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医学部見学から環境教育まで!獨協中高の6年間で体験できるエリート養成カリキュラム

inter-edu’s eye

男子ならではの人間教育に取り組み、創立134年目を迎えた獨協中学校・獨協高等学校(以下、獨協中高)。中高6年間を通して、人間として男子として一生涯成長できる土台を創りあげていきます。椿山荘や講談社野間記念館と共に並び建ち、文化の風を感じる目白台の地から、世界で活躍する人材を社会に輩出しています。

歴史に裏打ちされた男子教育

完全中高一貫校の男子として、中学から同じ仲間との6年間を過ごす獨協中高。これからの時代に活躍するための深い知識、教養、思考力を、さまざまな体験学習を通して身につけていきます。進学実績面でも、国公立大学や早慶をはじめとした難関大学、医学部への進学者を多数輩出。獨協中高の教育プログラムには、それらを可能にする納得の理由があるのです。

建学以来の国際理解教育

創立当時からドイツ文化と深いつながりがある獨協中高では、広く海外を見据えたグローバルな視点を持った学びを実践するために、海外研修の場を豊富に設けたり、ALT(外国語指導助手)や留学生との交流によって、貴重な体験ができる機会を数多く用意しています。

建学以来の国際理解教育

光と風を感じられる校舎

閑静な住宅街の広がる、緑や文化施設に囲まれた立地にある校舎は、正面エントランスが東京建築賞を受賞しました。体育館上の人工芝グラウンドだけでなく、中庭のグラウンドやメインアリーナ、柔道場にアーチェリー場までも備わっており、体育や部活動で活用されています。

光と風を感じられる校舎

可能性を伸ばす多彩な進路

一人ひとりの進路に合わせたサポート体制が、確実な実績を生み出しています。近年では、国公立大や早慶上理への合格はもちろんのこと、歯学部や薬学部といった進路を実現する生徒が増え、特に医学部では過去3年間で毎年40名の合格者を出しています。現代の男子に求められる確かな学力が定着する体制が整えられています。

可能性を伸ばす多彩な進路

将来の自分を思い描く職場体験・大学見学会

高校2年生インタビュー

インターエデュ(以下、エデュ):職場見学会はいかがでしたか。

R.Mくん:高1の8月に板橋区の総合病院に行きました。ぼくの家は医者の家系で現場を知っているつもりでしたが、診察だけでなく、研究やデータ処理など、たくさんの人が仕事に関わっていることを知りました。

エデュ:職場見学会ではなにを学びましたか。

R.Mくん:医師になるには勉強をするのが一番だと考えていたのですが、医療の現場に立ってからのことを考えるきっかけになりました。一流の医師になるためには、勉強とは異なる体験が必要だと感じました。

エデュ:大学見学会はどうでしたか。

R.Mくん:高1の3月に東京慈恵会医科大学と東京医科大学を見学しました。驚いたのは、教授の講演のレベルの高さです。教科書にはないものがたくさん見られて良かったのですが、臓器の標本を見せられたときは戸惑ってしまいました。

R.Mくん

ラグビー部に所属するR.Mくんの得意科目は数学で、医学部への進学を目指しています。

エデュ:両方の体験を通して得たことは何ですか。

R.Mくん:今までは、将来に対して漠然としたイメージしかなかったのですが、より具体的なものに固まったと思います。 勉強してこの大学に入れるのなら、頑張ってぜひとも挑戦してみたいと思いました。先生から「もっと高いレベルを目指せ」と声をかけてもらって、勇気をもらいました。

進路指導部長インタビュー

エデュ:職場体験の狙いを教えてください。

齋藤先生:社会貢献をするためには、まず社会を知ることが大切だと考えています。社会ではどんな職業があり、どう貢献しているのかを知る機会が職場体験です。もちろん、生徒が社会に出た時のイメージをはっきりとさせる狙いもあります。獨協中高では理系志望が多いのですが、建築系から医学系、文系では証券や外資といったように、文理のバランスを取りながら体験先を選んでいます。

エデュ:事前に体験先の学習はするのでしょうか。

齋藤先生:はい。事前学習として、職業研究はもちろん、働いている方への質問内容も考えさせます。「仕事のやりがい」について聞く生徒が多いですね。「進路を決めた理由は?」と聞く生徒もいます。

齋藤有子先生

進路指導部長の齋藤有子先生。昨年の獨協祭(学園祭)では、R.Mくんと一緒にバンドで活躍したそうです。

エデュ:大学見学会についてはいかがでしょうか。

齋藤先生:中3は獨協医科大学への見学で、大学そのものを知る活動をはじめます。授業風景やドクターヘリを見て将来へのイメージを膨らませます。高1は早稲田大学と慶応大学に出向き、大学教授による講演を聞きます。また、大学生とのディスカッションでコミュニケーションを取り、大学生生活をイメージさせることも大切にしています。高2では東大農学部・工学部(理系の研究室)を見学します。理系エリートを目指す生徒が対象です。

エデュ:こうした体験が将来へのイメージを具体化させるのですね。

齋藤先生:いろいろと体験させ、いろいろな意見も聞く機会を与えることが大切です。高2の10月には、全員参加でハワイ修学旅行を実施します。キラウェア火山の火口付近や熱帯林の中を英語のレクチャーを受けながら歩きます。近い将来、国公立大学の文系でも見学会をやってみたいですね。職場体験で学んだことを表現するプレゼンテーションの機会もつくっていきたいです。

