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日本にいながらカナダの高校の卒業資格が取れる! 世界照準の英語力が身につく文杉のDDコース

inter-edu’s eye

2015年度からダブルディプロマ(DD)コースが導入された文化学園大学杉並中学・高等学校(以下、文杉)。日本とカナダの学びを同時に受けることができる画期的なプログラムが今、大きな注目を集めています。今回はDDコースを導入した狙いや背景を校長の松谷先生にインタビュー。また生徒のインタビューから実際どのような学びを行っているのかをご紹介します。

英語を自在に使って世界で活躍できる人材を

まずは、松谷茂校長にDDコースを導入した狙いや導入後の変化について聞きました。

校長 松谷 茂 先生
校長
松谷 茂
先生

DDコースを導入したきっかけを教えてください。

松谷
校長

DDコースを導入する以前からわが校では、英語に力を入れて指導してきました。さらに英語力を高めるためにどうすればよいかを模索していたときに出会ったのが、世界で注目を集めているカナダの教育でした。世界に通用する安定した英語力、学びやすい環境などカナダの教育が日本に合っていると考え、日本とカナダ両方の学びができるDDコースを始めました。

DDコースの特徴を教えてください。

松谷
校長

DDコースでは、英語によるカナダの教育と日本の教育を同時に受けていきます。そのため、通常の授業は1週間に36時間あるのですが、DDコースでは10時間多い46時間を設定しています。両方の卒業資格を取得するため勉強量は増えますが、授業自体は生徒が主体的になって活動するものが多いので集中できると思います。

海外での語学研修はありますか。

松谷
校長

高1の7月半ばから5週間、カナダで語学研修があります。現地の学校に通い社会科の単位を取得して帰国します。実際に今年の1年生が研修を終えて帰ってきたのですが、大きな成長を実感しました。中には帰国後の試験で偏差値が10上がった生徒もいました。

DDを取得することでどのような成長が期待できますか。

松谷
校長

DDコースはアクティブラーニングで、自分の意見を出して課題解決を図る授業が多いので、英語を自在に使いグローバル社会で活躍できる人材に成長できると考えています。

実際に、DDコースが始まってから文杉生に変化はありましたか。

松谷
校長

やはり英語力は確実に上がっています。現在3期生である高3生は16人なのですが、6月時点で9割以上が英検準1級を取得しています。

DDコースでの充実したスクールライフ

続いて、実際にDDコースに入学した高1のKさん、Iさんの2人にインタビュー。
コースを選んだきっかけやスクールライフについて聞きました。

DDコース 高校1年生 KさんとIさん
DDコース
高校1年生
Kさん
DDコース
高校1年生
Iさん

DDコースを選んだきっかけを教えてください。

K
さん

10歳から14歳までカナダに住んでいた経験があって、現地校でカナダの教育の良さを実感しました。帰国する前、英語に力を入れている学校を調べたときに文杉を知り、DDコースで日本でもカナダの教育が受けられると分かり選びました。

I
さん

私は8歳から12歳まで韓国に住んでいて、帰国生入試で文杉に入学しました。入学後、更に英語力を活かしたいと思い、DDコースに行くことを決めました。

毎日の学校生活はいかがですか。

K
さん

英語はもちろんですが、日本語での授業にも熱心に取り組んでいます。でも、勉強ばかりではなく、友だちと遊ぶときは楽しく過ごす。メリハリができていると感じます。

I
さん

昨年から共学になったので最初は不安でしたが、男女ともに仲がよく一緒に活動しています。

これまでの学校生活で印象に残っていることはありますか。

I
さん

この夏のカナダの語学研修です。ホームステイ先の家族と一緒行ったキャンプが楽しかったです。

K
さん

私もカナダ語学研修です。現地の先生が親身に声をかけてくれて、英語でたくさん質問できました。帰国してからも積極的に質問するようになりました。

普段の授業はいかがですか。

K
さん

熱い先生が多いです。質問に行くと分かるまで何時間でも付き合ってくれるのでありがたいです。

I
さん

生徒第一に考えてくれる先生が多いです。授業中、集中力が切れていると興味のある話題を出して息抜きをさせてくれます。生徒のことを分かってくれていると感じます。

2人にとって文杉はどのような存在ですか。

K
さん

たくさん影響を与えてくれる場所です。カナダ語学研修も楽しかったのですが、文杉での生活はまた違った魅力があります。体育祭など行事でクラスの団結力が高まり、充実した毎日を送っています。

I
さん

私にとってはなくてはならない場所です。日本の学校でカナダの教育も受けられていて、文杉に通ってよかったと実感しています。

KさんとIさん

2020年度中1生DD準備コース始動! 進化する文杉の教育

DDコース卒業生の進路 DDコースの生徒は日本とカナダの卒業資格を持つので様々な受験方法で入試を行うことが可能です

文杉では現在、高校からのDDコースのほかに、中2、3生を対象にしたDD準備コースを導入しています。一定の基準を満たし、希望した生徒を対象に、高校のDDコース入学に向けてカナダの先生から英語を学びます。さらに2020年度からは、中1生の準備コースもスタート。

文杉の一般入試の合格者から希望者を募り、選ばれた生徒が準備コースで学ぶことができます。中1で準備コースに入らなくても、英語力が認められれば中2からコースに入ることも可能です。また、中高すべての中間考査を廃止。テストや偏差値から見る評価だけではなく、思考力・表現力などの力も評価する仕組みを構築し、グローバル社会で生き抜く力を育成する方針です。

編集者から見たポイント

「知識だけではなく、表現力や仲間を大切に思いやる人間力を育てたい」と松谷校長。文杉生のインタビューでも、「明るくすぐに打ち解け合うことができる雰囲気が文杉の魅力」と話していました。世界に通用する英語を学びながら人間力を高めることのできる文杉の教育にこれからも注目です。

イベント日程

学校説明会 2019年10月12日(土) 14:00~16:00
2019年12月15日(日) 10:00~12:00
オープンスクール 2019年11月2日(土) 14:00~16:00
ICT公開授業・授業見学会 2019年11月16日(土)・21日(木) 9:00~12:00
入試説明会 2019年12月7日(日) 14:00~16:00

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:文化学園大学杉並中学・高等学校