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交換留学で真の英語力を育成! 山手学院中高独自の海外プログラム

inter-edu’s eye

「世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間」を目指している山手学院中学校・高等学校(以下、山手学院)では、国際交流に力を入れています。
オーストラリア・ホームステイ、北米研修プログラムをはじめ、交換留学やUNIS(国連世界高校生会議)への生徒派遣、学校独自で交換留学を行うなど、その取り組みに注目が集まっています。今回は、実際に海外を経験した生徒と担当の先生にお話をお聞きしました。

特徴的な国際教育が光る山手学院

山手学院の多彩な海外プログラムについて、国際交流部長の永野浩樹先生に語っていただきます。

永野 浩樹 先生
国際交流部 部長 理科教諭
永野 浩樹 先生

──国際交流プログラムについて教えてください。

永野先生

中学生では、オーストラリアでホームステイを行い、高校では、カナダ・アメリアの北米研修を行った後、ホームステイ先の地域の子どもを受け入れる相互交流も行っています。ほかにも交換留学、UNISへの生徒派遣、シンガポールでのイマージョンプログラムなども行っています。

──昨年からニュージーランド中期留学(NZ留学)を始めたそうですが、どのような内容でしょうか。

永野先生

中学3年の希望者を対象に3学期の間、ニュージーランドの学校に通いホームステイを行います。英語力を向上させるだけでなく、親元から離れて3か月間生活をすることで生きる力を身につけることも目的としています。

永野先生

──NZ留学に行く前と後で生徒に変化はありましたか。

永野先生

3か月間ですので、英語がペラペラになれるとは考えていないのですが、聴く力は上がって帰ってきていますね。また、行く前に5回にわたって研修や説明会を行うので目標を持ったうえで現地に向かうようにしています。

UNISのようす

──「UNIS」とはどのようなプログラムなのでしょうか。

永野先生

世界中から高校生が集まり、国連本会議場でテーマに沿った講演を聴いたり、ディベートしたりするプログラムです。横浜市から声が掛かり本校から生徒を数名派遣しています。希望制ですが、選考会を経て派遣生徒を決めています。

──UNISを通して生徒にはどのようなことを学んでほしいですか。

永野先生

世界のトップクラスの英語を学んでほしいですし、選考会に出るために知識を深めたり、英語力を上げたりするなど自発的に学ぶ力を身につけてほしいですね。

ニュージーランド中期留学生徒インタビュー

中3の希望者を対象にしたNZ中期留学。参加しようと思ったきっかけや帰国後の変化などについて、今年1月から参加した山縣風香さん(高1)と佐久間怜央くん(高1)にお話をお聞きしました。

山縣 風香さん 佐久間 怜央くん
NZ中期留学を体験した
左:山縣 風香さん(高1)
右:佐久間 怜央くん(高1)

──NZ中期留学を終えた感想を教えてください。

山縣さん

もともと海外に興味があって参加を決めたのですが、現地ではお世話してくれるバディの子と好きな動物の話をしたり、それがきっかけで一緒に動物園に行ったり楽しく過ごせました。今もメールで交流が続いています。

佐久間くん

思ったよりあっという間でした。慣れない環境で大変でしたが、これまで日本の人以外と交流する機会がなかったので、ほかの国の子と友達になれたのがうれしかったです。ホームステイ先でもプールに行ったり、ホストファミリーの親戚の家に出かけたりしました。

山縣さん

──留学へ向けて事前準備などは行いましたか。

山縣さん

はい。ボキャブラリーがたくさんあった方がよいと思ったので単語をたくさん覚えました。

佐久間くん

僕も単語を覚えました。後は留学する際の注意点を調べました。

佐久間くん

──帰国後、英語の理解度に変化はありましたか。

山縣さん

実感できたのは洋画を観たときに字幕なしでもだいたい分かるようになったことですね。

佐久間くん

確実に英語力は上がったと思います。

──今の目標は何ですか。

山縣さん

英語は聞き取れるようになったのですが、話すのがまだまだなのでもっと英語を勉強したいですね。来年1月に現地の友達が日本に来るそうなので、そのときにはもっと英語がうまくなっていたいです。

佐久間くん

英検やTOEICにどんどん挑戦していきたいです。

UNIS(国連世界高校生会議)参加生徒インタビュー

「人工知能(AI)とそれが社会に及ぼす影響」をテーマに今年3月、国連世界高校生会議が開かれ、山手学院からは3人が参加。当時高2だった上村理緒さんに参加のきっかけや当日の経験についてお話をお聞きしました。

上村 理緒さん
UNISに参加した
上村 理緒さん(高3)

──参加を決めた理由を教えてください。

上村さん

小1から中3までマレーシアに住んでいたのですが、国籍関係なく交流することが楽しくてぜひニューヨークに行って交流したいと思い参加を決めました。

──選考はどんな内容でしたか。

上村さん

1次は英語のスピーチの動画を見て自分の考えをエッセイにまとめました。そして2次選考では、同じく英語のビデオを見たうえでプリントに聞き取った言葉を書くという聞き取りテストが行われました。最終選考は、今回のテーマである「AI」について英語でディベートを行いました。

上村さん

──上村さんは英語が得意だったのですか。

上村さん

得意というより好きですね。マレーシアにいたのですが、日本人学校に通っていたので英語が完璧に話せるわけではありません。ただ、英語を口に出すことに抵抗はなかったので、文法などを気にせず積極的にコミュニケーションをとっていました。

──UNISに参加するまで事前にどのようなことをしましたか。

上村さん

テーマである「AI」について調べたり、同じく参加者の2人の先輩と英語でディベートしたりして準備を進めました。難しいテーマだったのでまとめるのに苦労しました。

──実際に参加していかがでしたか。

上村さん

圧倒されましたね。英語力に差がありました。ほかの国は当たり前のように英語を話していました。講演の内容も専門的なものだったので、聞き取りは難しかったです。質問もいつもなら臆せず英語でできるのですが、世界中の大勢を前に間違ったらどうしようと考えてしまって手を挙げることができませんでした。

UNISのようす2

──ここでの学びを今後どのように活かしていきたいですか。

上村さん

まずは英語をもっと頑張ろうと思いました。そして将来は海外でいろいろな人と触れ合いたいなと思います。

編集者から見たポイント

英語が好きになる学校。英語を自ら進んで学ぶためには「好き」という気持ちは大切な要素になるはずです。インタビューを終えて生徒から伝わってきたのは、山手学院で英語を楽しく学んで、海外に向かっているということです。永野先生をはじめ13人の国際交流部の先生が英語を進んで学びたくなる環境を整えているから、生徒はもっと英語が学びたくなる。そんな好循環が結果的に高い進学実績につながっているのではないでしょうか。

2018年イベント日程

プログラム 日程 予約受付
中学 学校説明会 10月13日(土) 不要
中学 学校説明会 11月17日(土) 不要
中学 入試直前説明会 12月1日(土) 不要
中学 入試直前説明会 1月12日(土) 12月12日(水) 10:00~
高校 学校説明会 10月13日(土) 9月13日(木) 10:00~
高校 学校説明会 11月17日(土) 10月17日(水) 10:00~
高校 学校説明会 12月1日(土) 11月1日(木) 10:00~

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:山手学院中学校・高等学校