第93回　お子さまの教育費用は、家計全体の何割くらいですか？

大きな負担となりやすい子どもの教育費。エデュママのみなさんの家庭では、いったいどれくらいのお金をかけているのでしょうか。家計全体に占める割合をうかがってみた結果が左のグラフ。

最も多いのが家計の1～2割で、全体の40％弱にのぼります。次いで1割未満（26.3％）、2～3割（約20％）の順。つまり、全体の85％以上の家庭では、家計に占める子どもの教育費の割合は3割以下ということです。エデュママの家庭の教育費割合は、想像していたよりもずっと低いようです。

日本政策金融公庫の調査レポートによると、子どもふたりにかかる教育費の割合は世帯年収の4割というのが平均値です。今回のアンケートでは子どもの人数はうかがっていません。回答者の多くが子どもひとりの家庭だった可能性はありますが、インターエデュは、受験情報サイト。塾に通わせたり家庭教師をつけたりしている人が数多いはずなので、子どもがひとりだとしても、家計費の3割以上という家庭が多そうに思えるのですが、そうではありませんでした。

おそらくエデュママの家庭は世帯収入が多いということが大きく関係しているのでしょう。エデュママアンケート第81回で世帯収入をうかがったところ、全体の63％以上の人が1000万円以上と回答しています。日本政策金融公庫の調査レポートでは、世帯収入が800万円以上になると、子どもがふたりいても、教育費の割合は家計の4分の1に下がりますから、1000万円以上ならば、さらに負担率は低いはず。教育費に関しては、エデュママのみなさんの家庭は、相当にゆとりがあると言えそうですね。