もうお金で悩まない!特待生・奨学金制度を使って入学!エデュママリサーチ第62回

エデュママリサーチ
2015年11月4日

第62回 もうお金で悩まない!特待生・奨学金制度を使って入学!

inter-edu’s eye
私立の中学校に限らず、しっかりした教育を受けさせたいと思った時に気になることの一つに、学費があるのではないでしょうか?今回のエデュママリサーチでは特待生・奨学金制度を利用して安く入学する方法をご紹介します。

特待生・奨学金制度って一体何?

特待生・奨学金

「特待生」や「奨学金制度」という制度をご存知でしょうか?聞いたことがある!という方はどうやって受けられるか人に説明できますか?まずはこの2つの制度は一体何なのかを見ていきたいと思います。

【特待生制度】
各学校が自校の基準に則って条件を満たした入学生に対して、授業料の減免や全額免除などをして経済的負担を減らす制度

【奨学金制度】
学力のある入学生に対して学費の給付・貸与をする制度

どちらにも共通していえることは、私立校などで教育を受けたいが、経済的な理由で支払いが困難な学生を対象にしている点です。

大学などに進学する際は、地方自治体の奨学金、教育ローン、新聞奨学生、日本学生支援機構を利用する方も多いと思いますが、返還義務の条件が様々な設定をされているので注意が必要です。

次に、実際どうやったら受けられるのか、具体的にどのぐらい免除されるのかを見ていきましょう。

一例
【受給条件】入学試験時の成績上位者
【受給内容】授業料全額免除
【受給期間】1年間

一例
【受給条件】全体の85%以上得点者のうち、上位5位
【受給内容】授業料全額免除
【受給期間】1年間

以上はあくまで一例ですが、ほとんどの学校で、同様な額が軽減されます。条件によっては公立中高一貫校より安くなる場合もありますので、確認してみるといいかもしれません。

どのくらいの学校が導入している?

導入校

インターエデュで発行している冊子、「私立校併願のすすめ」で独自に調査したところ、掲載校約70校のうち、49校が導入しているという結果になりました。

導入していない学校も前向きに検討しているので、将来的には多くの学校が導入する形になると思われます。

私立中学校以外の高校・大学・専門学校など教育機関でも、導入されているケースが多くあり、最近は、開成高校で入学金・授業料228万8千円を免除する奨学金ができ、注目されています。この奨学金の名称は「開成会 道灌山奨学金」で、応募資格を満たし、申請すれば受けることができます。

昨今の不況の状況や、家庭環境の変化により、学校側の受け入れ体制も変わってきています。目指す学校で導入されているのであれば、賢く利用してみましょう。

これからの中高の選び方は?

依然人気の高い、公立中高一貫校ですが、人気の背景には地域密着型である点、通学時間の短さ、そして学費の安さがあります。

しかし近年は、わずかではありますが、倍率が下がりつあります。その要因の一つには、私立中高一貫校の様々な取り組みがあります。先ほどご紹介した通り、私立校でも条件を満たせば、学費を公立校並みに抑えることもできます。

本当はあの学校に通いたかったのだけど、学費であきらめていた方は、これからの受験に向けて、情報を集めて利用してみるのもいいのではないでしょうか。

ココがポイント!

中高一貫校で6年間過ごす期間は、人生においてとても大切です。あこがれの学校に通いたい!でも、家庭の事情で、行けなかったということのないようにしてあげるのも親御さんの役目です。悔いの残らないように、ぜひ情報収集をしてみましょう。

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