暁星中学校・高等学校

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やりがい・楽しさ・苦労・・・どれも成長に繋がった、運動会実行委員会の活動

inter-edu’s eye

暁星中学校・高等学校(以下、暁星)では、1学期に中高6学年合同の運動会が開催されます。学年別ではなくクラス別対抗で、生徒が主体で運営されることが特長です。その中心で活躍するのが運動会実行委員。今年度の委員長(高校3年生)と次年度の委員長(高校2年生)に活動を振り返ってもらい、やりがいや楽しさ、大変だったこと、運動会の見どころなどについて、次年度への意気込みも含めてたっぷりお話しいただきました。

運動会実行委員を中心に、生徒たちでつくる運動会

H.M.くん

H.M.くん

高校3年生/運動会実行委員長。前年度広報副委員長を務めた。鉄道研究部所属。帰国生入試で中学校から入学。

S.K.くん

S.K.くん

高校2年生/次年度運動会実行委員長。広報副委員長を務める。バスケットボール部所属。中学校から入学。

運動会実行委員会の活動内容を教えてください。

H.M.くん

H.M.くん

大きく4つの課に分かれて役割分担をしています。用具の管理や当日に用具の出し入れをする用具課、競技の審判を担当する審判課、競技ごとに生徒を集めて誘導する招集課、そして競技の得点を集計する記録課です。記録課は全体を総括する本部が担当しています。今年の委員は、中学1年生から高校3年生まで総勢83名でした。

委員の皆さんはいつから活動するのですか?

S.K.くん

S.K.くん

運動会が終わった後に次年度の委員長が決まりますが、高校2年生は年度内の3学期から少しずつ動き始めます。新年度が始まる4月に中学1年生の委員が決まるので、そこから全学年での活動が始まるというスケジュールです。

委員長に就任したときはどんな気持ちでしたか?

H.M.くん

H.M.くん

僕は高校1年生から本部に入って、去年は委員長のサポート役のような立場でデータの作成や役割分担の調整などもしていたので、流れや仕組みを理解できていたことから先輩に委員長に推薦していただきました。やるからには頑張ろうと意気込んでいました。

S.K.くん

S.K.くん

僕の場合は、今年度は副委員長を任せてもらっていて、そのまま委員長に就任したので驚きはありませんでした。中学2年生から本部に入っていますが、ずっと真面目に仕事をこなしてきたことで「この人なら任せられる」と先輩に思っていただけたことで副委員長に指名されたのかなと思っています。

活気あふれる運動会全体の様子

サポート力という強みを生かし、83名の委員をまとめる力を身につけた

委員長として大切にしていたことを教えてください。

H.M.くん

H.M.くん

準備の段階では、高校3年生だけでもしっかり話し合える環境をつくって、お互い全体像が分かっている状態にすることを大切にしていました。また当日は、終了時間が15時なので、時間通りに全競技を終わらせられるよう時間管理を意識していました。

活動の中で、どのようなことにやりがいを感じましたか?

H.M.くん

H.M.くん

運動会が盛り上がっただけでなく、きちんと最後まで無事に終えられたことです。今年は炎天下での開催だったので、熱中症のリスクから途中で中止になる可能性もありました。そんな中で、放送委員や健康委員とも連携しながらスムーズに進められるように管理して、結果的にかなり時間に余裕を持った運営をすることができたのは嬉しかったです。

活動中、どんなときが一番楽しかったですか?

H.M.くん

H.M.くん

みんなと話し合っているときに「一つになれた」と感じたときです。例えば、競技の順番やテント・保護者席の位置なども見直したり、新しい競技をみんなで考えたり、いろいろな意見や提案を出し合った結果、最終的には全員が納得できる形になりました。より盛り上がる競技を目指して、競技を変更したことも印象に残っています。今年は「パン食い競走」を「借り人競走」に、2人で行う「大玉運び」を4人でリレーする「台風の目」に変更しました。

玉入れに夢中で取り組む生徒たち

委員長として苦労したことはありましたか?

H.M.くん

H.M.くん

委員数が多くて全員の動きを把握できないので、特に全校集会で運動会の説明をしたときや運動会当日に大人数の委員をまとめるのが大変でした。うまくまとめるために、委員会全体で話し合うときは課ごとに席を分けて高校3年生に下級生の出欠確認を任せたり、当日のシフトで時間通りに来ない人がいれば探して連れてきてもらったりするなど、工夫をしました。

委員長の経験を通じて成長できたと感じたことはありますか?

