inter-edu’s eye

インターナショナルスクールの進学は、保護者にとっては未知なことが多く、不安もあるのではないでしょうか。コロンビアインターナショナル(以下、CIS)の公開授業でも、保護者による大学進学への質問がいくつかありました。今回はCISの進路についてうかがいます。

トロント、UBCなど基本は海外大に

マクリゴット校長:CISでは、進路選択以前に、その後の人生すべてにおいて必要な学習スキルを身につけてほしいと考えています。教えてもらうといった受け身の学びではなく、自ら学び知識を更新していく、自分を時代の最先端に置き続けることができる能動的な学びのスキルです。そのうえで、高度な教育を受けることができる海外大へのチャレンジをすすめています。進路選択の幅とそのスキルの育成がCISの得意とするところです。

マクリゴット校長

フレミング先生:進学先は年度によってさまざまですが、カナダの代表的な4校(トロント大学、ブリティッシュコロンビア大学、マギル大学、マックマスター大学)が卒業生も多く人気です。他にもイギリスのオックスフォード大学、アメリカの南カルフォルニア大学などにも進学しています。また、日本の大学には外国籍の生徒が進学する傾向があります。日本の大学と言っても、英語のみで行われる講義の履修が可能な学部のある早稲田大学や慶應義塾大学など一部の大学です。

フレミング先生
CISの進路状況≫

インターナショナルスクールで進路が決まるまで

フレミング先生:海外では大学に入るのに、日本のようなペーパーテストはありません。出願時に必要なのは、学校の成績、外国語で授業を受けられるだけの語学力、エッセイなどです。エッセイは、勉強以外に社会の中でどのような有意義な活動をしてきたか、そして自分は社会においてどのような意義があるかということを簡潔に書いて提出します。以前は成績に比重がありましたが、最近では、このエッセイを求める大学は多いです。

進学先の選定

生徒たちは高1のHRあたりから本格的に、どんな大学があるのかのリサーチを始め、行きたい大学に行くためには、どのような条件、資格が必要なのかを調べます。基本的には自分でリサーチさせますが、ガイダンスの先生が受けておくべきテスト、必要な資格は高2までに受けるように指導します。また、カナダの各大学や、卒業生が進学した大学はインフォメーションに来校するので、そういったものも利用してリサーチを行います。

出願について

カナダの大学に行く場合は、本校の成績データベースがそのまま評価材料となるので、大学サイトで出願をクリックするだけで完了です。アメリカの大学も概ねこのようなシステムで出願できます。

出願から合格まで

海外の大学は出願から入学まで、国や大学によってケースバイケースです。多くの大学は、10月から1月中旬、長いと次の年の3月までが出願期間。結果は早くて3月、遅い大学は6月ですが、9月入学が多いためです。

日本の大学へ進学する場合

基本的には海外大のサポートと同じです。入試もペーパーテストはありません。生徒が行きたい大学に行かせてあげるのが私たちの役割なので、どの国への進学でも推薦書など出せるものはすべて出し、サポートしていきます。

CISから海外大を目指すメリット

マクリゴット校長:CISから海外大を目指すメリットは、どの大学に行ってもしっかりと学んでいけるだけの学習スキルがCIS卒業時に身についているという点です。そのため進学の幅は広がります。また、ボランティア活動が卒業条件にある本校は、さまざまな社会的な経験を積むことができるので、出願時に求められる経験量も心配ありません。

卒業式

日本の一般的な高校からも海外の大学には行けますが、まだまだ知識重視で、受け身の学習習慣から抜け出せず、海外で学んでいけるだけの実践的なスキルがつきにくい教育のように見受けられます。アジア圏で見ても、少々遅れていると我々は見ています。生徒のカルチャーショックも大きいのではないでしょうか。

卒業後の活躍

フレミング先生:中学入学時から国連で働きたいと語っていた生徒は、英語を話せない状態から努力し、トロント大学を優秀賞で卒業、今はオックスフォード大学で国際政治学を学んでいます。
当初は勉強に不真面目だった生徒もハワイ大学を卒業し、旅行会社で活躍していますし、例を挙げたらきりがありませんが、いずれも受け身でない、自分で気づいて変えていく学習スキルを、ここCISで培ったからではないかと、自慢したい気になりますね。

オックスフォード大学へ進学した卒業生

オックスフォード大学へ進学した卒業生

卒業生の声≫

保護者の皆さんへ

マクリゴット校長:自分の将来を見据え、人生を作っていく力がCISでは確実に身につきます。
20年以上教師を続ける私たちは、時間と努力は報われると信じ、その手ごたえを感じています。ですから、保護者の皆さまもお子さんとCISを信じて、同じ方向を向いて子どもを育てていきましょう。そうすれば、彼らは思っている以上の選択肢を自ら開拓し、歩むべき道を見つけられます。

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編集者から見たポイント

CISでは日本の地で20年、世界基準の教育を生徒と向き合ってきました。これからお子さまに本当の世界で活躍できる力を身につけさせるのであれは、ぜひCISを検討してみてはいかがでしょうか。

2018年度入試日程

課程 出願期間
一次 10月1日(日)~10月31日(火)
二次 2018年1月5日(金)~1月31日(水)
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