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青学大推薦枠が拡大! 一人ひとりの夢を実現するオーダーメイドの進路指導

inter-edu’s eye

2019年に青山学院大学(以下、青学大)の系属校となった青山学院大学系属浦和ルーテル学院中学校・高等学校(以下、ルーテル)。以来、年々志望者数が増加しているルーテルでは、2021年度中学入試の出願者数は777人と、昨年度の594人を大幅に上回る結果となりました。また、今年度から、青学大の推薦枠が全学科各1名へと広がったこともあり、2022年度入試も人気校として注目を集めることは間違いありません。今回は、同校の学校生活の様子を生徒と先生方に語っていただきました。※撮影時のみマスクを外しています。

今の学びが未来につながる! 校長と中3生が語るルーテルの学校生活

ルーテルの学校生活の様子が気になる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、福島校長と中3生3名が座談会を開催。ここだけの本音をうかがいました。

福島宏政先生
小・中・高等学校校長福島宏政先生
岩渕杏奈さん(中3)
岩渕杏奈さん(中3)中学校からルーテルに入学所属クラブ
書道部
好きな科目
社会
勅使河原湊くん(中3)
勅使河原湊くん(中3)小学校からルーテルに入学所属クラブ
サッカー部・聖歌隊
好きな科目
聖書
岡本遥奈さん(中3)
岡本遥奈さん(中3)小学校からルーテルに入学所属クラブ(奉仕活動)
ハンドベルクワイヤー
好きな科目
英語
福島校長

まずは入学の決め手についてですが、小学校からと中学校からで少し違うと思います。それぞれどういうところが良いなと思って、ルーテルの中学校を選びましたか?

岩渕さん

塾の先生にルーテルを薦められて、いろいろ調べたら青学大の系属校になったことを知り、気になっていました。また、中学入試の前に1度スクールフェア(文化祭)を見学した際、やさしそうな先生方ばかりだったので入学したいと思いました。

スクールフェア(文化祭)
勅使河原くん

僕は小学校からルーテルで、小学生からサッカー部に所属しています。その部活の先輩がすごく仲良くしてくださったのが中学校進学の大きな理由です。中学校に上がっても、その先輩たちとサッカーをしたかったことと、先生方も昔から良くしてくださっていたのでルーテルを選びました。

岡本さん

私も小学校1年生からこの学校にいて、学校の雰囲気が好きだったので中学校にそのまま進学しました。中学校では何か新しいことを始めたいと思って、他の学校では珍しいハンドベルクワイヤーに入り、楽しく活動しているので高校もルーテルに進み、ハンドベルクワイヤーをしたいと思っています。

福島校長

今までの学校生活でルーテルの良いなと思うところを教えてください。

岩渕さん

中学校で入学したので友達ができるか不安でしたが、体育祭で一気にみんなと仲良くなれ安心しました。また、熱心に指導してくださる先生方ばかりで、授業がすごく楽しいので、そこがルーテルの良いところだと思います。

お昼の様子
勅使河原くん

小中高一貫で、みんな小さい頃から一緒にいる幼馴染のような間柄なので、男女や先輩後輩といった関係性にとらわれず、先生も含めて、みんなとても仲が良いところがルーテルの良さだと思います。

岡本さん

小学校のときから先輩後輩関係なくフレンドリーな風土があって、中学校から入ってくる子も、すごく馴染めていて毎日楽しいのが魅力だなと思います。お互いの性格を分かって尊重し合っているので、入学時期や男女問わず、みんな仲が良いです。

福島校長

楽しかった授業や、ためになった授業はありますか?

岩渕さん

ためになったと感じるのは英語の授業です。ルーテルは英語と数学はグレード別で生徒の学力にあったペースで授業をしてくれます。自分と同じようなレベルの子が大勢いてお互いに刺激し合えるとても良い環境だと実感しています。その結果、英検準2級を取得できました。

ルーテルの授業風景

ルーテルのフィールドプログラム

3つのフィールドから1つを選択 1年かけてとことん深めていきます。

フィールドS
(サイエンス)

医師やロボット作りで人の役に立ちたい!
自然観察からプログラミングまで科学に関する分野での体験が主体となります。数学検定や理科検定の取得を目指します。

フィールドA
(アーツ)

目指すは芸術家や歴史研究家!
リベラルアーツに属する芸術分野、歴史分野、文学分野など幅広い分野を学ぶことができます。世界遺産検定などの取得を目指します。

フィールドE
(イングリッシュ)

外交官や国際弁護士が夢!
海外研修や大使館訪問などグローバルに活躍できる素質を育てます。

勅使河原くん

週に1時間、自分の興味関心のある分野の学びを深める「フィールド・プログラム」という学習活動があります。僕は「フィールドA(アーツ)」を選択しているのですが、「世界遺産検定」の資格取得に挑戦したり、グループワークで遺跡を紹介する新聞をつくったりと楽しかったし、遺跡や地理にとても興味を持ちました。

