいること自体に「すごいなあ」と感動しました。

「全員で協力してカレーライスを作る姿に感動しました」と大橋先生
「全員で協力してカレーライスを作る姿に感動しました」と大橋先生

林間学校後の探究活動の内容と、そのテーマを選んだ理由を教えてください。

中村さん私はスキーをテーマにしました。林間学校は夏に実施されましたが、私は毎年スキーをしに長野県へよく訪れていたので、冬の長野県の魅力もみんなに伝えたいと思ったからです。スキーを中心に、冬場の長野県での過ごし方を調べました。

川島さん事前学習で少し調べていた信州そばについて、もっと知りたいと思ったので深掘りしてみました。信州そばが生まれてからの歴史や、なぜ有名になったのかをまとめました。

福井さんテーマに選んだのは松本城です。私はもともと歴史が苦手なのですが、この調べ学習を機会に歴史を好きになりたいと思い長野県の歴史を調べたところ、松本城に興味を持ちました。興味があるものをテーマに選べたので、楽しく学ぶことができました。

探究活動の集大成として、プレゼンテーションを行ったと聞きました。その準備で工夫したことはありますか。

柿本さん発表の数日前に母の前でシミュレーションをし、自分で気になったところや母からもらったアドバイスをもとに何度も微調整をしました。10回くらい繰り返したと思うのですが、その甲斐あって自信を持って発表できました。

外山さんもともと人前で話すのが好きなので、強調したい部分は声を張ったり、抑揚を大きく付けて話したりと、聞いている人が楽しく聞ける話し方をじっくり考えました。

平野さん私は人前で話すと緊張してしまう性格なので、うまく話せなかったとしても視覚で理解してもらえるよう、写真を大きく使ったり、文章ではなく短いキーワードを乗せたりと資料作りを工夫しました。

クラスでのプレゼン発表の様子 ≫

これからの学校生活で楽しみなこと、チャレンジしたいことを教えてください。

中村さん英語が好きなのですが海外に一度も行ったことがないので、3年次に予定されている海外研修で現地の人と英語で話せるように、勉強に励みたいと思います。

川島さんチアリーディング部の活動を頑張りたいです。練習はもちろん、挨拶や感謝の言葉をしっかり伝えることも大切だと先輩から教わったので、積極的に実践したいです。

福井さん入学したばかりのときは私立校に対して少し怖いイメージを持っていたのですが、勇気を出して剣道部に入ってみたら楽しくて、すぐになじむことができました。これからは勉強でもいろいろなことに挑戦していきたいです。

平野さんバドミントン部の先輩方がいつも優しく「お疲れさま」と声をかけてくれるので、来春入学してくる後輩たちにも、その良き伝統をつないでいきたいです。

探究学習が充実したアカデミックフロンティアコース ≫

学内外での多様な探究学習で生徒の成長を促す

次に、中1グローバルリーダーズコース担任で、林間学校の引率や事後学習を担当された大橋康平先生に、先生方が考える体験学習や探究活動のあり方についてうかがいました。

先生方が、生徒たちに林間学校で学んでほしかったことを教えてください。

大橋先生今回の林間学校でテーマに掲げていたのは、「Be positive and try everything!! ~前向きに、なんでもやってみよう!!~」です。初めての体験にも積極的に挑戦し、仲間と協力しながら何かを成し遂げる達成感を味わってもらいたいと考えていました。また、クラスメイトとの集団行動の中で、マナーや規律を学んでもらえればという思いもありました。

中1のカリキュラムをチェック ≫

事後学習での生徒たちの様子を教えてください。

大橋先生林間学校後はすぐに夏休みに入ったため、探究活動とプレゼンテーションの準備は生徒次第なところがありました。しかし、生徒たちは各自が興味を持った長野県のモノ・コトについてしっかり調べ、完成度の高いスライドを作ってきてくれましたので、教員が手取り足取り教えなくても大丈夫だなと感動しました。また、クラス代表に選ばれた生徒たちは1年生全員と保護者の前で発表を行ったので、生徒同士で良い刺激にもなったようです。

発表を聞いた生徒たちは「来年は自分もこの舞台に立ちたい」と意気込んでいたそうです
発表を聞いた生徒たちは「来年は自分もこの舞台に立ちたい」と意気込んでいたそうです

中学の3年間で体験できる探究活動には、ほかにどんな内容がありますか。

大橋先生学内では、日々の授業に生徒たちが「もっと学びたい」と思えるような探究活動を組み込んでいます。学外では日本大学の学部訪問を行い、後日学校で振り返りなどの事後学習も行っています。また、コロナ禍が落ち着き次第海外研修も再開する予定です。

先生方が考える、生徒たちの成長イメージをお聞かせください。

大橋先生まずは何よりも仲間たちと過ごす時間を大切にし、充実した学校生活を満喫してもらいたいです。そして、勉強や部活動などに一生懸命取り組み、メリハリのある毎日を過ごしてほしいです。生活面でも学習面でも、生徒がさらに成長できるよう全力でサポートしていきます。

探究学習を含む日大中高の教育ポイント ≫

編集後記

林間学校にただ行くだけでなく、併せて探究活動も行うことで、生徒たちが自ら興味を持って楽しく学びを深めている様子が印象的でした。そうして得た知識をプレゼンテーションで発表することで、中1生たちも自信がついたようです。今回のように、効果的な探究活動をたくさん用意している日大中高。今後の生徒たちの成長にますます期待が高まります。

学校公式サイト ≫

イベント日程

イベント名 日時
中学校・高等学校説明会 2022年11月26日(土) ※要予約

このページをシェアする

連載コンテンツ

ついに始動!「中高一貫2-1-3システム」で高まる学習効果

2022年度より新体制「中高一貫2-1-3システム」がスタート! その導入を主導された齋藤善徳先生にお話をうかがい、その真価に迫ります。記事を読む≫

スペシャル動画