国学院大学久我山中学高等学校
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国学院大学久我山中学高等学校(以下、久我山)は、今年の7月に小学生向けの「授業体験 in Kugayama 2025」を開催しました。10教科・19種類の授業にパネルディスカッションを加えた、授業体験の様子をレポートします。さらに、授業体験への想いや感想について、先生方にお話をうかがいました。
先生の熱意と工夫が満載!
授業体験レポート
10年近くにわたり受け継がれてきた、久我山の「授業体験 in Kugayama」。コロナ禍で中断した時期もありましたが、「小学生に本校の雰囲気や学びの楽しさを届けたい」という先生方の情熱によって、大切に紡がれてきました。
今年は約760名もの小学生が参加し、朝から活気と熱気に包まれました。保護者の方とそれぞれの教室へ向かう子どもたちは、これから始まる特別な体験授業への期待と緊張が入り混じる面持ちでした。
参加者は、下記の時間割から一つの授業を選択できます。
国語
「バック・トゥ・ザ・ヘイアン」
(対象学年:小5〜)
舞台は平安時代。謎解きキットと地図を手に、事件が起きている市中(に見立てた教室と廊下)で謎を解きます。セットやアイテムのクオリティが高く、子どもたちは世界観に没入している様子でした。協力しながら謎解きを進めるなかで、歴史への学びもグループの仲も深まります。
国語「賢者への道2025」
(対象学年:小3〜)
図書室という「本の国」で、先生が扮する「賢者」と「大賢者様」が、はじめに授業内容を説明します。子どもたちは「見習い賢者」として、在校生が扮する「先輩賢者」にヒントをもらいながら、魔導書を手がかりに本を探す冒険に出ます。
ゲーム感覚で本の分類番号の意味を知り、図書室での本の探し方を学ぶ子どもたち。本を探す表情は、真剣そのものです。「本の国では絶対に走らない」「本を汚さない・壊さない」というルールも身に付けます。
理科「光るイクラを作ろう!」
(対象学年:小4〜)
さまざまな性質を示す人工イクラを作り、観察する授業です。多くの子どもたちが保護者とともに、先生の指示に従いながら実験を進めます。
イクラの色が変わる瞬間や光る瞬間には、「わー!」「本当に変わった!」と歓声が上がりました。理科の不思議な世界に、興味を持つきっかけになったのではないでしょうか。
数学「ゲームを数学で遊ぼう!」
(対象学年:小5〜)
小学生同士で二人一組になり、掛け算を使ったゲームに挑戦します。教室の中は白熱した雰囲気で、子どもたちは「負けた!もう一回!」と勝負に夢中の様子。 ゲームのお兄さん(先生)が必勝法を伝授するなど、数学に対して親しみや楽しさを感じられる内容でした。二人一組なので、初対面でも自然に仲が深まります。
社会「もぎ選挙」
(対象学年:小1〜)
選挙の流れや注意点を学び、「もぎ選挙」を行います。立候補者は久我山の先生方。リアルな選挙ポスターが廊下に貼り出されていました。投票箱や記載台、投票用紙は、実際の選挙で使用しているものを選挙管理委員会から借りているそうです。
選挙公報や政見放送も本物さながらで、当選者が発表されると、子どもたちからは納得の声が上がりました。
本授業を担当した奥村先生(担当教科:社会・地歴公民)に、感想をうかがいました。
奥村先生
子どもたちは思考力が高く、選挙の意味や重要性を一生懸命に考えてくれました。仕切りのある記載台に立ってみると、そのリアルさに緊張感を覚えたようです。「もぎ選挙」で各候補者の主張に賛成なのか反対なのか考え、自分の意見を持つ姿勢を学んでもらえればと思います。
体育「バレーボール」
(対象学年:小5〜)
バレーボール部の高校生と一緒に、ソフトバレーボールを使ったゲームに挑戦します。さらに、一列になって順番にトスを上げ、プレーを体験。体育館には「ナイス!」といった明るい声や拍手が響きわたり、自然にハイタッチを交わす活気あふれる空間でした。
上手にボールをトスできるように、手の形を練習する子どもたちは、バレーボールを教わる貴重な機会を存分に楽しんでいる様子でした。
Global Studies
「クイズ大会にチャレンジしよう!」
(対象学年:小3〜)
Global Studies(GS)は、海外大学や国内の難関大学の現役合格を目指す「Cultural Communication Class(CCクラス)」のオリジナル授業です。
