学業面も強化! 看護医療分野を強みにGMARCHへ挑む

学業面も強化! 看護医療分野を強みにGMARCHへ挑む

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日本体育大学桜華中学校・高等学校(以下、日体大桜華)はスポーツのイメージが強いですが、現役進学率も高く、特に看護医療分野への進学者数が多いのが特徴です。3年前には、特別進学クラスにあたるアドバンストクラスも新たに設置。今回は、高い進学率を支えるさまざまな取り組みや、アドバンストクラス設置の背景や具体的な内容について、高校部長の本松真先生にうかがいました。

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高進学率の秘訣と、看護医療分野に強い理由は?

手厚いサポートと充実の進路イベントがポイント

昨年度は97.7%、今年度は95.7%と、毎年高い現役進学率を誇っている日体大桜華。その背景には、先生方のサポートと豊富な進路イベントの存在があります。

進路指導の軸となるのは、1年次から始まる進路面談です。学期に1回行われ、担任の先生が生徒一人ひとりに対し、時に雑談を交えながら「どんな分野に興味があるのか」といった自分探しを手伝います。模試や定期考査の結果も一緒に分析し、受験先についても相談に乗ります。面談以外にも、受験に向けた小論文指導や面接指導が積極的に行われており、先生方の“面倒見のよさ”が合格を勝ち取る一助になっています。

受験期には、生徒の志望校に合わせて個別に面接・小論文指導を行っている。
受験期には、生徒の志望校に合わせて個別に面接・小論文指導を行っている。

また、大学の教授を招いて行う大学模擬授業体験会や、専門家を招いての職業ガイダンスなど、働く人の声や現場を体感する進路イベントが充実しているのも日体大桜華の強み。早いうちから進路と向き合う機会を多く作ることで、生徒自身が自分の進路について考え、経験し、努力を積み重ねることができるのです。

さまざまな職種に就いた卒業生たちが、仕事内容や現場のようすなど、リアルな体験談を伝えるイベントも。
さまざまな職種に就いた卒業生たちが、仕事内容や現場のようすなど、リアルな体験談を伝えるイベントも。

選択科目や体験型イベントで、看護医療分野を専門的に学ぶ

進学実績を見ると、日本体育大学へ進学する生徒は意外にも全体の10分の1ほど。それよりも多いのが、看護医療分野への進学です。
女子校ということもあり、入学時から看護医療分野を志望する生徒が一定数いるだけでなく、もともとはスポーツ分野を志望していたものの、怪我などの経験を経て、人を支える仕事に就きたいと看護医療分野へ進路を変更する生徒も少なくありません。

そのようなニーズに応えるため、日体大桜華には「看護医療系理科」という選択科目や、予備校講師による放課後講習で「看護医療系の小論文講座」を受講することができます。さらに、看護体験ボランティアや、看護学部の教授を招いての模擬授業、現場で働く卒業生による講演会など、体験型のイベントが多く用意されていることも、仕事内容への深い理解につながります。スポーツ選手だけでなく、看護医療分野といった専門的な進路にも対応できることは、生徒たちにとって大きな魅力の一つとなっているのです。

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目指すはGMARCH! 進学に特化したアドバンストクラスとは?

学業面の強化の一環として、3年前には高校2年次以降のコースにアドバンストクラスを新設。その目的や内容について、本松先生に詳しくうかがいました。

「スポーツだけではなく、学業面でも信頼される学校でありたいと思っています」と本松先生。
「スポーツだけではなく、学業面でも信頼される学校でありたいと思っています」と本松先生。

インターエデュ(以下、エデュ):アドバンストクラスを設置した目的を教えてください。

本松先生:進学実績のさらなる向上を目指して新設しました。スポーツが好きな生徒は勉強もできることが多いので、学業面でも生徒たちの期待を裏切らないよう、より高みを目指すためのクラスです。基本的には希望制ですが、全国模試の結果を見て担任が勧めることもあります。

エデュ:アドバンストクラスの特徴を具体的に教えてください。

本松先生:使用する教科書は基本的に他コースと同じですが、アドバンストクラスでは内容を深く掘り下げて理解していきます。教科書の理解にとどまらず、各大学の出題傾向に置き換えて解説したり、英語の定期テストの質問文はすべて英語で表記するなど、実際の大学入試で活かせる教え方を意識しています。アドバンストクラスの担当教員は全員、本年度から取り入れたリクルート主催の教員研修を受けており、教員自身も向上心を持ち続けています。

教科書の内容が大学入試でどのように出題されているかを知れば、応用力にも磨きがかかる。
教科書の内容が大学入試でどのように出題されているかを知れば、応用力にも磨きがかかる。

エデュ:学業面における今後の目標を教えてください。

本松先生:GMARCHへの進学者数を増やすため、まずは10名を目標にしています。また、教員は生徒の志望校と出題傾向が似ている大学をピックアップするなど、受験のプランニングについても勉強し、生徒がいくつかの選択肢の中から人生を選べるようにサポートをしていきたいと考えています。

エデュ:学業と部活動の両立はどのように工夫されていますか。

本松先生:学業も部活動も最後までやり遂げることが大切ですので、受験に向けて途中退部させたりはしていません。工夫としては、隙間時間を使っていつでも勉強ができるように、宿題をタブレット端末で出題できるよう検討しています。また、定期考査の1週間前には、部活動の時間内に勉強する時間を確保する部もあります。学業と部活動の両立は簡単なことではありませんが、教員も部活動の指導員も、勉強から逃げないでほしいと考えています。

エデュ:受験生と保護者の方にメッセージをお願いいたします。

本松先生:日体大桜華の強みは、①95%以上の現役進学率、②看護医療分野への進学の強さ、③日東駒専以上、GMARCHへの進学を目標とするアドバンストクラスの存在、④全国レベルの指導者がいる部活動やダンスパフォーマンス部、の4つです。スポーツも学業も頑張りたい、という皆さんを心よりお待ちしています。

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編集者から見たポイント

進路イベントでは仕事内容を、アドバンストクラスの授業では大学入試の問題を実際に“体験”することで、生徒たちは将来のイメージを明確にし、何をすべきか具体的に描くことができるのだと感じました。先生方が一丸となって文武両道をサポートしてくれる日体大桜華なら、スポーツを頑張りながらも、看護医療分野をはじめとした志望の進路を叶えることができるでしょう。

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学校説明会・イベント日程

イベント名 日時
桜華祭(文化祭) 2020年9月19日(土) 9:00~15:00
2020年9月20日(日) 9:00~14:30
部活動体験会 2020年9月26日(土) 14:30~17:00
体育祭 10月3日(土) 9:00〜15:00
※雨天の場合は10月4日(日) 9:00〜15:00
第1回中学校説明会 10月31日(土) 14:30~17:00
第1回高等学校説明会 10月31日(土) 14:30~17:00

※変更がある場合は随時、HP上にてお知らせいたします。

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