“自分で考える力”が伸びる!目黒日大中学校での学び

“自分で考える力”が伸びる!目黒日大中学校での学び

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2022年度、目黒日本大学中学校高等学校(以下、目黒日大)の中高一貫1期生が高校に進学しました。中学3年間にわたって1期生の担任を務めた堀敬矢先生は、今年度新たに中1となる4期生の担任を務めます。そこで今回は、堀先生と広報部主任の天野正貴先生に、3年間の総括と4期生への思いをうかがいました。

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豊富な行事で自主性と人間力を磨く

1期生と歩んだ中学3年間を振り返り、“目黒日大の教育”について堀先生と天野先生に語っていただきました。

堀先生(左)は4期生の学年主任でもあり、天野先生(右)は2期生の数学を持ち上がりで担当されています
堀先生(左)は4期生の学年主任でもあり、天野先生(右)は2期生の数学を持ち上がりで担当されています

この3年間で実感した“目黒日大中学校の教育”の特徴を教えてください。

堀先生成績だけでは計れない、生徒たちの人間力を大切に育てる教育が特徴的だと思います。特に中学校では探究学習の一環として多くの行事を実施し、主体的に活動する機会を積極的に設けています。探究学習や行事で得た学びは、必ず人前で発表させているのも本校のこだわりです。

天野先生中学3年間を行事などの経験に使えるのは、高校受験に縛られない中高一貫校ならではの魅力です。中学の間に自分の力を発揮できる場を見つけ、高校ではその長所をさらに磨いてほしいと考えています。

中1の探究テーマは「日本の伝統文化」。6月は浅草で日本文化を学び、次回は和食のマナーを学びます
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浅草では、伝統工芸である桐木目込み細工の体験や「江戸たいとう伝統工芸館」の見学を行いました
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人間力を重視した教育によって、生徒たちはどのように成長しましたか。

堀先生探究学習や行事はもちろん、普段から教員は極力口を出さないよう心がけているので、本校の生徒は“自分で考える力”がしっかりと身についています。実際に、先日行われた高1のオリエンテーションでは、1期生である内進生たちがリーダーシップを発揮し、外部生をよくまとめていました。ほかにも学校説明会の運営など、何事にも主体的に取り組む生徒が本当に多いですね。

4月に実施されるオリエンテーション合宿では、地引網体験などの共同作業を通してクラスの団結力を深めました
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団体行動でコミュニケーション力が磨かれ、クラスメイトとの友情も育まれます
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苦手を“楽しい”に変える独自のカリキュラム

目黒日大には、生徒の成長に深く関わる独自のカリキュラムが豊富に用意されています。ここでは、その一部をご紹介します。

探究学習の集大成「発表コンクール」

学年末に行われる「発表コンクール」とは、どのような取り組みなのでしょうか。

堀先生一年間にわたって取り組む探究学習のゴールとして、生徒全員が学習の成果を発表する大会です。学年ごとに全員参加で予選を行い、勝ち抜いたグループは中学生全員が見る決勝大会で発表します。自分の考えを人に伝えるスキルは社会で必ず必要になるので、本校では人前で発表することを重視し、このような機会を設けています。

「発表コンクール」を通して成長した生徒のエピソードがあれば教えてください。

堀先生中2ごろまではとても大人しかった生徒が、中3の発表コンクールで堂々と発表しているのを見て感動しました。また、ある生徒は発表コンクールがきっかけで人前で話すのが好きになり、キャスターを目指すそうです。どんなに苦手意識があっても、全員ちゃんと話せるようになるので安心してくださいね。

発表コンクールの様子をチェック ≫

身近な言葉で英語に親しむ「English HR」

「English HR」を行う目的を教えてください。

堀先生朝の貴重な15分を活かし、学びにつなげるのが狙いです。低学年はクイズ、高学年は連絡事項の伝達などを、ネイティブ教員がオールイングリッシュで行います。身近な内容を扱うので、授業とは異なる形で英語に慣れ親しむ時間となっています。

生徒たちの反応はいかがですか。

堀先生ネイティブ教員は「今日はこれをやるよ」というアナウンスから英語で話し出すので、生徒たちは最初「何を言っているの?」ってポカンとするのですが、毎週の積み重ねで英語を話す抵抗感がなくなっていきます。英語が分からない中1から皆でスタートするので苦手意識を持ちにくく、「English HR」は楽しいものという感覚が定着しているようです。