授業体験では、日本文化のジェスチャー伝言ゲームや国名当て、クイズバトルを展開し、子どもたちがチームで点数を重ねます。クイズバトルでは「黄色の食べ物」「夏といえば」のようなお題に沿うものを、チームでアイデアを出し合いながら英語で書き出します。大きな声で答えを発表し、点数を競い合う子どもたちは元気いっぱい。「すごい!」「逆転だ!」と拍手を交えながら、終始にぎやかな様子を見せていました。
本授業を担当した川本先生(担当教科:英語)と福田先生(担当教科:社会・地歴公民)、そして参加した生徒に、授業後の感想や意識したことについてうかがいました。
川本先生
国旗を覚えている子が多いことに驚きました。小学生同士はすぐに仲良くなってくれて、大いに盛り上がりました。
福田先生
CCクラスが大切にしている「多様性」「フレンドシップ」「発信者」を、ゲームで伝えることを意識しました。司会は、CCクラスの中学2年生の生徒が務めてくれました。
生徒
小学生はみんな素直で可愛く、話を真剣に聞いてくれて、授業を楽しく進められました。積極的に話しかけてくれることも嬉しかったです。授業後に、保護者の方からもお礼の言葉をいただいて、頑張って良かったと感じました。また、小学生の想像力の豊かさには驚かされました。
パネルディスカッション
体育館で行われるパネルディスカッションでは、中学生と高校生が学校の魅力や施設を明るく紹介していました。
パネルディスカッションは入場予約のみで参加できるため、授業の予約ができなかった方も学校の雰囲気を味わえます。
授業体験に込めた想い
「授業体験 in Kugayama 2025」について、数学科主任・広報部の龍見洋子先生にうかがいました。
授業体験の目的を教えてください。
鶴貝先生
本校の魅力は、教員と生徒です。授業体験を通して、小学生が教員や生徒と交流し、入学後のイメージを持ってもらうことを目的としています。また保護者の方に、本校の雰囲気を知っていただきたいという想いもあります。
授業体験の内容はどのように企画していますか。
鶴貝先生
授業内容は、企画段階で学校側から細かく指定することは一切なく、各教員に任せています。「やるなら徹底的に全力で」という教員が多く、互いの授業を見学しては「あのアイデアはいいね」「次はもっと面白いことを」と刺激し合いながら、自発的に内容を磨き上げています。
また、お手伝いの生徒は生徒会執行部などに限定せず、全校にボランティアを呼びかけるのですが、今年は100名近くが「やりたい」と手を挙げてくれました。
教員と生徒が一体となって創り上げた授業を通して、参加してくれた小学生の「面白かった」「受けて良かった」という声を聞けるのが、何より嬉しいです。
久我山を目指すご家庭へ
受験生や保護者へのメッセージをお願いします。
鶴貝先生
本校が大切にしていることは、生徒が成長する中高6年間のプロセスの中で、何事にも全力で取り組む姿勢を持つことです。卒業するときに「久我山で良かった」と思えるような学校になるよう、我々教員も全力でサポートしていきます。
編集後記
教室を後にする小学生の笑顔からは、授業体験の充実度や楽しさが伝わりました。授業中は、保護者は教室でお子さまを見守ることもできますし、校内を見て回ることもできます。多くの在校生が参加していることから、学校の雰囲気を十分に感じられるでしょう。久我山の授業体験は、今後も継続予定です。小学1年生から参加できる授業もあるため、ぜひ来年はお子さまと一緒に参加してみてください。
イベント情報
中学校 学校説明会
2025年9月27日(土) 12:30〜13:30
2025年10月4日(土)12:30〜13:30
2025年11月1日(土)14:45~15:45
2025年11月15日(土)14:45~15:45
2025年12月14日(日)9:00~10:30(入試直前講座)
2026年1月17日(土)12:30~13:30
2026年2月21日(土)12:30~13:30(5年生以下対象中学校学校説明会)
高等学校 学校説明会
2025年9月27日(土)15:00〜15:45
2025年11月1日(土)12:30〜13:15
2025年11月15日(土)12:30〜13:15
文化祭(久我山祭)
2025年10月25日(土)・26日(日)9:00~16:00