コロナ禍でもGMARCH合格40名増 慶應合格の卒業生に聞く狭山ヶ丘の進路指導

コロナ禍でもGMARCH合格40名増 慶應合格の卒業生に聞く狭山ヶ丘の進路指導

inter-edu’s eye

2021年3月に内進3期生が卒業した狭山ヶ丘高等学校付属中学校・高等学校(以下、狭山ヶ丘)。2020年度大学入試では内進生初の現役東大合格者を輩出し、コロナ禍の2021年度大学入試ではGMARCHが対前年で40名増加と、高い実績を出し続けています。そこで今回は、慶應義塾大学法学部に合格を果たした内進3期生と教頭の北谷高志先生に、コロナ禍での受験勉強と進路指導を振り返っていただきます。

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東大と慶應への挑戦

お話をうかがったのは、内進3期生の米山太樹さん。学校推薦型選抜で東大を、総合型選抜(旧AO入試)で慶應を受験しました。

米山大輝
慶應義塾大学法学部政治学科に進学した米山さん。中高時代はバスケットボール部に所属し、高校では難関国立進学コースに在籍しました

インターエデュ(以下、エデュ):コロナ禍での受験勉強で苦労したことは何ですか。

米山さん:学校の友達と会う機会がぐんと減り、周りがどれほど受験勉強に勤しんでいるのかが分からず、自分を客観視できなかったことです。そんな状況下でも、担任の先生と電話で勉強について話すことで、モチベーションを保つことができました。

エデュ:高校3年間の学力推移を教えてください。

米山さん:1年生のときは英語の成績が突出していて、そのおかげで総合成績も良かったのですが、非常に不安定な状態であることに気づきました。そこで、2年生になってから国語と数学にも力を入れるようになると、徐々に成績が安定していきました。

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エデュ:3年生になり、難関大への受験に当たり、学校からどのようなサポートがありましたか。

米山さん:担任の先生には、学校推薦型選抜や総合型選抜について相談しました。先生は「一緒に頑張っていこう」と励まし、いろいろな面で真摯に相談に乗ってくれました。
学校推薦型選抜で東大法学部の2次試験に進んだ際、2次試験で行われるグループディスカッションの対策に、進路指導の先生、担任の先生、各教科の先生方まで参加してくれたことには、今でも大変感謝しています。

エデュ:総合型選抜の対策で苦労したことは何ですか。

米山さん:自己分析です。総合型選抜では「将来何がしたいのか」「そのために今まで何をやってきたのか」を分析するなど、自分と深く向き合わなければなりません。私は、「今のものの考え方が、自分の人生におけるどの経験に起因しているものなのか」の究明に莫大な時間を要しました。なお、総合型選抜でも、先生方がグループディスカッションや面接、提出書類への対策をサポートしてくれました。

エデュ:最後に、狭山ヶ丘の魅力を教えてください。

米山さん:自分を律することのできる生徒が集まるため、落ち着いた学校生活を過ごすことができます。また、非常に親しみやすい先生方がたくさんいるところも魅力だと思います。

自習室
自習室。米山さんは夏期講習や冬期講習の後、自習室で夜まで勉強していたそうです
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コロナ禍で活きた自学自習の姿勢

2021年度大学入試やコロナ禍の進路指導について、教頭の北谷高志先生にうかがいます。

教頭で国語科の北谷先生
教頭で国語科の北谷先生。コロナ禍の進路指導で意識したことは「最新の情報を最速で掴むこと」と語ります

エデュ:2021年度大学入試の総括をお願いします。

北谷先生:大学入学者選抜改革が行われる年の入試だったので、何年も前から進路指導部を中心に準備を進めてきました。しかし相次いで改革の見直しが発表されたことは皆さんご存じのとおりです。2021年度大学入試は、入試改革と新型コロナウイルス感染症の蔓延が重なった、史上稀に見る混沌とした大学入試でした。本校の生徒たちは、そのような状況の中でも難関大に合格するという高い目標を、変えることなく最後まで貫き通しました。その成果が、対前年40名増と合格者数を飛躍的に伸ばしたGMARCH168名の実績に表れています。

