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ルーテルにはネイティブ教員による「オーラル」、日本人教員による「インプット」「アウトプット」という3つの授業があります。
オーラル授業の特徴や生徒の成長についてトム先生に聞きました。
オーラル授業の目標は英語を使って自分の意見を伝えられるようになることです。「英語の質問に英語で答えて終わり」というような受け身の姿勢ではなく、生徒が主体的に学び、相手に意見を伝えられることが大切です。
そのために単語や文法をただ暗記するだけの苦しい勉強ではなく、手や足で触ったり匂いを嗅いだりして物が持つ独特の感触から単語を覚える、音楽を聴いてフレーズを覚える、覚えた単語やフレーズで会話をするなど、楽しみながら五感で英語を覚える工夫を取り入れています。
また、同義語や対義語も意識しています。1つの単語を覚える際に同義語や対義語も同時に覚えることで新しい語彙を増やしながら豊かな会話や文章表現ができるようになる。そうすることで自然と授業内で意見交換が活発になり、生徒の質問で授業が展開していくようになるのです。
ルーテルの授業で会話や意見交換の機会が多いのはクラスが少人数であるおかげです。分からないことはその場で声をかけて聞きやすく、生徒一人ひとりの成長も実感できます。学年が上がるにつれ、豊かな表現で長い文を作れるようになっています。
自分から学ぶ姿勢が身につけば、人から教えられるだけでなく自分で自分の英語力を磨けるようになります。英語は世界のどこへでも行けるチケットです。ルーテルでこのチケットを手に入れ、どんどん海外へ出て英語を使ってほしいですね。
日本人教員による授業は週3回。日本人による授業だからこそ教えたいことがあるという齋藤先生に聞きました。
英語は自分の意見を伝え、相手に理解してもらうためのツールです。海外へ行くと日本の文化や風習、自分のパーソナリティを伝え合う機会が多くなりますが、正しく伝えて理解し合うには英語を熟知している必要があります。
しっかりとした英語力を養うために、ルーテルでは「聞く・話す・読む・書く」の4技能を複合的に学べる授業をしています。「この単元では読むだけで次の単元では書くだけ」と技能をバラバラに習得するのではなく、1つの単元で4技能をフルに使える授業です。そのうえで私の授業では、長文を要約する力や単語の語源、文化的背景を伝えています。
ルーテルでは日本語と同じように、自分の意見を英語で発信できるよう、長年教育をしてきました。生徒たちは学んだ英語を活かしながら自分たちで学び続けていると日々成長を感じます。
私は日本人教員だからこそ、英語を使って世界の人々と人間として対等に分かり合える喜びを生徒に伝えたい。英語は世界中の人と分かり合うためのツールです。このツールを身につけ、分かり合う喜びを感じてほしいですね。
ルーテルの英語について
帰国子女なのですが、オーラルの授業はアメリカの授業にとても似ていると感じます。
僕はアウトプット(英作文)の授業が好きですね。自分で考えて書くのが楽しい。スピーチコンテストも自分で考えた原稿で挑みました。
私は少人数だから一人ひとり英語を話す機会が多いことがよいと思います。身についた英語で中3になったら研修に行きたいな。
今度アメリカ研修に行くよ!今は不安よりとにかく楽しみ。自分の英語は通用するのかとか、日本との違いとかを肌で感じて、英語を自分のものにしてきたいと思っています。
ルーテルに入学してよかったこと
先生も上級生も優しくて面白いので、楽しい毎日を過ごせています。
そうだね、上下関係がなく年齢問わず仲良し。行事や部活で上級生と親しくなれるし、卒業生とのつながりも強いです。
これからやってみたいこと
僕はやっぱり東京オリンピックのボランティアかな。英語を使った活動をするためにも、英検をとっておかないとね。
私もやりたい!海外とのかけ橋になりたいので、将来の夢なら外務省の仕事にも興味があります。
私はイギリス留学。いつかは海外で生活したいです。
僕はいつかFIFAで仕事がしたいです。英語も活かせますし。サッカーに関わる仕事ができたらと思っています。
受験生へメッセージをお願いします
生徒たちは少人数教育で着実に英語力がついているようす。英語を使いたくてしょうがないという気持ちが伝わってきます。
では進路はどうなのでしょうか。校長の福島先生に聞きました。
2020年の入試改革はルーテルの教育に時代が追いついてきたと感じています。ルーテルでは中学校卒業の段階で全員が英検準2級、高校卒業前には準1級を取得予定です。2020年にはこの英語力が大きなアドバンテージになると思います。
海外の大学への進学もサポートしています。姉妹校の大学もあり、進学後も現地でのサポートが受けられます。ルーテルでは英語に自信を持てる生徒が多いので、海外進学もさらに増えていくでしょう。進路を考えたとき英語が強みになり、海外も選択肢に入れられるのがルーテルの英語教育です。
(浦和ルーテル学院小・中・高等学校 校長 福島宏政先生)
確かな英語力とあたたかい雰囲気で生徒の可能性を広げるルーテル。生徒たちもやる気と充実感に満ちあふれていました。2020年の入試改革は英語を強みにするルーテルにとってまさに追い風です。今後ますます注目を集めるのではないでしょうか。
授業はとても楽しいです。インプットの授業で覚えた新しい文法で文を組み立てられたときは達成感があります。