第1回 テストで、どうしていい点とれないの?

子どもの能力を引き出す、やる気にさせる 上手なほめ方・叱り方

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子どもが有名中学を目指すとなると、「うちの子は算数が苦手」とか、「勉強をなかなかしない」「○○ちゃんと比べてうちの子は」などイライラの種は急増!
そこで幼児教育から小学校受験、中学受験、高校受験とあらゆるシーンを体験してきた先輩ママ、高木潤子さんに、自らの体験を元にしたエッセイを連載していただきます。点数が悪かったとき、子どもが反抗してきたときなど、感情的になりがちなシーンで後悔しないアドバイスがいっぱいです!

第1回 やる気を引き出す「子どものほめ方・叱り方」(2013年4月5日)

テストでどうしていい点とれないの?

親って、子ども以上にテストの点数に一喜一憂するもの。学校ではテストの点は公表されませんが、塾はだいたい公表します。だから、塾に通うようになると、ママ友同士の会話の中にも、「○○ちゃん、今回のテストはよかったわね」なんて話がよく出てくるようになって、どうしても他の子の点数が気になってきてしまいます。

そして自分の子の点が親しい友達より低いと、つい言ってしまうのが、「同じように勉強しているのに、どうして点数が悪いの?」「なぜ、○○ちゃんのようにできないの?」。

とっても感情的な言葉ですよね。それに口に出して言わなくても、子どもには、表情や態度で親の思っていることがだいたいわかってしまいます。子どもって親の感情にはすごく敏感ですから、とても子どもに感情をかくすなんてことはできません。

でも、点数のいい子のお母さんって、概して冷静な人が多いみたいです。いつも塾で点数ランキングの上位にいるお子さんを持つAさんに、話を聞いたことがあります。
「以前はうちも、テストで50点、60点ってことがよくあったんですよ。そのたびに、私、どうしてあなたは!って、怒鳴りつけてたんです。でもね、あるとき、いつも叱ってばかりいても全然効果がないんだから、もっと冷静にならなくちゃいけないんじゃないかと思ったわけです。そして、子どもに、テストでどこができなかったのか一緒にチェックしようって、言ってみたんです。」

なぜ間違って回答したのか、問題を見たとき何を考えたのかなど、Aさんはお子さんに、一つひとつ聞いてみたそうです。するとお子さんも少しずつ話してくれるようになったとか。親が落ち着いていれば、子どもは素直に話してくれるものですね。それ以来、それまでわからなかったわが子のクセみたいなのが見えてきたと、Aさんはおっしゃいました。
「テストが返ってくると、点数がいい悪いの話は最小限にして、できなかった問題について話し合うようになったんです。間違ってしまった原因を一緒に探っていくようにすると、子どももよく話してくれるようになりました。それがよかったような気がしています。」

<<プロフィール>>高木 潤子(たかぎ じゅんこ)
若いころから週刊誌・女性誌で、子育て・インテリア・料理など幅広い分野の記事を取材執筆。仕事量を減らして二児を育て、インターエデュはお受験ママとして活用。現在も取材・編集・執筆と幅広く活躍中。

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