合否にも大きく影響!試験前日と当日に親がしてあげたいこと

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いよいよ試験本番。泣いても笑っても結果が出る、それが受験です。今回は今までの努力を最大限発揮するために、受験生と親御さんがしておきたいことを見ていきましょう。

試験当日は”良い嘘”をつくべき!?

試験当日

中学受験経験者にも、高校受験で初めて入試を受ける方にも、どちらであっても共通していることがあります。

それは「試験当日は誰しもが緊張し、不安である」ということです。まず大前提としてこれは覚えておきましょう。そのなかで結果を出すにはどうすればいいのかを、ご紹介していきます。

試験当日の準備を前日に完璧にしておく

まず基本中の基本ですが、当日に必要なものは前日にきちんと準備しておきましょう。 受験票、学生証、時計、筆記用具(シャープペン(3本程)、消しゴム)、上靴、傘、カイロ、防寒着などは必ず必要です。防寒着は荷物になるので持って行かなくても…と思われるかもしれませんが、試験会場の温度調整がどうなっているのか分からない以上、持っていくべきです。お母さまはチェックシートなどを用意し、漏れがないように確認してあげましょう。

ゲン担ぎの食べ物は、神経質にならない程度に

「勝負に勝つために“カツ丼”を食べる」、「きっと勝つように”キットカット”を食べる」など様々なゲン担ぎの食べ物があります。ただ、あまりにもいつもと違う食事だと胃に負担をかけてしまいます。とくに朝食は、なるべく消化の良いものをこころがけ、お子さまの好きなものを一品入れてあげるといいでしょう。
また、ゲン担ぎをすると言ってもあまり神経質になりすぎないようにしましょう。併願校が多い場合、「あれをやっていないからうまくいかないんじゃないか…」とお子さまが不安になってしまう場合があります。無理のない範囲でできることをしましょう。

試験当日の良い嘘はOK?

人は不安な状態では何かにすがりたくなる時があります。「チョコを食べると頭がすごく働くんだって」。「近所の○○さんはこのシャープペンを使って、有名高校に合格したんだって」など、なるべく身近な成功例を出して、ポジティブな嘘をこころがけましょう。ただしあまりにもたくさんつくと、逆に神経質になってしまうので、2つか3つにしておきましょう。

試験会場でこれはNG!

試験会場の過ごし方

中学受験では、試験会場まで親が付き添うのが一般的ですが、高校受験ではどうすればいいでしょうか?「もう中学3年生だし、必要ない?」、「本人も不安だろうからついていくべき?」と、様々な意見があると思います。

結論からいうと、悩んだときには思い切って本人に聞いてみましょう。そこで本人が、ついてきてほしいといえばついて行く、必要ないといえば、家で待つ。例えば、分かりにくい場所にある試験会場に何らかの事情で下見に行けず、たどり着けるか心配な場合も「付き添いの無理強いはしない」。これが大切です。

ここからはお子さまへのアドバイスになりますが、試験会場に着いてからの過ご方についてです。まず、悪目立ち(必要以上におしゃべりをしたり)は絶対に避けましょう。一般入試は実力勝負!とはいえ、あまりにも目立ってしまうと、不合格になってしまう可能性もあります。

お昼休みなどに友達を見つけたとしても、簡単な会話にし、なるべく大人しくしているといいでしょう。なぜなら、友達と話していると自然と試験の会話になり、「答え合わせもどき」が始まります。自分の答えが間違っていると不安にもなってきますので避けた方がよいでしょう。

また、試験が2日間にわたる場合(※試験が2日間にわたるかどうかは都道府県によって異なります)、1日目に受けた試験の答え合わせを家でやるべきかどうか悩むと思います。「点数が低いと2日目に影響するからやめたほうがいいのでは?」と思われるかもしれませんが、やっぱり答えは気になるもの。「サッと自己採点して切り換えようか!」と、お子さまに伝えるのをおすすめします。

緊張とうまく付き合うには?

メンタル

最後に「試験当日の「リラックスして」はNG!? 緊張を味方に! 第16回」でご紹介した、受験生も親御さんも実用できるメンタルトレーニングについて見ていきましょう。

まず「緊張してる?緊張するよね」と緊張する自分を認めてあげるような声がけをしてあげましょう。その上で「緊張したときってどうなる?」と緊張したときの準備をすることが大切です。
緊張した時に焦って問題を読み間違えたという経験があれば、「緊張したら、ゆっくり問題を読むことを意識しよう」と対策を考えます。 緊張の中で、自分は何ができて何ができなかったのかをお子さまと確認してください。プレッシャーのかかる本番までに「緊張してもできる」という小さな成功体験を積み重ねることで、本番で本来の力を発揮できるようになります。

優秀で真面目なお母さまほど、お子さまに対しても高いラインを求めてしまいがちです。しかし、一歩引いて自分のお子さまを見守ってあげることも重要です。

ググッと差がつくココがポイント!

試験前日には持ち物を一緒に確認、当日の朝食はゲン担ぎ+お子さまの好きな食べ物を出す。そして1・2個の良い嘘をつき、送り出してあげる。そしてアドバイスとして「試験会場では大人しく」、「採点はしてもいいけど、気持ちを切り換えよう」これだけで大きく変わってきます。どれも簡単に試せるものばかりですので、ぜひここでご紹介した方法をお試しください。

次回は、受験後のアフターフォローについてです。


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