岡本さん

「フィールド・プログラム」の「フィールドE(イングリッシュ)」が楽しいです。普通の英語の授業とは違って、ネイティブの先生と1対1で話す機会が多く、難しい単語や、意外と身近で使うような単語を楽しく学べます。すごくためになったなと実感しています。

福島校長

将来の夢を教えてください。

岩渕さん

今のところはまだやりたいことは見つかっていませんが、動物が好きなので獣医に興味があります。

勅使河原くん

僕は人の心や感情に興味があり、心理学を勉強して、人の役に立てるような仕事に就けたらなと思っています。

岡本さん

私は管理栄養士になってアスリートの方の栄養管理をしたいと考えています。

福島校長

岩渕さんのお話にもあったように、ルーテルは青学大の系属校になりましたが、青学大進学に関心はありますか?

岩渕さん

親が青学大をすごく良い大学だと薦めてくれているので興味はあります。動物との関わり方もいろいろとあるので、青学大の学部を自分でいろいろ調べて検討したいと思っています。

勅使河原くん

青学大には心理学科があるので、将来目指したい大学の一つとして考えています。心理学科がどのような講義をしているのか、今後調べていきたいと思います。

対談のようす
岡本さん

私はさっきも言った通りハンドベルクワイヤーの活動をしているのですが、青学大のハンドベルクワイヤーと関わることもあるので関心が芽生えました。また、駅伝などでの活躍を見ていて雰囲気が良い大学だなとの印象もあり、進学先として興味があります。

福島校長

皆さんがルーテルで伸び伸びと成長していることが伝わってきて、うれしいですね。高校からの入学者も迎えますので、さらにいろいろな個性が混じり合うことになります。互いに尊重し高め合い、本校での学生生活を楽しんでほしいと願っています。

青学大ほか、東京藝大や国公立大に現役合格! 多様な進路を叶えるオーダーメイドの進学指導

生徒一人ひとりと向き合う同校は、理系や芸術系など幅広い進学実績に定評があります。進路指導について、福島校長と中学校・高校の教頭である増田諭先生にお話をうかがいました。

エデュ

今年度から青学大の推薦枠が全学科各1名へと広がりました。青学大との連携など、今後の展望はありますか。

福島校長

各学科1名となったので、昨年度までと比べると3倍近い数に推薦枠が広がりました。生徒たちの多様な将来の夢や目標に応えられる体制が整ってきているのは、ありがたいことです。今は高大連携が中心なので、今後は中学校での連携も強化していけたらと考えています。

増田諭先生
中・高等学校教頭増田諭先生
エデュ

東京農工大学や東京藝術大学などの国公立大学や早稲田大学、GMARCHなど合格者を輩出しています。多種多様な進学指導をどのように実現されているのですか。

増田先生

本校は、小中高の垣根を超えて教員が生徒の個性について情報交換をし、一人ひとりの生徒を継続して育てていく体制が整っています。すべての教員が、一人ひとりの生徒の個性を把握しているので、その生徒の適性や才能を考慮したオーダーメイドの進路指導が可能です。1学期の間に3回、生徒との二者面談をし、その後、保護者を交えた三者面談を実施。生徒の個性や希望を尊重し、ご家庭の意向も取り入れながら指導します。
また、生徒が志望する大学入試問題を教員が解いて分析し、授業の中で出題傾向に触れた授業を展開します。受験講座や夏期講習などの志望校対策も行っていますが、塾へ行かなくても合格できるレベルの内容を授業時間内に提供できるように心がけています。
さらに、受験講座も一人でも希望者がいたら専任の教師がつき、最後まで指導します。

生徒のようす

受験生へメッセージをお願いします

福島校長

少人数ならではの生徒同士の仲の良さ、生徒と教員の距離の近さが生徒の成長にとって非常に良い影響をもたらしていると感じます。
また、生徒の才能を見いだし、少人数制で徹底して学力を伸ばし、希望の進路を実現していく本校ならではの教育を「ギフト教育」と呼んでいます。生徒の才能や個性は神様からのギフトです。そのギフトを最大限伸ばして希望進路を実現することが本校の使命だと考えます。一緒にギフトを見つけ育てましょう。お待ちしています。

編集者から見たポイント

終始、笑顔が絶えなかった座談会。他者を尊重する思いやりの心などを育み、精神面でも健やかに生徒が成長していることが言葉の端々から感じられる取材となりました。学力はもちろん人間力も向上させるルーテル。今後さらに人気校となっていくことでしょう。

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:青山学院大学系属浦和ルーテル学院中学校・高等学校