わが子はどれ?冬休み明けのお子さまのタイプと接し方

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冬休みが明けるといよいよ試験本番が近づき、受験生は追い込みの時期になってきます。この時期、受験生はいくつかのタイプに分かれるのですが、重要なのはそれぞれの接し方です。今回はタイプ別にご紹介していきます。

冬休み明けのお子さまはどのタイプ?

お子さまのタイプ

冬休み明けの受験生のタイプは、大きく分けると以下の4つに分けられます。

タイプ1:やる気に満ち溢れ、勉強に対しても前向き

最も理想的なタイプです。このままモチベーションを保ち、受験に臨むようにサポートしましょう。

タイプ2 :冬休みにあまり勉強せず、焦って机に向かっている

勉強をする気はあったものの、だらだら過ごしてしまい、今必死になっているタイプです。追い込み型ともいえます。

タイプ3 :冬休みもあまり勉強せず、現実逃避(もしくは自信に満ち溢れている)タイプ

模試などの結果を見て、冬休みの間もやる気が起きず、すでに受験を諦めているタイプです。あまりいませんが、合格を確信して勉強していない自信家タイプの可能性も?

タイプ4 :勉強しているように見せているが、実際はあまりやっていない

一番危険なタイプです。一見机に向かい勉強しているように見えるので親も安心しますが、蓋を開けてみたらびっくりという状態も…。非常に見分けがつきにくく、たまに部屋を開けて見てみましょう。

タイプ別の接し方は?

次に上でご紹介したタイプになぜなってしまったのか。その原因と対処方法をご紹介します。

主に気をつけていきたいのは、タイプ3と4ですが、タイプ1と2も絶対安心とはいいきれません。なぜなら気持ちが不安定なこの時期は、勉強に対してのやる気=モチベーションがふとしたきっかけで下がってしまうことは十分にあるからです。ここで親御さんが気をつけたいのは「環境づくり」です。例えば、受験生の好きな食べ物を常に冷蔵庫に入れておく。部屋をきれいに片付けて集中できる環境をつくるなどです。勉強に対してはサポートできない、上手い言葉をかけてあげられない、という方でもこれならできるはずです。

タイプ3と4の対処方法

原因1:偏差値を気にしてやる気がでない

冬休み前の模試などの結果で、受験校に偏差値が届かず、勉強に対してやる気がでない。これが一番多いケースです。お子さまに親御さんが出来ることは「偏差値の仕組み」について説明してあげることです。
偏差値とは、簡単にいうと「ある集団の中での位置を示す数値」です。受けた模試の規模や、受けた人の優秀さによって変化するので、偏差値=その人実力とは限りません。受験生は数字に敏感です。ですがその数字が一体何を意味しているのか分かっていないケースもあります。とくに高校受験が初めての受験というお子さまには、このあたりの説明は必須です。

原因2:勉強は「やらされているもの」という意識が強くなってしまった

学校見学などに行き「あの学校の制服が可愛い」「この学校のこの運動部に入りたい」という思いで、勉強に打ち込んできたお子さま。でもいつからか、その情熱も薄れ、勉強にやる気が出ず「やらされている」状態に。
対策としては「なぜその学校に入りたいと思うようになったのか」「なぜその学校を目指すようになったのか」を思い出させてあげることです。ポイントは、あくまで「さりげなく思い出させること」です。例えば制服で選んだのなら、その学校の制服を着ている生徒がいそうなところに連れていってあげたり、運動部に入りたくて目指していたのなら、テレビでそのスポーツを観戦するなどです。

親の不安は伝わる!子を信じる心が重要

子を信じる心

受験生はこの時期非常に敏感です。親御さんが不安そうな顔や態度をしていると、それが伝わってしまいます。

では親御さんはどうすればいいのでしょうか? それはとにかく「わが子を信じてあげること」です。一種の開き直りに近いかもしれませんが、親が強く信じる気持ちはお子さまにもしっかり伝わります。それは間違いありません。本音を言いたい気持ちを押さえ、温かい言葉をかけてあげるようにしましょう。

ググッと差がつくココがポイント!

「冬休みは山場」、「冬休み明けも山場」です。敏感な冬休み明け、どう接すればいいのか分からないという親御さんも、タイプ別に接すること。子どもの力を信じること。をポイントに、ぜひ実践してみてください。

次回は、冬休み明けに気にしたいあのことをご紹介します。


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