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憧れのエリート育成名門校 暁星で過ごす青春の6年間

inter-edu’s eye

1888年の創立以来、幼小中高一貫教育を実践するフランス系カトリック男子校として、歴史を重ねてきた暁星中学校・高等学校(以下、暁星)。九段下駅から徒歩5分圏内という恵まれた立地でありながらも、都心であることを忘れさせる開放的なキャンパスや、全国トップレベルのクラブ活動を数多く擁することでもその名を知られている暁星の魅力を、高校生の声を通してご紹介します。

家族のような強い絆を育むクラブ活動

水泳部メンバーの精神的支柱として2021年度部長を務め上げたSくんと、その魂を受け継ぎ2022年度部長として活躍してきたMくんのお二人から、クラブ活動で得た経験や気づきについてお話しいただきました。

高校3年生 Sくん

高校3年生 Sくん
国内大学を卒業後海外の大学に留学し、将来的には政治家として国政に携わりたいという夢を持っています

高校2年生 Mくん

高校2年生 Mくん
国家公務員や総合商社など、グローバルな社会貢献につながる仕事に就くための進学先を模索中です

お二人が所属している水泳部の活動について教えてください。

Sくん
Sくん

他校であれば外部からコーチを招聘する場合が多いようですが、暁星では練習メニューや日程など、すべての要素を生徒が主体となって決めていきます。僕が部長だった2021年はコロナ禍の最中で制約があったにもかかわらず、東京都の新人戦水泳競技大会で満足できる結果を出すことができました。こんなにもやり甲斐を感じられる役職に指名してくれた先輩方にとても感謝しています。

水泳部
Mくん
Mくん

体育系のクラブには全国的に高い知名度のサッカー部などもありますが、水泳部は気さくで明るい雰囲気のおかげなのか、多くの新入生が入部してくれて過去最大の規模になりました。部長として統率するにはコミュニケーションの取り方が大切になるので、部員との信頼関係をとても重視してきました。男子校ということもあり、お互いに本音で話し合えたと思います。

水泳部

水泳部メンバーとの関わりから学んだことを教えてください。

Sくん
Sくん

中高一貫校とはいえ、学年ごとに環境やカラーは異なります。先輩方にはその点を意識して後輩を指導してくれる優しさや、人間的な魅力を感じ続けてきました。また、そこから学ぶことも多かったように感じます。クラブ活動以外での学校生活においてもアットホームな雰囲気で助け合う文化は暁星ならではの魅力だと思います。Mくんの場合は、入学当初から熱心に練習を続けてきたので、次の部長として水泳部の未来を託すことに不安はありませんでした。高3の今となっては、残された時間を惜しみながら、暁星で過ごす一日一日を大切に過ごしています。

水泳部

厳しい練習を通して身につけたものはありますか。

Mくん
Mくん

中学生のうちから先輩方が作った練習メニューをこなしてきたおかげで、大会でも好成績を出せるようになり、苦労のなかにも楽しみがあることを知りました。大きな壁を乗り越える経験を繰り返し、少しずつ前進してきた自分自身にも誇りを持っています。私は高2の夏で引退しましたが、代々受け継いできた思いを次世代に伝えられたことに大変満足しています。メンバーと育んできた絆こそが、クラブ活動を通して得られた最も尊い宝物です。

水泳部

カトリックの教えから世界との関わりを知る独自の授業

暁星独自の学びとして外すことのできない「宗教」と「フランス語」の授業について、気になるその内容をお話しいただきました。

宗教の時間ではどのようなことを学んでいますか。

Sくん
Sくん

キリスト教の知識だけを学ぶのではなく、その精神に基づいて「社会で必要とされる教養」としてのキリスト教を学ぶ授業を受けています。カルトや出生前診断など、卒業後、大学生や社会人として向き合うであろうさまざまな社会問題について共に考え、生きる指針を皆で育む授業です。

ミサ風景
Mくん
Mくん

確かに、聖書ばかり読んでいるように思われるかもしれませんが、実際には、宗教や哲学にとどまらず、政治や経済、働き方改革など現代社会についてのさまざまな課題について深く考えるといった授業に取り組んでおり、将来を考えるうえでとても役に立っていますよ。