H.M.くん

H.M.くん

人前で話すときに緊張しなくなったことには、成長を感じました。また、話し合いの場面をうまくまとめる力が身についたと思います。意見が分かれたときは、中間点を探りながらみんなが納得できる答えを出すようにしていました。卒業後、大学に入ってより多くの人と関わるなかで、この経験を活かしていきたいと思います。

楽しく盛り上がった合戦のワンシーン

先輩たちの良いところを受け継いで、新しいことにチャレンジしたい

次年度委員長として大切にしたいことや意気込みを聞かせてください。

S.K.くん

S.K.くん

委員である僕たちは楽しい時間を提供する側なので、中学1年生~高校3年生までの生徒全員が楽しめる運動会にしたいと思います。“現状維持”はあまりやりがいがないと思うので、H.M.さんがやってきたことやこれまでの運動会の良いところを受け継いで、これまでの問題点を改善しながら、新しいチャレンジをしたいです。その結果が良くても悪くても、自分が委員長をやったという証を残したいと思っています。

当日、みんなの前で話すS.K.くん

今年度の委員長の活躍ぶりをどんな風に見ていましたか?

S.K.くん

S.K.くん

高校3年生は個性の強い人が多く、サポート能力がとても高いH.M.さんだからこそうまくまとめられたのだと思います。競技や運営に関するいろいろなデータを作ってくださっていたことにとても助けられました。それを引き継ぐ委員への気遣いも感じられたので、H.M.さんが築き上げたものを、自分たちでしっかり活かしていきたいと思います。

H.M.くんのお話を聞いて感じたことや気づいたことなどはありますか?

S.K.くん

S.K.くん

話し合いの中で常に中立の立場を取り続けるということが、委員長として大事だと思いました。僕はパッションで動くタイプで、自分の想いを先行して話しがちです。これまでは高校3年生や先生に決定権があったので、それでも良しとされていました。しかし、委員長として指揮を執る際には、より俯瞰的な目線が必要になってきます。今後はH.M.さんをお手本にし、意見が食い違うことがあれば冷静に対応したいと思います。

S.K.くんの意気込みを聞いて、H.M.くんから何かアドバイスはありますか?

H.M.くん

H.M.くん

お互い言い合うだけだと何も決まらないので、お互いの良さを考えながら調整すると良いと思います。せっかく出てきたアイデアなので、できるだけ良さを残しながらもどこを削ったらいいか、削るとしたらどこまでなら納得できるのかを考えると、発想力を活かした結論にたどり着けるはずです。コロナ禍が明けての運動会を経験している生徒が増えてきたので、どんどん新しい競技も入れてもっと盛り上がる素晴らしい運動会にしてほしいです!

S.K.くん

S.K.くん

ありがとうございます!運動会には保護者の方もたくさん見に来られますので、事故が起きないように、そして新しいことにもチャレンジして今年よりも良い運動会をつくります!

委員長として全体をまとめるH.M.くん

未来の後輩たちに伝えたい、運動会の見どころと暁星の魅力

お2人とも広報委員も着任していると伺いました。広報委員の目線から、暁星の運動会の見どころを教えてください。

H.M.くん

H.M.くん

暁星の運動会は、各学年のクラス(A組~D組)がチームになって競います。チームごとにテントが組まれるので、みんなで応援できるのが楽しく、それがきっかけで学年間の距離も縮まります。去年から応援団ができて、みんなでお揃いのTシャツを着て応援歌を歌うことで一体感も生まれました。また、不思議なことに学年ではなくチームごとに全く違う雰囲気が醸成されているところも、面白いと感じるポイントです。

S.K.くん

S.K.くん

運動会に限らずですが、文化祭も運動会も生徒中心で進めることができます。僕たちが提案することに対して、先生は最初からダメと言わずに考えてくれますし、実現しようとしてくださいます。もちろん常識的なルールはありますが、あまり縛られずにルールの中で主体的にやらせていただける、自由度の高さが魅力です。

受験生に、自分が思う暁星の良いところをアピールしてください!

H.M.くん

H.M.くん

先生との距離も生徒間の距離も近いです。高校入試がないので6年間を通して仲良くなれますし、最後には何でも言い合える仲になれるので、それを楽しみにしていてほしいです。また、中学3年生までは第二外国語としてフランス語の授業が週2回あります。簡単な日常会話程度なら話せるようになれるのも良いところです!

S.K.くん

S.K.くん

部活に本気で取り組める、充実した環境があります。グラウンドが2つあり、サッカー部は小学校のグラウンドも使えます。また、高校生の運動部員が使えるトレーニングルームもあります。学校周辺の環境も良く、皇居まわりのランニングもでき、開放的な気分で体力をつけることができるのも魅力の1つです。先生との距離が近く、なんでも相談できる関係性が築けることや、少人数ゆえの打ち解けた交友関係も心地いいと感じます。

笑顔のたえない取材風景。チャレンジしたことについて話してくれました

編集後記

お2人は中学時代から、広報委員としても活動を共にしていたということで、とても仲が良く、笑いのたえない取材でした。広報担当の川奈部先生が「教員が信頼しているのを生徒も分かってくれていて、その信頼に応えようと柔軟な発想で活動してくれる」と仰っていたのも印象的です。「今年は奇跡的な運動会だった」という先生の言葉に2人がとても喜んでいる様子を見て、生徒の成長をあたたかく見守る暁星の魅力が伝わってきました。