東洋英和女学院中学部高等部

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実行委員長、応援団長、初参加の中1生が振り返る!生徒全員が動いて創る、東洋英和の「体育祭」

inter-edu’s eye

代々木体育館に響き渡る大歓声!東洋英和女学院中学部高等部(以下、東洋英和)の体育祭は誰もが動く、”全員参加”の一大イベントです。お嬢様校のイメージがある同校ですが、生徒たちのやる気と熱気は想像以上!本年度の実行委員長と応援団長、初参加の中学1年生に、準備から当日までを振り返りながら、躍動する東洋英和の魅力を語っていただきました。

M.H.さん
中学1年生

バレーボール部所属で運動は得意。同校卒業生の長姉、高校1年に在学中の次姉と、三姉妹で英和生。姉二人が楽しそうに通学する姿を見て東洋英和に入学

H.A.さん
高校2年生 体育祭実行委員長

バスケットボール部の現部長。祖母、母、姉も同校の卒業生という「英和愛」が深い家族に囲まれて育つ

K.O.さん
高校3年生 応援団長

バスケットボール部の元部長で、昨年は体育祭実行委員長を務めた。卒業生である3歳上の姉が学校生活を楽しむ様子に影響されて、東洋英和に入学

一人も取り残さず、全員で楽しむことに全力で取り組んだ体育祭

体育祭を終えて、今の心境を聞かせてください。

H.A.さん

H.A.さん

振り返ると一瞬のようにも思えますが、とにかく濃い時間でした。今年は実行委員が40人と例年より多くて大変でしたが、みんなの意見や思いをまとめ、当日も一丸となって活動できました。

K.O.さん

K.O.さん

私も実行委員長だった去年は、あっという間でした。でも、今年は英和最後の体育祭として、楽しみつつ瞬間瞬間を心に刻むつもりで過ごしました。

M.H.さん

M.H.さん

私は、「わああ!すごい!」と圧倒されて終わりました。実は手の指を骨折していたんですが、それを忘れるくらいとても楽しかったです。

H.A.さんは体育祭実行委員長、K.O.さんは応援団長という大役を果たしました。どのような気持ちで取り組みましたか。

H.A.さん

H.A.さん

K.O.さんをはじめバスケットボール部の歴代部長が実行委員長を務めることが多く、私も「皆を引っ張る存在になりたい」と憧れていました。体育祭が大好きで高校1年生から委員をやっていたので、委員長になるからには一人も取り残さず、体育が得意でなくても楽しめるようにしようと思っていたんです。そのために、どんなことにも「すごいね」「今の良かったよ」と前向きな言葉を使うことを意識しました。

K.O.さん

K.O.さん

実行委員長が皆を引っ張るなら、応援団長の私は後ろから盛り立てる役。とはいえ、応援団の20人は、体育やダンスが好きで自ら手をあげた人たちで、リードするというより一緒に考えてつくるつもりでいました。応援ダンスの曲決めや振り付け、練習など、自分たちで全て仕切ったので、大変でしたが楽しかったです。

実行委員長として大活躍だったH.A.さん

役割として大変だったこと、苦労したことはありますか。

H.A.さん

H.A.さん

委員の過半数が初めて委員になった高校1年生で、流れを一から説明する必要があったことです。先輩が多くて発言しにくいだろうと、一人ひとりこまめに意思疎通を図りました。私だけでなく高校2年生もサポートに回ってくれたので、早い段階から一体感が生まれたように思います。

K.O.さん

K.O.さん

私が苦労したことといえば、応援団の練習は朝が早かったことくらいです。でも、みんな主体的に参加してくれました。

先輩方お二人を見て、M.H.さんはどう感じましたか。

M.H.さん

M.H.さん

全力で取り組んでいる姿が本当にかっこよくて、私も負けないくらい全力でやらなきゃと思いました。H.A.さんは実行委員長で出ずっぱりなのに、リレーのアンカーでも活躍されていてさすがです。K.O.さんも応援旗を振っているときはかっこいいのに、選手宣誓では「かわいいだけじゃダメですか?」なんて、校長先生を巻き込むパフォーマンスで笑いを取って。おかげで私たち中学1年生も緊張が一気に解けました。

応援団長による選手宣誓!(赤い法被がK.O.さん)

走る!戦う!表現する!競技者と応援者が一体となって盛り上がる

さまざまな競技がありましたが、印象に残っていることを教えてください。

H.A.さん

H.A.さん

とにかく「走ること」です。中学1年生は徒競走、他学年はクラス全員で対抗リレーと、全校生徒が走るんです。運動の得意・不得意に関係なく、全員が走ってバトンをつなぎ、誰一人欠けてもダメ。だからこそ応援にも熱が入り、クラスや学年も関係なく、ずっと誰かの名前を叫んで応援していました。