フランス語を学ぶ意義について考えを聞かせてください。

Sくん
Sくん

英語を学ぶことは常識ですが、真の教養を身につけるには英語以外の言語にも通じる必要があると言われています。言葉にはそれを使う人々の歴史や文化が色濃く反映されています。中学1年生から3年間フランス語を学び続けてきたことで、何となくそれが分かるようになってきました。高校からは選択科目になりますが、引き続きフランス語を履修している友人はたくさんいます。

中学受験生の参考になる!勉強とクラブ活動を両立させるポイント

中高一貫校生の一日の過ごし方には、時間に追われる中学受験生にとって役立つヒントが秘められています。受験を乗り越えた先輩の生の声を聞かせていただきました。

限られた勉強時間を有効活用した経験を教えてください。

Mくん
Mくん

水泳部の活動日は週4日、一日あたり2~3時間なので、下校時間はそれなりに遅くなるため、皆自分なりに工夫して勉強しています。僕の場合は、練習時間前のような隙間時間を逃さず、英単語などの暗記に取り組んでいます。帰宅後は、クラブ活動の緊張感が残っているうちに時間を区切って集中的に勉強します。学校生活を充実させて、オンとオフで気持ちの切り替えをすることが勉強にとってもプラスに働くと思います。

Sくんは暁星幼稚園から通い続けてきたそうですね。

Sくん
Sくん

中学から入学してくる受験生にとっては、既存のコミュニティ内で友だちを作ることに不安があるかもしれませんが、全く心配する必要はありません。先生方も中学から入学してくる生徒が抱く不安をよく理解してくれています。暁星小学校から進学する僕たちも意識してコミュニケーションを取るようにしているので、安心してください。1学期の終わりに行われる菅平での校外合宿は、仲間との親交を深めさまざまな思い出を作ることができる、楽しい行事です。

授業イメージ

未来の後輩になる中学受験生への応援メッセージをお願いします。

Sくん
Sくん

長く暁星に通っているうちに、同級生だけでなく先生・先輩・後輩を含めて200名以上の人たちと深いつながりを築いてきました。今では一生の友を得ることもでき、学校そのものが私にとっては一つの家庭のようなものだと感じています。水泳部OB部員でもある先生から授業を教わったり、卒業した先輩からお誘いを受け一緒に泳ぎに出かけたりと、特別な絆が生まれる場所が暁星です。大好きな学校に通うことができて本当に良かったな、卒業後に詰襟の制服が恋しくなるだろうな、とすでに思っているところです。

Sくん
Mくん
Mくん

小学6年生の頃は通塾で大変な思いをしていましたが、時間を作って外出したり、趣味に打ち込んで気持ちをリフレッシュしたりするように心がけていました。こうした体験は入学後の学校生活やクラブ活動にも通じるものがあります。まだ志望校選びに悩んでいるなら、文化祭や学校見学会に足を運ぶことが一番です。通学している自分の姿を想像するのも良いでしょう。クラブ活動に参加したいならば、立地や自宅からのアクセスの良さも検討してみてください。暁星は、向上心を強く抱き、医学部への進学を目指す生徒が多い環境でもあります。まずはぜひ入りたいと思える志望校を見つけてみましょう。

Mくん

編集後記

母校愛にあふれるコメントを聞かせていただいたインタビュー取材を通して感じたのは、暁星に通う「誇り」と生徒間の強い「絆」の2つのキーワードです。数々の著名人を輩出してきた暁星は、大変好調な大学進学実績を出し続けている点でも大いに注目を集めています。もしもわが子がこの学校に通えたらどのように成長できるのか、そんな憧れを持てる名門男子校の魅力をもっと知っていただきたいと思います。

2023年イベント日程

説明会などのイベント情報をご希望の方は、ホームページトップ「イベント申込」のバナーから「暁星中学2022年度入試広報情報」にアクセスしてください。

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:暁星中学・高等学校