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英語力+αで真のグローバル人材へ! 海外大への道を開く

inter-edu’s eye

聖徳学園中学・高等学校(以下、聖徳)は、英語学習に留まらない「発見に溢れたグローバル教育」を実践している人気校です。2020年度には、“海外大学志望者向けの放課後講習”もスタートし、ネイティブの先生から合格に向けた具体的な指導を受けられる環境も整いました。そこで今回は、イギリスの大学に進む卒業生をはじめ、サポートしてきた先生方にインタビュー。世界への意識が変わる聖徳に迫ります。

「海外大学進学セミナー」で大きな成長

佐々木隆祥くん
2021年3月卒業。この秋からイギリスのサセックス大学(正式名称:University of Sussex)で心理学を交えたマーケティングとマネジメントを学びます。

海外大学に行こうと思ったきっかけを教えてください。

佐々木くん高校1年生のタイミングで「勉強ができる人、スポーツが得意な人がいっぱいいる。これから生きていくうえで何かアドバンテージになるものがないと…」と思ったことがきっかけでした。

合格につながった聖徳の指導を教えてください。

佐々木くん聖徳には「海外大学進学セミナー」という講習があって、そちらでは英語力を身につけるだけでなく、海外大学の授業形式に合わせたオールイングリッシュのプログラムに挑戦しました。海外大学進学という目標をとてもリアルにイメージでき、学習にもさらに身が入るようになりました。

合格までに苦労したことは何ですか。

佐々木くんもともと、海外大学に合格できるレベルの英語力はなく、「海外大学進学セミナー」にも最初は必死でついていかなくてはいけませんでした。ですが、人に伝えたい自分の考えをしっかりと持って、毎回の講習に臨み、自宅でも英語の勉強を一日中していました。先生方はみんな応援してくれて、オンラインで個別指導も受けましたし、将来の就職についても詳しくアドバイスをもらえました。聖徳のおかげで海外への道が開けて、とても感謝しています。

マイノリティーの立場から世界を見る…
海外大進学の意気込み

大学では何を学びますか。

佐々木くん心理学を交えたマーケティングやマネジメントを学びます。消費者に訴えかけるPRなどの幅広いスキルを身につけて、将来はビジネスの世界で活躍したいです。この分野を学べる大学が日本にはあまりなかったことも海外大学を選んだ理由の一つです。

海外に行って、挑戦したいことは何ですか。

佐々木くん海外では、日本人はマイノリティーになります。そうなって初めて、さまざまな社会問題を、対岸の火事ではなく自分事として捉え直せるでしょう。大変なことはあるでしょうが、視野を広げて、新しい考え方ができるようになりたいです。そして、海外で就職する道を開けるように成長したいです。

佐々木さん

合格をゴールにしない!海外大に馴染むための特別講習

続いて、佐々木くんの合格までをサポートしたネイサン・ソマーズ先生から放課後講習「海外大学進学セミナー」についてうかがいます。

「海外大学進学セミナー」についてご紹介をお願いします。

ソマーズ先生週1回1時間半、多くの海外大学でスコアの提出が求められる検定試験IELTSの対策と、海外大学で行われる対話型の授業形式に合わせたさまざまなワークに挑戦してもらいます。もちろん、講習の時間以外にも合格に向けて全力で個別指導に当たります。

「海外大学進学セミナー」を2020年度に新しく開設した理由を教えてください。

ソマーズ先生聖徳はここ3年間にわたって、海外大学に進学する生徒が出ていて、生徒の海外志向が高まっています。もともと、生徒が希望進路に応じて選択できる講習をいろいろと開いていたのですが、海外大学志望者に特化したものをつくったという次第です。

海外大学進学セミナー

海外大学志望者を指導する上で大切にしていることは何ですか。

ソマーズ先生受験だけをゴールにするのではなく、合格後の大学生活に必要な力を育てることです。海外大学では自分自身を発信する機会がたくさんあります。IELTSの面接でも自分の考えを述べることが求められます。そこを見据えると、ただ英語を身に付けるだけでなく、考えを伝えるツールとして使いこなせるよう指導することが欠かせません。

ソマーズ先生

「海外大学進学セミナー」を通して、生徒はどのような成長を遂げますか。

ソマーズ先生英語力はもちろんですが、「自分自身の意見や考えを持とうとする意志」「心を外に向かって開いていく強さ」が育っていきます。国際ニュースを見て、自分なりに考えたことをオールイングリッシュで話し合うといった経験を積み、英語力がそこまで高くなかった生徒も大きく成長します。これからも、世界中の人とつながるための第一歩を踏み出せるように背中を押していきます。

