国学院大学久我山中学高等学校

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CCクラス1期生がたい体得した国際教養

inter-edu’s eye

京王井の頭線「久我山」駅から徒歩12分、郊外からも通いやすい都心の立地にありながら、周囲の環境と調和するキャンパスを持つ国学院大学久我山中学高等学校(以下、久我山)。女子部と男子部がそれぞれの校舎で別学の教育を実践しつつ、行事や部活動では男女協働の場を設けている稀有な私学として知られています。
2024年春に女子部CCクラスを卒業した皆さんが集まり、6年間の振り返りと共に久我山で得られた学びの数々について語っていただきました。

2018年導入のCCクラスを卒業した1期生の進路は?

4科入試を実施している女子部CCクラスでは、Global Studies(グローバルスタディーズ)の授業を核として、日本文化や伝統を世界に発信し、他国の文化や伝統を尊重することでフレンドシップを深め、意欲的に学んだ英語力を活かしつつ時代の変化に対応できる人としての成長を目指しています。

CCクラス独自の学習内容から得られた気づきはありますか。

山岸さん

山岸さん
テイラーズ大学(マレーシア)の建築・建設・デザイン学部に進学

環境破壊のような世界的な問題を扱ったことで、日常生活でも物事の見方が変わり、進路に大きく影響がありました。卒業後は自発的にオーガニック関連のイベントに参加するなどして、興味がある建築と環境保護を結び付けられるような活動を探しているところです。授業での学びが普段にも活かされているのを実感しています。

得丸さん

得丸さん
国際基督教大学の教養学部に進学

コロナ禍のため、調べ学習に偏っていた時期が多かった私にとっても、進路に影響があったのはウクライナ戦争に関連した募金活動への参加でした。募金自体よりも、戦争の現状を知ってもらう方向性にシフトして、国際問題を知るだけでなく解決のために行動することが大切だと学びました。
どの授業でも人前で話すのが当たり前なので、気づいたら明るい性格になっていました!

学習の様子
井谷さん

井谷さん
工学院大学の建築学部に進学

高2くらいの時期から建築に興味を持ち、授業を通して建築資材と環境がアンバランスであるという問題を知りました。いろんな事柄に興味を持つことができる環境なので、韓国ドラマ熱が高じてハングル能力検定まで受けました。進学先でも外国人と話す機会が多く、大学の友だちは私の積極性に驚いています。

畠山さん

畠山さん
国学院大学の経済学部に進学

入学前の私にとって、世界は自分中心に回っていました。CCクラスのおかげで他者が何を考えているのかを考えたり、意見に耳を傾けたりするようになったのが一番大きな成長です。英語が話せないにもかかわらず、中学に入学してすぐに留学生と一緒に過ごすことになりましたが、言葉が通じなくても積極的に相手を知ろうとすれば、気持ちが伝わることを体験することができました。

学習の様子2
小宮さん

小宮さん
国学院大学の法学部に進学

熱心に調べれば調べるほど、それをみんなに知ってもらいたいという気持ちが強くな りました。また知識が増えれば問題点も明確になってきました。そこには私自身の視野が広がる実感があり、中1から調べ学習に夢中になっていました。学年が上がるごとに自分から問題点を見つけ、自分だけの解決法を導き出す過程に、勉強する意味があるのだと気づきました。

大越さん

大越さん
津田塾大学の総合政策学部に進学

たくさんあったグループ活動では、みんなの意見をまとめる役割を担うことが多かったと思います。中学生の頃には、グローバルなリーダーシップとは何かを考える機会がありました。その結果として分かったのは、みんなの個性を引き出したり、異なる意見の数々をまとめたりする素養だということです。それ以来、私は接する人の長所を見出して、それを活かすコミュニケーションを心がけるようになりました。

久我山生として過ごした中でも印象深いエピソードを教えてください。

山岸さん

山岸さん

ニュージーランド修学旅行(日本文化発信コース)で、ホームステイをしながら現地校で授業を受け、英語で日本文化を発信したのが思い出になっています。逆にニュージーランドの文化を教えてもらい、初めて知った内容がたくさんありました。

現地校でバディと一緒に授業に参加します
現地校でバディと一緒に授業に参加します
井谷さん

井谷さん

私も約2週間の短期留学に参加したのですが、海外と日本の文化間ギャップを感じました。何と言っても、海外の学校は自由度が高いものでした。服装やルールだけでなく授業の受け方ひとつを取っても、生徒自身の自主性が求められるというものでした。テストに関してはどうしているのだろうと思いましたが、とても頑張っている様子でした。

手間暇をかけて作り上げた浴衣が海外でも大活躍します
手間暇をかけて作り上げた浴衣が海外でも大活躍します
大越さん

大越さん

家庭科の授業で1年かけて反物から浴衣を作りました。ニュージーランド修学旅行に持参したり、体育祭で久我山音頭を踊る際に着たりしたのをよく覚えています。

進路決定の時期やきっかけを教えてください。

山岸さん

山岸さん

観光と建築の両方を一度に学びたかったので、リベラルアーツを取り入れた海外大学を探していました。渡米も検討していましたが、学費面で厳しい円安時代になったので、マレーシアの大学に進学することになりました。

