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中3全員でオーストラリアへ!「日本の当たり前」から飛び出す旅

inter-edu's eye

海外で英語のコミュニケーションにチャレンジしたい! 神奈川学園中学校・高等学校でなら万全なサポート体制のもと、その願いが叶います。この春、4年ぶりにオーストラリアへの海外研修が再開し、中学3年生全員が参加。生徒の皆さんは国際理解を深める「+αの学び」、異文化との出会い、そして言葉の壁を越えることを経験しました。その軌跡を振り返っていただきます。

横浜の「国際教育が光る女子校」と言えば神奈川学園

神奈川学園中学校・高等学校(以下、神奈川学園)は、横浜駅から徒歩10分と好アクセスな女子校。国語・算数・英語の3科目受験も可能で、英語が好きなお子さまは要チェックの学校です。

その魅力の一つは「国際教育」。今回ご紹介するオーストラリア研修は、総勢200名の生徒が11校に分かれて学ぶ大規模なイベント。2023年は2月末~3月上旬の日程で実施されました。留学先の生徒たちは、神奈川学園の生徒を厚く歓迎してくれたそうです! どのような日々を送ったかさっそく聞いてみましょう。

留学を経験した生徒3人
現在高校1年生のH・Sさん、A・Sさん、K・Yさん

オーストラリアで通った学校はどんなところでしたか。

H・Sさん

モートンベイカレッジというブリスベン市郊外の学校で、のどかで自然いっぱいの環境でした。授業は、スクリーンに動画などを映して進めるものが多かったです。日本のアニメが好きな生徒が多くて、そこが会話の糸口になりましたね。

A・Sさん

ゴールドコースト市のオールセインツアングリカンスクールも初対面の私に廊下で会うとニコッと微笑んでくれる生徒がいました。留学生を歓迎する雰囲気の学校です。あと、ホールやグラウンドが驚くほど大きかったです。

K・Yさん

私が通ったブリスベン市のローズヒルカレッジも日本文化に興味がある生徒がいて、「おすすめスポットは?」「旅行するならどこを周るといい?」という話をしました。星形のマークが学校のシンボルになっていて、校舎のあちこちに刻まれているのが印象的でした。

留学のようす

ホームステイの感想を教えてください。

H・Sさん

学校には神奈川学園の生徒が何人かいるけれど、ホームステイ先にはみんな一人で滞在します。緊張もしましたが、ホストファミリーはにぎやかな5人家族で、一緒に犬の散歩をしたり、映画を観たりして、どんどん打ち解けていきました。

A・Sさん

家の前に川が流れていてボートに乗って釣りに行ける家でした。ホストファミリーがビーチにも連れて行ってくださって、オーストラリアの自然を満喫できました。

K・Yさん

お子さんが4人いる家だったので、急に大家族になったようで落ち着かなかったのですが、年下の子どもたちが向こうから話しかけてくれてすぐに馴染めました。今も手紙のやりとりをしています。

ホームステイのようす

先生も一緒にオーストラリアへ!安心からチャレンジが始まる

オーストラリア研修は、学校では現地の生徒とペアで行動し、ホームステイ先では単独で滞在するプログラム。英語でのコミュニケーションにしっかり向き合うことが求められます。その一方で、神奈川学園の先生が各校に常駐。不慣れな環境での悩み相談も丁寧に受け付けてくださいます。毎日の体調や心情を聞いて、声掛けもしてくださるとのこと。万全なサポート体制のもと、自立に向けた大きな一歩を踏み出せるでしょう。

笑顔で越えた言葉の壁!授業で身につけたスキルも活かして

英語でのコミュニケーションで苦労したことを教えてください。

H・Sさん

積極的に話しかけることを目標に努力しました。学校・ホームステイ先の皆さんは留学生を歓迎するムードがあり、しっかり聞き取ろうとしてくれたし、分かりやすい話し方をしてくれました。おかげで一歩前進できたと思います。

A・Sさん

英語で話すとなると自信がどうしてもなくなってしまう場面もありました。ホストファミリーと二人きりになったときは、ちょっと沈黙が続いてしまい…でも、トークテーマが見つかると温かい雰囲気になりました。

K・Yさん

研修中は「なるべく笑顔でいよう」と心がけていました。一人でホームステイするので、海外の人と1対1で向き合う時間もあって、そのときは大げさに言うと試練でしたね。でも、笑顔があれば自然とコミュニケーションが生まれて、切り抜けられるものだなと実感しました。

