自分で感じたことだから、本当のコミュニケーションができる海外研修

2人の生徒

inter-edu’s eye

白梅学園清修中学校・中高一貫部(以下、白梅清修)には、高校1年次に全員が参加する海外研修があります。滞在先のカナダで経験したことを、帰国した生徒と引率の先生にうかがいました。

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安心して過ごせたカナダ研修

インタビューに応じてくれたのは、高校1年のKさんとYさんです。

インターエデュ(以下、エデュ):カナダにはどのくらい滞在しましたか。

カナダの人々の優しさに触れたKさん
カナダの人々の優しさに触れたKさん

Kさん:5月半ばから下旬までの2週間です。ホームステイ先から現地の中高一貫校に通いました。

Yさん:学校ではバディ(ペアになって留学生をサポートする現地校の生徒)と過ごして、バディが選択している授業を一緒に受けたりもしました。

エデュ:2週間をどのように過ごしたのでしょうか。

Kさん:午前中で授業が終わる日は、清修生みんなで現地の大学を見学したり、高齢者施設を訪問したり、アクティビティで観光地へ行きました。休日はそれぞれのホストファミリーと過ごします。

海外から見た日本を知ったYさん
海外から見た日本を知ったYさん

Yさん:アクティビティで訪れたホワイトロックという観光地では、生徒が街頭インタビューを3回以上行うというミッションがありましたね。

Kさん:みんな優しく対応してくれて、私はカナダ在住の方には好きな料理を、観光客には出身地や来日の経験を尋ねました。

Yさん:別の観光地では店員さんから日本について質問され、バディにも日本のアニメや漫画についてたくさん聞かれたので、海外の人は日本にすごく興味を持っているなと感じました。

海外研修の経験から得たもの

エデュ:研修に参加してよかったことや、帰国後の変化について教えてください。

現地で多くの友達ができたKさん
現地で多くの友達ができたKさん

Kさん:カナダで10人以上友達ができたことです。私のバディは韓国出身の女の子で、彼女が毎日お昼ご飯に誘ってくれたおかげで、彼女の友達とも仲良くなれました。カナダでは自発的に話すことができた半面、もっと英語力があれば…と、もどかしい気持ちにもなったので、帰国後にはアメリカで2週間ホームステイする地元自治体の高校生派遣に申し込みました。この夏、また新しい経験をしてきます。

多くの経験を与えてくれたホストファミリーとYさん
多くの経験を与えてくれたホストファミリーとYさん

Yさん:私は研修前はカナダにあまり興味がなくて、自然豊かなイメージしか持っていませんでした。でも現地の方と話すうちに興味がわいてきて、帰国後はカナダに戻りたいとさえ思うようになったんです。何より、ネットで見たものでも自分の目で見ると全然違うことが分かり、経験することの大切さを痛感しましたね。

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言語を超えた真のコミュニケーションを体験

引率した英語科の道元香織先生に、現地での生徒のようすについてうかがいます。

エデュ:生徒は研修でどのような経験をしていましたか。

カナダでの高齢者施設訪問のようす
カナダでの高齢者施設訪問のようす

道元先生:生徒はみな「現地の方は優しかった」と話していて、こうしたカナダの気風のおかげで、日々の生活や街頭インタビューから“海外から見た日本”を感じることができていたと思います。訪問した高齢者施設では、何も語れない方や耳が遠い方に対し、生徒が敬意を払いながら言葉を超えた交流をしていたことに驚かされましたね。場の雰囲気を感じながら人と関わることは、コミュニケーションを深めるための大切な要素です。異文化の地でこのようなコミュニケーションをとれるなら、日本ではもっといろいろなことができるはずだと生徒の可能性を感じ、私たち教員にとっても発見の多い研修となりました。

エデュ:英語に限らない、さまざまなコミュニケーションの形を経験したのですね。

道元先生:言語習得に終わりはなく、完璧なコミュニケーションなんてありません。ですから、生徒はホストファミリーやバディが見守るなかでできる範囲のことをして、助けてくれた人にきちんと感謝すればいい。それが真のコミュニケーションではないかと思います。

期間を延長できる海外研修へ

エデュ:研修後はどのような学習につなげているのでしょうか。

道元先生:9月に後輩や保護者に向けた報告会があるため、HRと情報の授業を活用して準備を進めています。生徒はグループになり、学校生活やホームステイなど4つのテーマについてパワーポイントでまとめ、発表します。

エデュ:今回のカナダ研修の手応えと、今後の海外研修について教えてください。

道元先生:現地に行かなくても情報を得られる便利な社会になりましたが、現地の風土を肌身で感じ、伝えたいことを伝えられない不便な状況で試行錯誤する経験が生徒の成長につながります。今回の研修では、そうした成長の種を蒔くことができたと思っています。
今後は、希望者には滞在期間を最大4週間まで伸ばせるよう検討中です。変わるところもありますが、本物を感じて生きたコミュニケーションを経験させるという海外研修の目的は変わりません。

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編集者から見たポイント

KさんやYさんによると、帰国後は生徒がみんなカナダロス状態になったそうです。滞在中、生徒は1日の出来事を書いて毎日引率の先生に提出しており、ある生徒のノートには、“帰りたくないからパスポートを燃やしてカナダ人になる”という衝撃の書き込みが! これほどまでに生徒を夢中にさせた海外研修の報告会が、公開行事として9月に行われます。ぜひ会場に足を運び、生徒の熱量をダイレクトに感じてみてください。

イベント日程

9月29日(土) カナダ研修報告会を開催します!

KさんやYさんの体験談、コミュニケーション力を会場でご覧ください。

その他のイベント

イベント名 日程 時間 内容
学校説明会③ 9月15日(土) 14:00 卒業生が語る清修:清修での経験が今の私の土台となっている
学校説明会④ 10月13日(土) 14:00 保護者が語る清修:保護者から見る自分のこどもの成長と学校との関わり
清修フェスタ 10月27日(土)、28日(日) 未定 お楽しみに!
入試説明会(2・4科)
~ミニ入試模擬体験もできます~
11月17日(土) 14:00 2科・4科の入試の特徴および学習のポイントを伝えます。
入試説明会(適性)
~ミニ入試模擬体験もできます~
11月24日(土) 14:00 立川国際と南多摩ごとの入試の特徴を伝えます。

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