7月四模試に見る中学受験志望状況

inter-edu’s eye
中学受験研究の分野で定評のある、森上教育研究所が調査した受験に役立つデータをお届けします。 今回は7月に行われた四模試の志願者数、受験者数の昨年比から見えてくる、2018年入試の【1】受験者数、【2】学校ランク別、【3】学校所在地別、【4】進学校・付属校・半付属校別、と4つの傾向について分析を行っていただきました。

2月、4月時点での2018年入試の傾向は?

2017年入試を振り返ると、小6人口は2.0ポイント減少しましたが、入試の受験者数はほぼ横ばいとなりました。中学入試が人気となり、中学受験を行う生徒の割合(中学受験比率)が増えたことが要因と思われます。

よって、2018年入試でも中学受験比率の増加が予想されますので、2017年入試の分析を終えた2月末では、2018年入試の受験者数は横ばいまたは微増と予想しました。

そして2017年4月四模試受験者数前年対比では、103.7%の増加となりました。2018年入試の受験生は小6人口が2.8ポイントも減少することがわかっていたので予想外の結果でした。

7月四模試、志願者数前年対比の分析

2017年7月志願者数前年対比

  学校種別
男子校 女子校 共学校 合計
学校ランク A 101.6% 101.7% 120.0% 105.2%
B 101.4% 103.4% 108.8% 104.0%
C 102.8% 102.7% 103.6% 103.1%
D 103.7% 102.5% 94.8% 100.6%
E 93.9% 102.3% 98.9%
F 81.1% 96.6% 112.0% 104.8%
G 94.1% 109.4% 109.0% 104.9%
H 128.8% 95.5% 107.6% 103.4%
合計 101.8% 100.8% 106.3% 103.1%

※学校ランクは四谷大塚偏差値を参照しています。
A:65以上、B:64~60、C:59~55、D:54~50、E:49~45、F:44~40、G:40未満、H:非エントリー

<分析結果>

【1】志願者数前年対比合計は103.1%で、受験者数は多少低めの100.5%の増加でした。つまり、受験生一人あたりの受験校が多くなっている可能性があります。Eランク以外はすべて増加し、中下位ランクのF・G・Hランクも増加傾向になっています。中下位ランクが人気となる現象は、中学受験がブームになっていることが考えられます。

【2】学校種別では、男子校・女子校・共学校とも増加しています。特に、共学校の前年対比は106.3%と顕著に増加しています。

【3】学校所在地で見てみると、神奈川を除く所在地で増加しています。特に北東部以外の23区と多摩地区の志願者数前年対比が5ポイント以上の顕著な増加で、神奈川が1.8ポイントの減少となっています。

【4】進学校・付属校・半付属校の志願者数前年対比ですが、進学校では、2015年・2016年の四模試で減少傾向となり、2017年四模試で、多少増加となりました。付属校では、2015年と2016年の四模試で増加傾向となり、2017年四模試でも引き続き増加となりました。半附属では、2015年四模試では顕著な減少でしたが、2016年と2017年で横ばいとなりました。

4月・7月四模試の結果を踏まえた2018年入試予想

2018年受験者数前年対比の予想

  学校種別
男子校 女子校 共学校 合計
学校ランク A 104.2% 106.5% 120.1% 108.2%
B 101.8% 98.5% 100.9% 102.7%
C 100.6% 104.4% 102.0% 103.3%
D 104.4% 92.2% 94.0% 96.7%
E 100.3% 96.7% 92.7%
F 104.4% 110.1% 105.4%
G 89.7% 94.3% 110.3% 99.9%
H 73.9% 90.5% 109.0% 99.1%
合計 100.2% 99.4% 104.7% 101.6%

※学校ランクは四谷大塚偏差値を参照しています。
A:65以上、B:64~60、C:59~55、D:54~50、E:49~45、F:44~40、G:40未満、H:非エントリー

<分析結果>

2017年7月の四模試受験者数前年対比合計が100.5%であったことや、小6人口が2.8ポイントも減少したことから、昨年の模試と入試の関係を加味して、2018年受験者数前年対比の予想は、101.6%の増加としました。

【1】ランクでは、A・B・C・Fランクが増加で、G・Hランクが横ばいで、D・Eランクが減少となりました。

【2】学校種別では、男子校が微増で、女子校が微減、共学校は昨年に引き続き顕著に増加となる予想です。

【3】学校所在地では、神奈川と北東部東京では減少、北東部以外の23区と多摩地区では増加と予想としました。

【4】付属校は顕著に増加し、進学校は横ばいですが、半付属校は減少と予想しました。共学校と付属校は隔年現象で減少する可能性も高いと考えましたが、「2020年大学入試改革」と「グローバル化」が要因となって、顕著に増加の傾向にあります。

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