ホームステイのようす
ホームステイのようす

研修の前半と後半で英語でのコミュニケーションに変化はありましたか。

H・Sさん

文章にならなくても、気持ちが伝わるように単語を並べてみようとしたのですが、最初はそれすら上手くいきませんでした。でも、だんだんと相手の表情から察することができるようになり、それから「コミュニケーションがちゃんと生まれているな」というタイミングが来ました。

A・Sさん

文法通りに話すのはやっぱり私にも難しかったです。でも、神奈川学園では英会話の授業があって、ホームステイ先の人と話すときの文例やリアクションの取り方を練習していたので、それが役に立ちました。教科書も覚えるくらい繰り返し読むので、とっさのときに使える表現が身についていましたね。

K・Yさん

すごくオープンな気持ちで人に接するようになったと思います。通っていた現地の学校で、一緒に学校生活を送ったバディーの生徒がお菓子作りに誘ってくれて…、音楽をかけて踊りながら、クッキーの生地をこねたりしました。英語への慣れももちろんですが、「言葉が通じなくても親しくはなれる」と知ったことが大きな収穫でした。

ホームステイのようす
ホームステイのようす

多様性を学ぶ教室 「日本の当たり前」を外から見てみる

英語力を磨き、ホストファミリーと接するなかで自立心も養われる神奈川学園のオーストラリア研修。さらに一歩踏み込んで、異文化に触れて気づきを得ることも目標としています。事前に、留学生の日々を綴った小説「サード・キッチン」(著者:白尾悠氏)を読み、著者の講演も聞いてきた生徒たち。人種などの多様性について考えたことを、異国の地でさらに深めてきました。

H・Sさん

オーストラリアの学校はたくさんの人種の生徒がいましたが、自然に共生していると感じました。人種や文化の違いがあっても、その壁を越えようとしたり、受け入れたりしながら、いろいろな方法で共存しているような印象を受けました。

A・Sさん

本当にたくさんのルーツを持つ生徒がいる環境でしたね。私は結局、どんな人と接するときも「個人と個人」だと気づかされました。違いがあっても、分かり合うことはできる。そう思うようになりました。

K・Yさん

オーストラリアでは料理の味付けなど、文化的な違いがありましたが、「理解はできなくても一つの価値観として受け入れてみる」ことが大切だと知りました。自分にとっての当たり前は他人にとっては、そうではない。それなら、違和感があっても触れてみることで世界が広がるのではないでしょうか。

ホームステイのようす
ホームステイのようす

オーストラリアで「高校の学びにつながる発見」

オーストラリア研修を終えて、ご自身の中で変化したと思うところを教えてください。

H・Sさん

海外の人に対するステレオタイプが薄まった感覚があります。人をカテゴライズするのは不自然だと気づけたことが、オーストラリアに行って良かったと思うことの一つです。多文化共生について学校で考えたことをちゃんと海外で確かめることができました。

A・Sさん

実は出発の前は不安で不安で行きたくないと思ってたんです。でも、海外の文化、自分にはない価値観に触れる楽しさを知って、「もっとたくさんの国に行ってみたい」という気持ちが芽生えました。

K・Yさん

オーストラリアは日本に比べて、時間がゆっくり流れているような雰囲気でした。日本はもっとゆとりが必要かも? そんなふうに考えるようになりました。神奈川学園では、社会問題について自己発信で研究に取り組む授業もあるのですが、海外を見た経験がそこで活かせそうです。

ホームステイのようす
ホームステイのようす
ホームステイのようす

編集後記

中学3年間の集大成となるオーストラリア研修。視野を広げ、自立心を養った生徒たちは高校進学後、何事にも意欲的に取り組むようになります。そして、自分の価値基準で判断することが求められる社会で活躍する土台を築くことができるでしょう!

イベント日程

学校説明会

2023年8月25日(金) 19:00~20:00
2023年9月6日(水) 11:00~12:00
2023年12月8日(金) 19:00~20:00
2024年1月13日(土) 11:00~12:00

入試説明会

2023年10月14日(土) 11:00~12:00
2023年12月2日(土) 11:00~12:00

入試問題体験会

2023年12月16日(土) 8:30~11:00

オープンキャンパス

2023年11月4日(土) 10:00~12:30

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:神奈川学園中学・高等学校