エデュ:国公立大合格者は昨年度とほぼ同数で、医学部医学科への合格者も輩出しています。コロナ禍でも高い実績を残した要因は何でしょうか。

北谷先生:成功した生徒の多くは、本校が重視する「自学自習の姿勢」をしっかりと身につけていました。約3か月に及んだ休校期間には、授業動画、授業プリント、課題などをオンラインで配信しましたが、それをすべて行ってもまだ学習に費やせる時間は残されていました。生徒には、入学直後から自学自習の重要性を伝え続けています。休校期間中、自分には何が足りないのかをよく考え、やるべき学習を実践した生徒たちは、めきめきと実力を伸ばしていきましたね。

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エデュ:課題の配信などのほかに、どのようなサポートを行いましたか。

北谷先生:コロナ禍では、Google Classroomを活用し、生徒は必ず自分が在籍するクラスのClassroomに参加しました。1学期が終わる頃には、各クラスのClassroomにて、夏休みの学習法についてまとめた冊子をアップロードしました。国公立文系・私立文系・理系・看護医療系と4パターンの志望者向け冊子を複数の教員が作成し、生徒は自分の志望校に合う冊子をClassroomで閲覧していました。
その後、2学期からは感染症対策に細心の注意を払いながら、思いきって集会形式でのガイダンスを多数開催しました。生徒の表情や反応を実際に見ながら、確かな情報に基づいた励ましや声かけをすることができたのは良かったです。そして、受験本番の時期には情報収集に注力しました。受験の直前にも、そして出願の後であっても、各大学は入試の内容に変更を加えてきました。そのような情報をいち早く掴んで、まずは教員間で共有し、生徒にも直ちに伝え、ともに対策を立てられるようにしました。

オンラインによる配信
オンラインによる配信と、対面での面談やガイダンスを状況に応じて実施

エデュ:米山さんの6年間の成長について教えてください。

北谷先生:初めて出会ったときから言語に対する感覚の鋭さには目を見張るものがありました。中学時代の校内英語スピーチコンテストでは、中学生とは思えないほど正しく美しい発音で聴衆を魅了して優勝しました。高2で応募した小論文コンクールでは、海上都市の建設について論じ、審査員特別賞を受賞しました。外交官になるという夢を抱き、カナダへの2度にわたるホームステイや、ハワイでの修学旅行を通して英語力に磨きをかけ、高3で英検準1級を取得しています。
受験においては、自分の言葉で書いた文章が合否判定に用いられる書類審査や、自分の考えを理路整然と述べなければならない面接試験・集団討論がありましたが、持ち前の言語に対する感覚の鋭さや論理的に物事を考える力を十分に発揮できたことが良い結果につながったのだと思います。

エデュ:中学受験生へのメッセージをお願いします。

北谷先生:本校の入学試験は奇をてらった問題はほぼなく、一般的な中学校入試の勉強をすれば突破することは難くありません。小学校の間に身につけてほしいことは、学習する習慣と規則正しい生活習慣です。健康的に、習慣的に学習に取り組んで成長してください。

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編集者から見たポイント

米山さんは中高6年間で勉強と部活動に励み、夢に向かって英語力を磨き、慶應法学部へ進学しました。小学生のとき、狭山ヶ丘の学校説明会に参加した米山さんは、伝統を感じさせる校舎と落ち着いた校風に惹かれ、この学校ならしっかり勉強できる!と思い、入学を決意したそうです。
8月には狭山ヶ丘の学校生活を体験できるオープンスクールが、9月以降は毎月学校説明会が開催されます。箱根ヶ崎駅と入曽駅から説明会用のスクールバスが出るので、興味のある方はぜひ学校サイトをチェックしてみてください。

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イベント日程

イベント名 日時
オープンスクール 2021年8月21日(土) 10:00~
第2回説明会 2021年9月5日(日) 11:30~
第3回説明会 2021年10月9日(土) 14:00~
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