得丸さん

得丸さん

オープンキャンパスでいくつかの大学を訪問しましたが、ICUは専攻学科を定めないというリベラルアーツの要素があるため、受験を決めました。

井谷さん

井谷さん

直前まで悩み続けていたのですが、工学院に通う先輩の話を聞いたことで、建築に関わる夢を諦めないことにしました。

畠山さん

畠山さん

どんな道に進むべきかを迷い続けた結果、資格取得や就職での幅が広がる経済学部を選びました。どんな職業に就くか分かりませんが、中高での学びを活かしたいと思っています。

小宮さん

小宮さん

私が考えた選択肢の中から、一番自由に内容を選んだ結果が法学部でした。ビジネス法を学んだ後は、いつか社会に貢献したいと願っています。

大越さん

大越さん

受験直前まで自分自身の適性がはっきりせず、志望校を選びきれませんでした。大学生でボランティアに参加している方と話したのがきっかけで、社会課題の解決に取り組む総合政策学部に進むことになりました。

恩師の視点から見た
卒業生の成長

中1から高1まで持ち上がりでクラスを担任された川本ゆり子先生から、1期生在校時の振り返りをしていただきました。

女子CCクラスの1期生にはどのような期待をかけていましたか。

女子部長でもある川本ゆり子先生
女子部長でもある川本ゆり子先生
川本先生

川本先生

設立には長い時間をかけて入念な準備をしてきました。一番の特色であるGlobal StudiesはCCクラスのオリジナルな授業です。週2時間の授業では、多様な文化や価値観に触れながら、世界の人たちと協働する気持ちを養い、主体的に教科を越えた学びに取り組みます。先ほどから卒業生の話を聞いていましたが、私たち教員が願っていた以上の成長を感じ、育ってくれたことを嬉しく思います。
久我山には、日本文化を学び、未来に継げる教育の土台があります。CCクラスもそこに倣い、日本文化発信を目的としたカリキュラムが用意されています。校外から講師を招聘して現実社会との関わり方を考えたり、留学生と意見交換をしたり、ときには学校の外との関りもつくってきました。

日本文化に触れる女子特別講座
日本文化に触れる女子特別講座

卒業生の皆さんに関するエピソードを教えてください。

川本先生

川本先生

ムードメーカーが何人も揃っており、個性豊かな生徒たちであり、生きるエネルギーに満ちた学年でした。小宮さんから「卒業してもクラスメイト同士でつながって、新しい社会貢献のネットワークを作れたらいい」という言葉を聞いた時、CCクラスの存在意義が明確になったと確信しました。
とにかく生徒たちと一緒に濃厚な時間を過ごしてきました。女子特別講座として学んだ華道・茶道・能楽・日本舞踊など、日本を含め、文化を世界に向けて発信してくれることを心待ちにしています。

未来の後輩へのメッセージ

未来の後輩へのメッセージ

受験生の皆さんに母校の魅力をアピールしてください。

山岸さん

山岸さん

高校生活を思い出すたびに、久我山のCCクラスに通っていて良かったと思っています。明るく元気で、私までポジティブな気持ちにさせてくれるクラスメイトに恵まれて本当に嬉しかったです。皆さんにとっても、きっと想像以上の楽しさが待っているはずです。

得丸さん

得丸さん

ありのままの私を受け入れてくれる学校でした。肩肘を張ることなく自分を変えられる環境が待っていますよ。

井谷さん

井谷さん

自分の長所を見つけられる授業がたくさんあるのが良かったと思います。今はまだ適性が分からなくても構わないですから、中学生になってから将来について真剣に考えてみてください。

畠山さん

畠山さん

心の支えになってくれた先生のおかげで型にはまることなく育ってこられました。CCクラスでは協働の大切さや他者を思いやる気持ちの必要性を実感することができますよ

小宮さん

小宮さん

個性やこだわりを持ったままで、物事へ主体的に取り組めるのが久我山らしさではないでしょうか。私たちの学年に限らず、学校全体がそういった雰囲気を持っています。

大越さん

大越さん

いろんな考え方を認め合う文化があるので、女子同士だからといっても適切な距離感があって心地よく過ごすことができました。たくさんの素敵な仲間との出会いが学校生活を豊かな時間に変えてくれるでしょう。

編集後記

CCはカルチュラル・コミュニケーションの略であり、この言葉には「背景の異なる者同士による思考の伝達」といった意味合いを含んでいます。卒業生の皆さんは大学生という社会の入り口に立ったばかりではありますが、久我山で過ごした6年間が土台となって今後の躍進に弾みがつくことを願ってやみません。

イベント情報

第1回学校説明会

2024年9月21日(土)

第2回学校説明会

2024年10月5日(土)

第3回学校説明会

2024年11月2日(土)

第4回学校説明会

2024年11月16日(土)

入試直前講座

2024年12月15日(日)