中3のある日のEnglish HRでは、各国の所作がクイズ形式で出題されました
中3のある日のEnglish HRでは、各国の所作がクイズ形式で出題されました
English HRの様子をチェック ≫

全学年で楽しく競う「計算コンテスト」

各学期に1回行われる「計算コンテスト」とは、どのような取り組みなのでしょうか。

堀先生中学校の全生徒に、複雑な四則計算の問題に挑戦してもらうコンテストです。大問1は3学年共通問題、それ以降は学年ごとのレベル別問題になっており、全生徒約300名が毎回しのぎを削っています。

「計算コンテスト」を行う目的を教えてください。

堀先生学年の枠を超えて競争することで、数学へのモチベーションを高めるきっかけになればと考えています。成績トップ10を毎回廊下に掲示するので、そこに載ったらうれしいし、11位だととても悔しいですよね。友達と切磋琢磨しながらポジティブに挑戦できるイベントの一つとして、生徒たちも毎回楽しく勝負に燃えているようです。

天野先生それに加えて、算理入試で入学した理系特化タイプの生徒たちにもスポットライトを当てたいという思いがあり、実際に優勝者を終業式で表彰しています。総合成績第1位の生徒も、各教科に特化した生徒も、プレゼン力の高い生徒もそれぞれ素晴らしい個性の持ち主なので、一人ひとりの強みを大切にしたいと常々考えています。

計算コンテストの様子をチェック ≫

先輩への憧れを胸に!元気いっぱいの4期生

目黒日大の注目度が上がるにつれて、受験生のレべルも年々上昇しています。入学してから3か月が経とうとしている4期生の様子と今後について、お聞きしました。

「生徒たちの自主性は、教師陣の想像をはるかに超えてくるんですよ」とうれしそうに話す堀先生
「生徒たちの自主性は、教師陣の想像をはるかに超えてくるんですよ」とうれしそうに話す堀先生

4期生はどのような学校生活を送っていますか。堀先生から見た4期生の様子をお聞かせください。

堀先生元気で積極的な生徒が多いです。学校説明会で主体的に運営する先輩たちの姿を見て入学してきているので、先輩たちの堂々とした姿に憧れを持ち、「自分もやりたい!」という勢いがあります。

4期生の担任として、堀先生が意識していることはありますか。

堀先生3期生までの先輩たちが人間性豊かに成長してくれているので、4期生も今回お話しした方向性で、さらにブラッシュアップしながら導いていけたらと思います。入学時のレベルは年々上がってきているので、1~3期生が作ってくれた土台をさらに広げて、進学実績でも成果を出していきたいです。

最後に、目黒日大を目指す受験生とその保護者に向けてメッセージをお願いします。

堀先生まずは一度、本校の説明会に足を運んでいただきたいです。ぜひ生徒たちに直接、学校生活について聞いてみてください。楽しく生き生きとした学校生活の雰囲気を感じていただけると思います。なぜ目黒日大が良いのか? という気持ちを大切に、頑張ってください!

天野先生受験対策という面では皆さんしっかり勉強してきますので、過去問で6〜7割正解できる学力を目指して励んでいただけたらと思います。説明会では現在、人数制限、学年制限ともに設けておりませんので、ぜひ今のうちにいらしてください。私も堀先生もお待ちしております!

4月に行われた入学式では、新入生106名が目を輝かせながら参加しました
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オリエンテーション合宿での初めての体験も、クラスメイトと一緒なら楽しく挑戦できます
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5月の体力測定では、3学年が集まり50m走や立ち幅跳びを行いました
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目黒日大中学校の学校生活をもっと詳しく ≫

編集後記

勉強に加え、経験を大切にする目黒日大の教育。成功体験も失敗体験もたくさん積めるので、保護者の方々が驚くほど生徒たちの「人間力」が高まります。生徒たちの自主性を重んじ、一人ひとりの強みをしっかり評価してくれる目黒日大なら、生徒たちは自信を持ってさまざまなことに挑戦できるのではないでしょうか。

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イベント日程

イベント名 日時 備考
第1回 学校説明会(高校) 2022年7月30日(土) 令和4年度入試振り返り、在校生プレゼン
第2回 学校公開日(中学校) 2022年8月27日(土)10:00~ 授業体験、部活動体験あり
第2回 学校説明会(中学校) 2022年9月17日(土) 入試解説

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