発信に挑戦して育つ世界中へ行く海外研修

ソマーズ先生は、英語を学ぶことをゴールにせず、生徒が自分の意見や考えを持ち、発信することを大切にしています。実は、そうした教育姿勢は聖徳のグローバル教育全体の共通点です。ここからはグローバル教育部長の山名和樹先生からお話をうかがいます。

聖徳のグローバル教育の強みを教えてください。

山名先生海外研修を通して、特色豊かな国と地域を訪れ、学ぶことができるところです。中学3年生ではカナダかニュージーランドのどちらか、高校2年生ではマルタ島か台湾のどちらかへの海外研修が必修となっています。英語力や海外経験を踏まえた選択制になっているので、海外が初めてという方もご安心ください。希望制の海外研修の行き先はさまざまでアメリカ、東南アジア、アフリカなど広い国と地域におよびます。

海外研修

海外研修の学習内容を教えてください。

山名先生必修のものはホームステイしながら、現地の中高生などとの交流や課題解決型の英語学習に取り組むといったものです。希望制のものについて紹介しますと、アメリカのシリコンバレーに行くプログラムでは、生徒が世界をリードするIT企業の現場を訪問し、「世界を変えるアイデア」を投資家に向けて発表します。また、アフリカのルワンダ共和国での研修は、発展著しいアフリカの現状を見て、日本人として今後世界とどのように関われるかを考える旅となります。学習内容も非常に多彩なので、ぜひご注目ください。

ホームステイ

海外研修に関して、重視していることは何ですか。

山名先生見て、聞いて、感動するだけで終わりにしないことです。そのために、経験から気づいたことや考えたことを発信する場を設けています。海外研修では英語を実践することも大切ですが、さらに一歩踏み込んで、世界について何かを発見するチャンスをつかんでほしいです。

山名先生

生徒は海外研修を通して、どのような影響を受けますか。

山名先生現実社会について自分なりの考えを持つようになります。たとえば、日本文化を取り入れたオリジナルの商品アイデアを研修先でプレゼンテーションしたり、日本に帰ってから企業や大学などで開発途上国の現状について発信したりして、大きく成長した姿を見せてくれます。

プレゼンテーション

グローバル教育は「英語+α」
聖徳の使命感

学校内で行っているグローバル教育についてもご紹介をお願いします。

山名先生中学校では最初に発信力育成のためにICTを使った映像制作に取り組み、その後、学校がある地域の課題解決に向けたビジネスプランを考案するという流れになります。高校では、世界のさまざまな国が抱える問題について調べ、解決策を考え、実行するという内容になります。「教育環境が整わない国のために低予算でプロジェクターを制作する」など、驚くほどの発想力を発揮する生徒がたくさんいます。

ビジネスプランを考案

「海外大学進学セミナー」を通して、生徒はどのような成長を遂げますか。

山名先生ベトナムに行ったある生徒が日本語で喋りかけてくれる現地の人から影響を受けて、語学を真剣に勉強するようになったことがありました。やはり、中学生と高校生は海外経験から得るものが大人の何倍もあると思っています。「将来は国際社会で活躍したい」とお考えの方はぜひ聖徳で、中高6年間のうちに濃密な海外経験を積みましょう。皆さんが世界とつながるきっかけをつくります。

編集者からみたポイント

聖徳は国際社会で活躍できる人材の育成を使命だと考えて、グローバル教育に取り組んでいます。皆さんも聖徳の6年間を通して、社会について幅広い視野で考えることができる、本物の国際人になれるかもしれません。

イベント情報

中学

イベント 日程 内容
中学説明会 2021年8月28日 本校の教育方針や取り組みなどについて、詳しくお伝えします。
説明会終了後、校内見学・個別相談を行いますので、是非ご参加ください。
中学説明会 2021年9月25日
AO入試説明会 2021年9月25日 AO入試をご希望の方へ、AO入試説明会を実施します。サンプル問題を提示し、傾向や対策などをお伝えします。

高校

イベント 日程 内容
高校説明会 2021年8月21日 本校の教育方針や取り組みなどについて、詳しくお伝えします。
説明会終了後、校内見学・個別相談を行いますので、是非ご参加ください。
高校説明会 2021年9月4日
高校説明会 2021年9月18日 9月18日(土)19日(日)の2日間太子祭が開催される予定です。
1日目の18日(土)14:30~16:00の時間に学校説明会を実施いたします。

※新型コロナウイルス感染防止のため、60組限定、1組2名までの入場で実施いたします。
※状況によってはオンライン説明会になることもあります。詳しくは学校ホームページでご確認ください。

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:聖徳学園中学・高等学校