校内から海外へ広がる獨協の環境教育

人類が他の生物との共存を推進できる学力・知力・哲学を育てる環境教育。環境先進国として知られるドイツの環境教育を手本とする取り組みは、創立時からドイツとの所縁が深い獨協中高に相応しい内容になっています。

ヘイケボタルの棲むビオトープ

太陽光発電を利用して酸素を供給し、川の流れを循環させます。CO2が発生する化石燃料を使用しないエネルギー源を利用した、獨協の環境教育のシンボルです。

ヘイケボタルの棲むビオトープ

獨協の森(鎮守の杜)

火災や天災に強い在来種樹木である40種類以上の広葉樹が、生徒たちの手によって校舎を囲むように植えられました。生徒たちと共に、ゆっくり着実に成長しています。

獨協の森(鎮守の杜)

屋上壁面緑化

わずかな土を利用しながら少ない水で野菜類を栽培する屋上菜園。緑のカーテンで建物の温度上昇を防ぎ、省エネルギー化が図られています。

屋上壁面緑化

イエローストーン サイエンスツアー

アメリカの世界自然遺産「イエローストーン」で高校1・2年生(希望者)がサイエンスキャンプを体験。恐竜の化石研究で著名なロッキー博物館の研究所も見学します。

イエローストーン サイエンスツアー

委員会活動が校外へ、海外へ!

獨協中高の環境教育の象徴であるビオトープの管理や屋上緑化を行っている「緑のネットワーク委員会」。環境教育が盛んなドイツと同様に、環境に関するさまざまな活動を行っている委員会の活動について生徒に聞きました。

元副委員長のK.Yくん(高3)は「小学生の体験授業でビオトープの話を聞き、獨協中高に入るきっかけになった」と入学のきっかけとして環境に関心があったと話します。委員会では、学校敷地内のビオトープをはじめ、獨協の森や屋上作物園を管理しています。昨年度からは新たに、箱型のビオトープを制作し、小さな自然界を再現。地域の小学校に設置し、委員会メンバーが維持管理を手伝っています。

ビオトープの維持管理

メンバーはメンテナンスだけでなく、「環境ファシリテーター」として小学生の飼育部に、生物の多様性や生態系についても講義指導。活動していく中で生徒たちは自然に対する意識を強く持つようになったそう。新委員長のS.Oくん(高2)は「箱ビオトープをまだ小学校1校にしか設置していないが、これからもっと多くの小学校に設置して環境について考えてもらいたい」と意気込みを語りました。

小学生への講義指導

校内から校外へ。そして環境への関心は世界に向けられます。獨協中高のドイツ研修旅行では、環境教育施設や学校を視察するとともに、現地の高校生宅でのホームステイを行っています。元委員長のT.Tくん(高3)には、「ドイツ研修旅行で獨協の環境教育について説明できたのが良い経験だった」と振り返ってもらいました。環境に対する先進的な取り組みを学び、自然との共生や地球環境問題について考える視点を持つことも獨協中高が進める環境教育です。今後の活動についてK.Yくんは「今よりも更に発展させながら、後輩に文化をつないでいきたい」と話しました。

緑のネットワーク委員会が動画で学校紹介!

メンバーのみなさんが、正面エントランスからビオトープ、屋上庭園までナビゲートしてくれました。学校説明会などで校舎見学をする際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

さまざまな異文化体験の数々

各学年ごとに、異文化を体験できる機会が用意されています。その中でも特徴的な海外体験を抜粋してご紹介します。

ドイツ研修旅行

中学3年生と高校1年生では、夏休みの約10日間を使って、獨協ゆかりのドイツの地で、環境教育施設や学校を視察しながら、現地でホームステイを実施。「日本語学」のあるトリア大学では、現地の学生たちと共に検討し合うプログラムが用意されており、生き方や世界観を揺るがすような、貴重な体験をします。

ドイツ研修旅行

シアトル ホームステイ

高校1年生のチャレンジは、アメリカ西海岸シアトル郊外で17日間にわたるホームステイ。現地でのアクティビティや実際に街に出て英語によるコミュニケーションを実践するだけでなく、世界的企業の方の講演や、サンフランシスコのスタンフォード大学への訪問を通して、かけがえのない出会いと体験ができます。

シアトル ホームステイ

ハワイ修学旅行

高校2年生の修学旅行先はハワイ。世界中でも稀有な自然を体験しながら、身につけた英語を駆使してコミュニケーションを実践します。キラウェアでのトレッキングの他、ハワイ大学の充実したプログラムが展開される、まさに獨協での学校生活の集大成と言える修学旅行です。

ハワイ修学旅行

編集者から見たポイント

職場体験や大学見学、環境教育など将来に必要な体験がカリキュラムに盛り込まれている獨協中高の教育。こうした体験を通して自らの道を切り開く力だけでなく、今の時代に必要な自然との共生や地球環境問題について考える力もはぐくむことができます。中高6年間でじっくり成長できるのが獨協中高の魅力と言えるでしょう。

イベント名 日時
第1回 学校説明会 10月15日(日) 10:00~12:00
プレミアム学校体験会 11月3日(金・祝) 9:00~12:00
第2回 学校説明会 11月12日(日) 13:30~15:30

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:獨協中学校・獨協高等学校