目黒日大はとことん受験生目線!2023年度入試を総括

目黒日大はとことん受験生目線!2023年度入試を総括

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出願者数、受験者数ともに5年連続で右肩上がりとなった目黒日本大学中学校高等学校(以下、目黒日大)。年々高まる人気のなか、押さえておきたい入試情報を広報部主任・天野正貴先生にお聞きしました。“受験生目線”で入試当日を迎えた先生方の思いや、合格者の保護者が答える受験エピソードもあわせてご紹介します。

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例年以上に高レベル!合否の鍵は過去問にあり

2023年度入試の傾向や入試当日の様子、合否を分けたポイントなどを天野先生にうかがいました。

先生方の中心となって入試や学校説明会の準備を進める天野先生
先生方の中心となって入試や学校説明会の準備を進める天野先生

今回の入試を振り返り、天野先生ご自身の感想をお聞かせください。

天野先生当日は私が直接受験生たちを迎えたのですが、受験生一人ひとりのドラマが垣間見えて思わず涙が滲みました。初日に本校を選んでくれた子や、一度不合格だったにもかかわらず再挑戦してくれる子もいて、本当は全員に合格を出したい気持ちです。入学した生徒たちが心から「この学校に入ってよかった」と思える学校にしなければ、と改めて決意しました。

当日、先生方はどのような受け入れ体制で臨みましたか。

天野先生受験生たちの熱意に応えるために、私たち教員も受験にしっかり向き合おうと万全の体制を整えました。校長からも、運営側ではなく、受験生と保護者の立場に立って「こうだったらいいな」と思う行動をしなさいと話がありました。当日は、お手洗いに行きたい受験生にサッと気づいて声をかけるなど、各教員が最善の行動を取れたと感じています。

出願者数や受験者数については、どのような傾向がありましたか。

天野先生2022年度に比べて出願者数も受験者数も増加し、合格最低点が約6割に達するなど全体的にレベルが上がりました。特に、最高点87点、合格最低点62点を記録した算理入試や、倍率5.67倍となった2月4日の最終回は、かなり高水準の闘いとなりました。理由としては、浅野中学校など、偏差値が高い学校との併願が増えたことが挙げられます。また、女子については開智日本橋学園中学校や三田国際学園中学校など国際系に強い学校との併願が増え、本校の英語教育への期待を感じました。

中学入試結果(過去5か年) ※()内は前年比

令和1年 令和2年 令和3年 令和4年 令和5年
出願者数 677名 797名
(118%)
1028名
(129%)
1165名
(113%)
1464名
(126%)
受験者数 290名 313名
(108%)
476名
(152%)
519名
(109%)
614名
(118%)
合格者数 119名 165名 165名 168名 181名
実倍率 2.44 1.98 3.01 3.24 3.39

志願者情報 ※()内は前年比

実施日 2月1日 2月2日 2月4日
AM/PM AM PM AM PM
科目 4科 算理 適性Ⅰ・Ⅱ 2科 4科 2科
出願者数 252
(137%)
220
(130%)
58
(102%)
87
(109%)
336
(139%)
509
(120%)
受験者数 158
(160%)
114
(99%)
56
(104%)
66
(138%)
192
(135%)
289
(119%)
合格者数 46
(148%)
22
(84.6%)
13
(76.5%)
7
(53.8%)
42
(95.5%)
51
(138%)
学業奨学生数 - - 2 - - 8
合格倍率 3.43 5.18 4.31 9.43 4.57 5.67

2023年度入試で合否が分かれたポイントと、今後の対策を教えてください。

天野先生6~7割の点数を手堅く取るためには、正答率の高い大問1や2の基礎問題をいかに落とさないかが重要です。今回に限らず、過去問で本校の傾向を掴めるかが合否の分かれ目といえるでしょう。夏休み前までは学校や塾の授業に集中し、夏休み中に弱点を克服した上で過去問に臨むと効果的です。過去問は学校公式サイトに載せてあり、2023年度の問題も4月頃にアップする予定なので、ぜひ活用してください。

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合格後のあたたかなケアと保護者の声をご紹介

合格後に行われる新入生登校日の内容や、保護者アンケートで寄せられた志望理由や受験エピソードの数々をご紹介します。

合格した受験生には、入学までにどのようなサポートがありますか。

天野先生入学前の3月に、新入生登校日を2回設けています。1回目は在校生や教員との交流がメインで、在校生が新入生とペアになって学内を案内するほか、入学までに取り組んでもらう英国数の宿題をお渡しします。受験後の宿題は、勉強習慣を保ったまま入学できると好評です。細かな手続きは2回目に行います。

