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中学6学年が集結!プレゼン発表会は「1歩を踏み出す1日」

inter-edu’s eye

目黒学院中学校・高等学校は少人数制で多くの教員が生徒を見守る指導スタイルが光る学校です。
学年の壁を越えて、先輩・後輩がともに学ぶ場面、体験活動を楽しむ場面がたくさんあるため、生徒たちは幅広い交友関係を持っています。
12月半ばには、全校生徒が一堂に会したイベント「プレゼン発表会」が開催されました。こちらでの生徒のアクティブな姿をご覧ください!

スタイリッシュな街に
温かな校風×新しい教育の学校

目黒学院中学校・高等学校(以下、目黒学院)があるのは、中目黒駅からほど近くの閑静なエリア。
恵比寿駅も徒歩圏内で、東京都以外からも通学しやすい学校です。
今回ご紹介するイベント「プレゼン発表会」では、これまで生徒が自らテーマを決めて、調査してきた成果を発表しました。
先生からアドバイスを受けながら、ICTを駆使してプレゼンテーションを用意する――まさに学校の強みが表れているイベントでした。

生徒が一堂に会して
イベント開催

当日、中学1年生から高校3年生の全員が集まり、生徒一人ひとりに発表の順番が回ってきます。
「北海道で廃線となったローカル線」「習っているダンスについて、歴史をさかのぼる」など、テーマは自由でバラエティーに富んでいました。
年度始めから各自でテーマを設定し、調べながら学習を進めてきたとのことです。7月にも同規模の発表会があり、そこでの反省も活かして発表に挑みます。

どの生徒のプレゼンテーションも要点を抑えた内容になっていて、目黒学院の指導の手厚さを物語ります。
少人数制を取っていることもプラスの効果があるようです。
先輩・後輩が顔なじみだからこそ、リラックスしながら人前に立てるのかも…。
そう感じさせるほど和気あいあいとした雰囲気に包まれていました。

目黒学院の生徒の強みは「発信力・表現力」
プレゼン発表会を終えて

イベント終了後、生徒2名にインタビュー!
当日のことだけでなく、これまでの探究学習の積み重ねについてもお聞きしました。

「プレゼン発表会」の感想をお聞かせください。

O.L.さん

なかなか自分の言いたいことをまとめるのは難しいですね。それでも過去に比べたらかなり成長できたなと思います。
スライド資料の写真と文字のバランスや、印象に残りやすい配色などを意識できるようになりました。

O.A.さん

やっぱり緊張しました。思った通りには話すことができなかった部分もあります。
でも、「自分の思っていることをみんなに伝えたい」という目標は達成できました。

O.L.さん

プレゼン発表会でプレゼンテーションをするのは高校2年生が最後なので、「今日はメモをなるべく見ないぞ」という目標を持って臨みました。
結果、「 原稿を読む」のではなく「伝える」プレゼンができたと感じています。それもこれまで経験を積んだ成果だと思います。

今回のイベントでプレゼンテーションした内容を
解説してください。

O.L.さん

古代日本で活躍した陰陽師について調べたことを発表しました。
神主さんのようなイメージを持たれがちなのですが、今で言うところのカレンダーの作成などをしていたそうです。
ちょうど博物館で展示があって、そうした仕事に興味を持ったことが題材にしたきっかけでした。

O.A.さん

中学3年生は、将来就きたい職業がテーマでした。僕が選んだのは税務事務官です。
コツコツやれそうなところが自分に向いていると思い、気になって調べました。
業務内容などを知るうちに、納税の大切さにも気づきました。
プレゼンテーションの準備をすることで社会について視野が広がるきっかけができました。

今回、発見したことを活かして
新しくやってみたいことを教えてください。

O.L.さん

広く知られる陰陽師といえば安倍晴明ですが、京都府にはゆかりのある晴明神社があります。
少し遠いですが行ってみたいなと考えています。

O.A.さん

納税の大切さをどう人に伝えていけばいいかを考えていきたいです。
将来、税務事務官になったときに住民の方に説明する機会もあるでしょう。

今回のイベントで
感じた「目黒学院の好きなところ」を
教えてください。

O.L.さん

全体的に生徒はプレゼンテーションが上手で、「目黒学院は人前で話す力が身につく環境だな」と改めて感じました。
普段の授業でも発言する機会がたくさんあるからこそ、みんなにここまでの表現力があるのだと思います。

O.A.さん

多くの情報量をコンパクトにまとめることができている生徒がほとんどでした。
みんなが発表慣れしているところは目黒学院の特徴の一つでしょう。僕もさらにやる気にさせられました。

「答えがない」だから伸びる
発信力育成に先生は全力!

近年の教育の世界では、学力という言葉の意味がだんだんと変わってきています。
暗記をする力、決まった答えを出す力ではなく、表現する力や物事に興味を持つ力が重視されるようになってきました。 目黒学院のプレゼン発表会もそうした資質を育てる機会なのです。
ここからは先生方の取り組みや教育の成果について聞いていきます。
小島陵亮先生(こじま・りょうすけ)
プレゼン発表会やその土台となる探究活動を通して、
生徒がどう成長するか教えてください。

生徒の成長はプレゼンテーションにハッキリと表れます。
中学1・2年生は台本通り忠実に発表を進めていこうという気持ちが伝わってきます。ですが、学年が上がるにつれて、言いたことを的確に伝えるにはどうしたら良いかと考えて、あえて少し崩していく生徒も見られるようになります。
低学年で型にはまった発表を経験するからこそ個性を活かした発表ができてくる感じています。

探究活動に関して、
どのように指導をしていますか。

できるだけ生徒の興味・関心に沿ってテーマを決めるので、 それぞれのテーマに対して私たち教員が知識を持つていないこともあります。 だからこそ私たち教員は素直な質問を生徒に投げかけてみたり、一緒に考えてみたりしています。 その中で、生徒があっさりと質問に答えて私たちに新しいことを教えてくれたりすることもあれば、質問に答えるために自分で調べて新たな気付きを得たりしてくれることもあるように感じます。

目黒学院の生徒が高い表現力を
身につけているのはなぜですか。

目黒学院は「全員が主役の学校」。
どの授業でも生徒全員に発言する機会があります。
また、答えのない問いについてディスカッションする場面も多いです。
そうした環境なので、自然と何かを伝える環境に慣れていきます。

プレゼン発表会・探究活動をこれまで見てきたなかで、
生徒に変化はありましたか。

自分自身で物事を調べようとする意欲が高まっているのを感じます。
プレゼン発表会がスタートしたのは「総合的な探究の時間」が教科に加わる前のことです。
長い間、目黒学院は「発信力を育てよう」という思いを持って、生徒に向き合ってきました。
その積み重ねがしっかりと成果に結びついていると思います。

体験が伴う学習が充実!
中学1年生の学校生活

最後に受験生が気になる入学後の生活について聞きました。

目黒学院に入学したら、
どんな体験が待っていますか。

中学1年生は校外学習の機会をたくさん設けています。
自然の中で活動したり、芸術に触れたり、体を動かしたり、
こうした本物に触れる体験は好奇心を育みます。

- 編集後記 -

全国の中学校・高等学校で表現力育成が目標として掲げられていますが、目黒学院は温かい雰囲気のイベントでその力を伸ばすことができます。
競い合うのではなく、生徒全体が応援し合う印象さえ受けました。きっと生徒同士のつながりが深い環境ならではの強みなのでしょう。

2024年イベント日程

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企画・編集:インターエデュ・ドットコム

提供・取材協力:目黒学院中学校・高等学校