M.H.さん

M.H.さん

私も友達や先輩、姉を見つけては「がんばれ!」って叫びまくりました。逆に私が走る前に、みんなが名前を呼んでくれたようなのですが、必死すぎて気づきませんでした。

クラス対抗のリレー。大声援を背に全力で走る!
声援をおくるM.H.さん
K.O.さん

K.O.さん

1年目は頑張るだけで精一杯かも。でも、学年が上がると、もっと楽しくなるんじゃないかな。東洋英和は、部活はもちろん、中学3年生以上が希望して参加する「野尻キャンプ」など、クラスや学年を超えて親しくなれる機会がたくさんあるので、私が後輩を応援するときは、もはや親目線なんです(笑)。

H.A.さん

H.A.さん

確かに!頑張っている姿を見ると知らない子でも応援したくなりますよね。全力で応援してくださっている先生方も、きっと同じ気持ちなんだと思います。

偶然にも全員1組!クラスカラーの赤色Tシャツでテンションアップ!Tシャツのイラストは実行委員によるオリジナルでハチマキには友達のメッセージがいっぱい

他にも騎馬戦やダンスなど、東洋英和ならではの競技がありますね。

M.H.さん

M.H.さん

騎馬戦は小学校でも経験しましたが、先輩方の騎馬戦はまるで別モノ。本気のぶつかり合いはまさに「女の戦い」でした。

H.A.さん

H.A.さん

私が小学生の頃はコロナ禍だったこともあって、騎馬戦経験がなく今回が初体験。「取ったるで!」と気合十分で臨みました。戦いの最中は帽子だけを見つめ、もちろん勝ちました!

K.O.さん

K.O.さん

去年は戦略なく逃げ惑って負けたという反省から、今年はしっかり戦略を立てて臨みました。いい戦いができたので、満足しています。

見よ、この気迫!本気で勝ち負けにこだわるからこそ面白い
かっこよく、ときにはおちゃめに。アイデアを出し合った応援ダンスで魅せる!
M.H.さん

M.H.さん

来年は騎馬戦も楽しみですが、女子校らしい優雅なダンスにも憧れます。

K.O.さん

K.O.さん

高校3年生にとって「メタモルフォー」という学年ダンスは特別。“変容”や“成長”をテーマに学年全員が踊り、卒業前の集大成ともいえます。振りは各自しっかり頭に入っていましたが、全員で合わせるのは当日朝のリハを含めてたったの2回。きれいに布が広がった最後の瞬間は、「ああ、これで終わるんだ」とちょっと泣きそうになりました。

高校3年最後の全員演技。「メタモルフォー」のフィナーレに胸が熱くなる
H.A.さん

H.A.さん

来年は私たち、と思うと不思議な気持ちですが、楽しみでもあります。みんなが一体となって「受け継ぐ」という実感が徐々に湧いてくると思います。

アットホームな温かい雰囲気の中で育まれる「東洋英和らしさ」

体育祭での活動や普段の学校生活などから、「東洋英和らしさ」とはどのようなものだと思われますか。

K.O.さん

K.O.さん

私は応援団以外に召集係もやっていたのですが、係でなくても誰もが自発的に動いて手伝うし、困っている人がいたら助ける。当たり前のように「隣人愛」を発揮できることだと思います。

H.A.さん

H.A.さん

本当にそう思います。お互いが思いやることで「一体感」があって、先生も生徒も仲が良く、全員が楽しんでいる雰囲気がある。体育祭はその象徴だと思います。

K.O.さん

K.O.さん

たまに「お嬢様学校」と言われますが、「お嬢様の型」など決してないし、強いられもしない。温かい環境で「ありのまま」でいられて、それが「東洋英和らしさ」だと思います。

M.H.さん

M.H.さん

先輩たちを見て真似したい「東洋英和らしさ」は、自分のことに全力で取り組みながら、人と協力したり指示を出したりして、みんなで楽しみつつ何かを成し遂げること。私の場合は「まずは自立から!」と思いました。

それでは最後に、後輩や受験生に向けてメッセージをいただけますか。

M.H.さん

M.H.さん

かっこいい先輩や全力で向き合ってくれる先生がいて、私たちも「負けないぞ」と思わせてくれます。来年は一緒に体育祭を楽しみましょう!

H.A.さん

H.A.さん

「英和生」らしく笑顔で明るく元気に、周囲の人達と協力してがんばっていきたいですね。人を大切にすることはアットホームな空気につながり、自分らしさを大切にすることにもつながると感じています。

K.O.さん

K.O.さん

仲良くすることと同時に、がむしゃらな「勝ちへの執着」は持ち続けてほしいです。それが本気でぶつかること、楽しむことにつながるはず。そして、それができる環境をつくっている人、特に先生方に感謝の気持ちを忘れないでほしいと思います。

編集後記

インタビューの後に何げなく机や椅子を片付けたり、ちょっとしたゴミを拾って捨てたり、自発的に動いて他者を気遣う様子からも、体育祭での「みんなが動き、全力で楽しむ姿」が想像できました。行事だけでなく、日常的な学校生活の中にも、140年以上に渡って育まれてきた「敬神奉仕」の精神が受け継がれていることを改めて感じました。