新入生登校日には、まず保護者と新入生がそろって体育館に入り、校長からの挨拶を聞きます
新入生登校日には、まず保護者と新入生がそろって体育館に入り、校長からの挨拶を聞きます
その後、生徒は教室に移動し、教員から入学準備や学校生活などについて説明を受けます
その後、生徒は教室に移動し、教員から入学準備や学校生活などについて説明を受けます

新入生登校日には保護者アンケートを取ったとうかがいました。結果はいかがでしたか。

天野先生実は入試当日にアンケートをお願いしようと思っていたのですが、お子さんを心配しながら待っている保護者の皆さんの気持ちを考えたら、お願いするのは学校都合だなと思えてきて……。急遽取りやめ、代わりに新入生登校日にご協力をお願いしました。在学生の明るく親しみやすい雰囲気や、本校の取り組み、教師の熱意に魅力を感じたという回答を多くいただき、とても嬉しく思います。

目黒日大を受験したきっかけと時期

・娘が5年生のときに文化祭に参加し、アットホームな校風が大層気に入ったようで、塾の先生に他校をすすめられてもブレずに目黒日大を志望しました。体験型の探究学習も多く、先駆的な学習内容だったのも魅力でした。
・2年前に参加した初めての学校説明会で、楽しそうに校内を案内してくれたり、必ず挨拶をしてくれる生徒さんの姿に憧れ、受験を決めました。
・子どもが4年生のとき、塾の校長に学部の多い日大の付属校をすすめられました。日大付属校を多数見に行きましたが、天野先生や教頭、生徒さんのお人柄に惚れ、4年生からずっと第一志望でした!

ご家庭での受験エピソード

・2年前の兄の受験時に目黒日大を知り、今年度受験する娘を入れたい! と思っていました。複数の学校を見学に行った後、娘自身も「行くならここ」と言い、頑張って勉強してきました。
・子どもが5年生のとき、コロナ禍のなか文化祭を公開していただきました。その際、在校生にかわいがってもらったことが嬉しかったようで、それからずっと入学したがっていました。目黒日大の生徒さんは本当に素晴らしいです。
・大学付属校を希望するなか、文化祭に参加してから親子ともども心惹かれていました。そこからは志望校がブレることもなく勉強に専念。2月1日は合格に届かず涙を見せましたが、絶対に目黒日大生になる! と気持ちを切り替え、2日に合格をいただきました。子どもの成長を感じる受験でした。

文化祭で各団体がパフォーマンスを披露する様子。全力で取り組む在校生の姿が受験の決め手になることも多いようです
文化祭で各団体がパフォーマンスを披露する様子。全力で取り組む在校生の姿が受験の決め手になることも多いようです
多彩な学校行事とその様子 ≫

在校生のリアルな声を聞けるイベントが今後も続々

目黒日大独自のこだわりが詰まった学校説明会や学校公開日についてご紹介します。

2023年開催の学校説明会について詳しく教えてください。

天野先生本校の学校説明会の見どころは、何といっても在校生によるプレゼンです。6月24日(土)に予定している第一回学校説明会では、入学したての中1が皆さんをお迎えし、自分の入試を振り返ってプレゼンを行います。同日には高1がオーストラリア短期留学の実績報告も行うほか、入試情報をまとめたデータブックをお渡しします。9~10月開催の回は中2が授業や林間学校で学んだことを、11~12月開催の回は中3が3年間の成長実感をテーマに発表します。毎回内容が異なり、各学年の生徒の生の声も聞けるので、ぜひ年間を通してお越しください。

学校説明会では入試や学校生活について、さらに詳しい情報を得ることができます
学校説明会では入試や学校生活について、さらに詳しい情報を得ることができます

8月の学校公開日には、どのような体験ができますか。

天野先生普段の授業から体験学習、部活動まで、目黒日大での学校生活がまるっと分かります。文化祭のように好きな授業や部活動に参加でき、ミニ学校説明会も並行して開催します。各授業の枠を複数設けますので、ご希望の授業に参加しやすいと思います。説明会と同じく年齢制限はありませんので、小5以下の参加も大歓迎です。

2024年度入試への意気込みと、受験生へのメッセージをお聞かせください。

天野先生受験生の皆さんが受験直前に混乱することのないよう、丁寧な情報発信を心がけていきます。目黒日大の最大の魅力は生徒たちなので、目黒日大に興味を持っていただけましたら、ぜひ早い段階から本校の生徒を見に来てほしいです。

学校生活がイメージできる学校ブログもチェック ≫

編集後記

天野先生のお話からは、目黒日大の先生方が常に受験生目線を大切にしていることがうかがえます。受験者数が増え続けているのも、先生方の思いが受験生や保護者の皆さんに伝わっているからだと感じました。その魅力は、実際に学校を見てこそ分かるもの。ぜひ学校説明会や学校公開日に足を運び、目黒日大の魅力に触れてみてください。

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